2014年 ドイツ、メルヘン鉄道の旅 Part29 最終版  ドレスデンからフランクフルトへ、帰国

00_Map03▲ 〝ダンプスペクタクル2014″ での撮影を終えてから今回訪問した蒸気機関車が走るナローゲージ鉄道へと乗り継いだドイツ鉄路の軌跡です。
乗車は全て昼間でしたので、車窓を堪能できました。そしてドイツはEUで一番の工業国で工場地帯を走るだろうと思っていましたが、むしろブドウ畑、麦畑や牧草地の中を走る方が圧倒的でフランスのような農業国でもあると実感しました。
蒸気機関車の走る保存・観光鉄道は旧東ドイツ側にたくさんあって今回訪問したのはごく一部で、今後が本番です。トラムが走っている町も多く楽しめます。多種の地ビールがあるのも嬉しいところです。

今回はドイツに熟知されているO銛(O氏)さんDukeさんN田さん、そして当会員の大津の86さんにご同行させていただいたおかげで何不自由なく旅を楽しめましたが、一人で行くには言葉が話せず不安があります。今後またお誘いをいただければ喜んで参りたいと思っておりますのでよろしくお願い申し上げます。
乗車区間は、GPSロガーの軌跡が途中飛んでしまって、多少間違っているかと思いますが、お許しください。

第15、16日目 6月8日、9日

① ドレスデン10:19→16:09フランクフルト
② フランクフルト16:25→16:37フランクフルト空港

9:00 ドレスデンのトラムの撮影を終えてホテルに戻りました。チェックアウト済ませて中央駅に向かいます。

01_鉄道切符02▲ ドレスデンからフランクフルト空港への切符です。大津の86さんからJAL航空券を購入する際にアドバイスをいただいたドイツでの発着空港からDBを往復利用できるRail&Flyサービスのチケットです。24時間以内での空港との鉄道運賃(往復とも)は追加料金なく購入できますので大変お得です。
インターネット予約をしますとDB予約番号がメールで送られてきますので、これを持って切符販売窓口に行きますと発券してもらえます。今回は、往路がレンタカー利用でしたので復路のみを利用しました。

01_1▲ こちらは別途追加購入した指定席券。DBには指定席また自由席専用車両はありません。空いていればどこに座っても良いのですが、5時間50分もの乗車時間です。もし満席で立つ事があると、老人には堪えます。大津の86さんのご指導の下、指定席券(4.5€=約630円)を購入しました。

26▲ 9:55 中央駅コンコースに着いて発車時刻表からホームの確認です。一番下から1つ上に表示されているのがフランクフルトまで乗車するICE2548です。3番ホームです。

2427▲ 10:00 昨日も乗車した同じホームで列車の入線を待ちます。

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▲ 10:01 始発列車だけあって早めの入線です。指定席は9号車95番

29▲ この列車はシート席にしました。2等車でリクライニングなしですが、ゆったりとしたシートです。

3534▲ 11:29 定刻にドレスデンを発車した列車は約1時間半後、高く大きな櫛形ドームに覆われた駅に着きました。1915年開業のヨーロッパ最大の頭端式ホームがあるライプツィヒ中央(Leipzig Hdf)駅です。
リューゲン島で見た同じ?単車のDCが停まっていましたが、その向こうには蒸気機関車等が見えます。

33▲ 蒸気機関車は52-5448-7号機、DCはSVT137 225 “Halle”、他にも凸型電気機関車が置いてありました。停車時間がもっとあれば見に行きたかったのですが遠くから望遠レンズ越しに見るだけで残念でした。しかし、既存のホームに置いてあるとは現役時代に返ったようで良いですね。京都駅にも梅小路に置いてあるC62等の保存車両を月替わりでもホームに展示してあれば、できれば旧型客車を連結してあれば良いのにと思いました。
こちらにライプツィヒ駅展示の詳しい記事があります。

36▲ 11:38 ライプツィヒ中央駅をスイッチバック発車して車窓を見ていますと転車台のある大きな扇形機関区が見えました。この中にも蒸気機関車が眠っていそうです。

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▲ 13:33 車窓は変わらず、麦畑や野菜畑が続いていきます。
食堂車に行って冷たいビールを買ってきました。日本のJR車販では売っていない瓶ビールです。
そういえばドイツで缶ビールを飲んだことは殆どありませんでした。ビールの本場では美味しいのは瓶ビールが常識なのでしょうね。

41_1▲ 17:00 終着駅近くで徐行が続き、約1時間近く遅れてフランクフルト中央駅に到着しました。おかげで約6時間40分のたっぷり乗車を楽しめましたが、フランクフルト空港駅へと接続する列車はもう出た後です。ドッと降りられた乗客はキャリアケースを持って空港へ向かわれる方々が多く、皆さんどうしたものかと迷っておられます。

空港までは乗車約12分です。JALのフライト時間は19:20で、今から約2時間20分はありますが、列車が来なければ着けません。次の空港行きはどのホームから発車するのか、何時発なのか? 聞くにも言葉が分かりませんので困りました。

頭端式ホームからコンコースにある時刻表を見に行こうとしましたら、構内アナウンスが流れました。何やら7番ホームと言っているようです。同じように空港に行かれるであろう待ち合い客がダッシュで動き出しました。その後を追って地下通路を行くと7番ホームへと上がられます。
42_142_2▲ ホームに上がると行先発車表示板に17:10発空港行きの表示がありました。ほっとしました。

4242_3▲ 17:06 直ぐにICE624が入線してきました。

発車は17:17と遅れ、徐行運転が続きましたが17:33には空港着。でもここからが長い、ターミナルをBUS移動してJALチェックインカウンターには18:02にたどり着きました。これで本当の一安心でした。

43▲ 18:44 ラウンジでは大津の86さんがお待ちでした。美味しい瓶ビールで乾杯、先ほどまでのバタバタをご報告しました。

③ フランクフルト 19:20→13:40 成田 16:55→18:15 伊丹

4446▲ 20:42 フライト直ぐに出た夕食です。

ビールと同じく大好きな日本酒を飲みながらゆっくりといただきます。

47▲ 22:21 雲上で見る日没です。飛行速度は930km/h、搭乗時に電源Offにしていましたので飛行距離が出ません。

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▲ 11:32 ぐっすりと就寝した後のハバロフスク上空で出た朝食です。

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▲ フランクフルト空港から成田空港までフライト時間は約11時間20分、成田でトランジットしての伊丹着でした。

Busでご自宅に向かわれる大津の86さんとは伊丹空港でお別れです。大津86さんには予定を組んでいただき、切符(パス)・ホテルの手配、また適切なアドバイスもその都度にいただきました。ドイツへはまだ2回目の訪問で何もサッパリ分からず、お世話のかけっぱなしでした。本当にお世話になりましてありがとうございました。感謝、感謝です。また次回もよろしくお願い申し上げます。

訪問記は6月25日に最初の投稿を始めてから最終稿まで約2ケ月を要しました。その間台湾、北陸、中国と旅を挟んでいましたので、途中での中断がありスムーズには進めず、ご覧いただきました皆様方にはご迷惑があったろうと深くお詫び申し上げます。またご覧いただきましてありがとうございました。

長かった15泊16日の”ドイツ、メルヘン鉄道の旅”でしたが、前半は蒸気機関車祭り〝ダンプスペクタクル2014″の追っかけ旅、後半はナローゲージ保存・観光鉄道を巡る旅と充実した毎日を楽しめました。これもご同行させていただいた皆さん方のおかげです。ありがとうございました。

いつも行く大地や東南アジア方面とは違って行くだけで1日かかる遠い所ですが、それだけに感動は多く魅了されました。1年に1度は訪れてみたいと思いました。また次回はもっと勉強してから望みたいと思います。お誘いを待っておりますのでよろしくお願い申し上げます。
”ドイツ、メルヘン鉄道の旅”をこれで終わらせていただき、溜まっています次の旅の紀行記掲載に切り替えますので、こちらの方もご覧いただければ幸いです。よろしくお願い申し上げます。
次の旅日記は、『 2014年 絶景の台湾鉄路 夏の旅』です。こちらからご覧いただけます。

2014年 ドイツ、メルヘン鉄道の旅 Part29 最終版  ドレスデンからフランクフルトへ、帰国」への1件のフィードバック

  1. ぶんしゅう様
    こちらこそお世話になると同時に、アングルの取りかた、撮影のポイントなどいろいろ教えて頂き、大変勉強になりました。旅行中、とにかくまめに動いて写真を撮られ、何でも見て、聞いてやろうという旺盛な好奇心に感服いたしました。また、投稿された記事を拝見して、あれはそうだったのかと、初めて知ったことも多々あり、毎回のレポートも楽しみでした。ありがとうございました。
    ドイツに限らず、ヨーロッパにはまだまだ行きたい所がいっぱいあります。是非、また御一緒させていただければと思います。

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