今まで行ったクローバー会のツアー、みんなで共有した“青い瞬間”を続けます。つぎは、2019年10月の天竜浜名湖鉄道です。この日も快晴で、西鹿島駅で集合のあと、乗車会、天竜二俣区の見学などを楽しみ、最後は、宿泊地の最寄り駅、気賀までの列車の旅となりました。▲今回の宿泊地の最寄り駅、気賀を出発する天竜浜名湖鉄道の列車。駅には、NHK大河ドラマ「おんな城主直虎」ゆかりの地として、井伊家の紋を入れた赤い幕が張られていて、アクセントになっている。残念ながらBlue Momentの時間帯は、列車と絡めて撮ることはできなかったが、快晴のこの日は、列車に乗りながら、明から暗への世界をみんなで体験できた。
投稿者「総本家青信号特派員」のアーカイブ
青い瞬間(とき) -Blue Momentを追いかけて-13-
秋のイベント「上田電鉄ツアー」も明後に近づいて来ました。楽しみにしていますが、クローバー会では、今まで、みんなで、いろいろなところへ行き、思い出をつくることができました。ここでは、みんなで共有したBlue Momentを紹介していきたいと思います。今回は、2018年5月に行った明知鉄道です。ぶんしゅうさんのお世話で、国民宿舎の「恵那山荘」で一泊しましたが、快晴に恵まれ、新緑のまぶしい二日間となりました。
青い瞬間(とき) -Blue Momentを追いかけて-12-
関西の蒸機を巡る ~小浜線~ ③
保護中: 秋の鉄道イベント 続々 ④
保護中: 秋の鉄道イベント 続々 ③
保護中: 秋の鉄道イベント 続々 ②
関西の蒸機を巡る ~小浜線~ ②
小浜線は、京都からは直線距離では、それほどでもないものの、アクセスは良くありません。どちら側から列車で入るにしても、遠回りを強いられて、着くのは昼ごろになります。走っているのも汎用機のC58では、訪問の優先順位は低くなります。近くの舞鶴線、宮津線も、よく似た路線ですか、そちらは、D51やC57、9600が見られるとあって、よく撮影に訪れたのとは対照的でした。
アクセスの悪さを救うために一計を案じたのが、夜行列車の利用でした。当時、北陸本線には、まだ大阪~新潟の夜行の鈍行が走っていました。京都23:48発、敦賀には深夜の1:37着、待合室で仮眠して、敦賀4:50の始発に乗れば、5時過ぎには撮影地に到着ができて、まるまる1日を有効に使うことができたのです。▲前稿のなかで、「十村に来たのは、あるミッションがあって」と記した。私が行く直前、仲間のI原さん、T田君が、小浜線を訪れていたのだった。彼らが目指したのが、この十村の近くの小高い山の上の神社で、“十村はエエでぇ”と吹き込まれていたのだった。聞いたままに、くだんの山に登ってみた。なるほど! 素晴らしい展望ではないか。敦賀方からの線路がずっと見渡せて、右に見える十村駅の到着も見える。二人が言うのは間違いなかった(以下、昭和46年8月)。
秋の鉄道イベント 続々 ①
関西の蒸機を巡る ~小浜線~ ①
新ネタも“デジ青”に載せながら、カビの生えたネタも仕入れて変化をつける。これが、高齢趣味者の定めと自覚し、色ものはしばらく休んで、蒸機ネタと参ります。以前、本欄で九州、北海道の機関区別の蒸機をお伝えしました。「本州はないんかいな」との声も聞きます。もちろん撮っていますよ。ただ機関区別に見ても、本州は、結構蒸機の運用範囲が広くて、まとまりを欠きますし、地域的なムラもあります。そこで、線区別に見ていくこととしました。
約50年前、日帰りでも行ける関西地方にも多くの蒸機線区がありました。それらを、順に紹介していきます。最初は、敦賀と東舞鶴を結ぶ「小浜線」です。その小浜線、ことしは全通100周年に当たります。先日は、丹鉄の「くろまつ」が初めて小浜線に乗り入れしたと聞きます。また「駅メモ!」とか言う、ワケの分からないキャラクターが出てくるキャンペーンが行われているのですが、高齢者には、何のことかサッパリ分かりません。▲昭和46年8月17日、小浜線を訪れた際の行程を撮影順に載せて行く。敦賀から始発列車に乗って、5:09に美浜に到着。駅で仮眠ののち、東美浜寄りに歩いて、敦賀発の922レを撮影、この列車、西舞鶴、綾部経由で終着は京都。C58 212[敦一]の牽引。補助灯が、前照灯並みの大きさ。
青い瞬間(とき) -Blue Momentを追いかけて-11-
青い瞬間(とき) -Blue Momentを追いかけて-10-
最近、Blue Momentを求めて、足繁く(と言っても年に2、3回)通っているのが、阪堺電軌です。通い始めてからは、ずいぶんが経ちました。最初のころは、故・沖中さんに教えられて、初詣の大輸送を記録するため、正月二日目の住吉詣でが恒例になったり、典型的な大阪の下町商店街と交差する北天下茶屋へもよく通いました。最近は、上町線、阪堺線の乗客の差が大きくなり、日中20数分ヘッドの阪堺線より、6分ヘッドの上町線のほうが、明らかにBlue Momentの遭遇率が高く、夕方から出かけることが多くなりました。▲最近のお気に入りは「北畠」付近、両側に低い家並みが続き、道路の真ん中を電車が走る。かつての“市電”そのものの情景のなかで、夕暮れを迎えた。
保護中: “デジ青” 少しずつ改良しています
青い瞬間(とき) -Blue Momentを追いかけて -9-
路線の長い近鉄のこと、一瞬だけのBlue Momentを、全区間で撮るの容易なことではありません。幸い、住まいに近い近鉄京都線、橿原線、それに接続する吉野線も含めて、ほぼ南北に路線が走っています。真横から、夕景から始まる、ドラマチックな光景を求めるには、恰好な路線と言えます。例によって、車両を空で抜ける鉄橋を探し出して、何ヵ所かを回りました。▲電車シルエットのBlue Momentの場合、下回りが隠れないことは必須だが、もうひとつ、ブラインドが降りていないことも条件だ。ひとつでもブラインドが下りていると興ざめだ。季節的なこともあるが、日中から走り続けている電車ではまず無理で、夕方ラッシュ時に出庫して走り始める電車の運用を狙うと、案外、ブラインドゼロの確率が高い。