さて、正月も3日になりますと、足は、自然と阪堺電車の住吉鳥居前へと向かいます。正月の臨時ダイヤで大増発された電車と、初詣客を絡めて撮るのです。去年と同じ撮り始めとなりました。
かつては乙訓老人が、住吉詣でを正月の日課にされていたことは有名な話です。今は、体力・気力の衰えから自重されているようですが、現地へ行けば、老人の気持ちはよく理解できます。
とにかく次から次と電車がやってきて、路面電車ファンでなくても、圧倒されます。初詣客もついつい写しています。
電車はどれも満員、普段は車ばかりに乗っている家族連れや若者も、初詣ばかりは、路面電車に乗り込みます。路面電車がこれほどまぶしく、頼もしく思えるのも、正月の阪堺電車ならではです。
▲定期的に一般運用に就く電車としては日本最古と言われるモ161形も大活躍。リバイバルカラー、雲形カラーなど、さまざまな塗色も楽しめる。
▲住吉交差点に立つと、四方から次つぎに電車が来る。豪快なクロッシング音を響かせて、昭和初期生まれの古豪が行き交う。今年は阪堺百周年の年でもある。
▲車内に注目のポスターが。今月15日から、阪堺は全線200円に値下げされる。現在は、大阪市内、堺市内のみ乗車が200円、両市をまたがると(大和川を越えると)290円だが、特に堺市内での乗客減が著しく、堺市の支援を受けて、値下げされることになった。昨年12月には、通勤定期も値下げされており、このデフレ化現象、乗客増につながるのか注目である。
あけましておめでとうございます。
私も2日に住吉大社初詣輸送を撮影しておりました。総本家青信号特派員様も述べられておられますように数珠つなぎになって大量の乗客を運ぶ様子は公共交通機関として路面電車の役割を大いに発揮しているようでした。普段は大和川の車庫で寝ている旧型車が続々とやってくるのも壮観で、まさに撮りまくる状態でした。せっかく来たのだからお参りもと思いましたが、太鼓橋の手前から入場制限がかかっていて諦めました。
ブギウギさま
コメントありがとうございます。
前日に行かれていたのですか。確かに多くの撮影者を集めていましたね。私も何人かの知人にあいました。
私も境内の太鼓橋からの撮影も狙っていましたが、近づくことすらできないほどの混雑で、早々と撮影をあきらめ、屋台でイカ焼きを食ってから帰りました。
行きも帰りも阪堺線に乗りましたが、沿線はいい撮影地が続きます。また、混雑が収まったら、再訪したいと思っています。