あの日あの頃 ほぼ同月同日に還る ~19~

2008年7月20日 福知山へ けったいな電車を見に行く

18きっぷを使って福知山線経由で福知山へ向かった。着くと向かい側ホームには、さっそく、“けったいな電車”が。クモハ113-3819

JR発足時、列車の増発と引きかえに、短編成化が推進され、特急から通勤電車まで、中間車を先頭車化する改造が各社で行われました。ブロック接合などの新しい工法の導入で、一見、違和感もなく、先頭車化された車両もありますが、なかには、ずいぶん“けったいな”先頭車も多数出現しました。その典型は、寝台座席特急583系を、切妻の先頭車にした、“食パン電車”こと715系でしょうか。福知山線、山陰本線の電車を受け持つ福知山電車区にも、個性的な先頭車が多く出現しました。

近郊型の113・115系が、本線から地方線区へ転用される際には、短編成・ワンマン化の改造を受けることになる。そこで中間電動車のモハ113の前位妻を改造、非貫通運転台を造り、クモハ113の改造番代とした。 上川口~福知山

クモハ113には、さまざまな改造車があるが、今回の車両は切妻改造の3800番代に当たり、クモハ113-3801、3810~3816、3819の9両が2000年に吹田工場製で改造された。クモハ113-3801+クモハ112-3804 ▲▲ユニット相手となるクモハ112-3804は、至極まっとうなスタイル。

付番は、113系の元番号に3000をプラスし、クモハ113+クモハ112の各3800番代の2両ユニットを組み、N1~N9の9編成があった。上川口~福知山クモハ113-3813+クモハ112-3813のN8編成 篠山口N1編成のクモハ113-3819 最大の特徴は窓下部の黄色の補強板で、標識灯を避けるため、逆凸型となった。左はクモハ115-6510のR1編成。福知山可能な限り改造費を軽減するため、種車の鋼体を利用、運転台機器も廃車発生品を利用した。種車の経年も高く、もともと長期の使用は見込んでおらず、2008年に廃車されてしまった。N4編成 クモハ113-3816 上川口

戻りに乗車したN4編成の運転室、中から見る限りでは、まっとうな運転室、▲▲運転室に掲げられた車番 「クモハ113-3816」とあり、その下に「旧番号モハ113-816 吹田工場 平成12年改造」と書かれている。

 

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