本日、行って来ました。思えば、乙訓の老人さんからの“正月の教え”を引き継ぎ、阪堺線住吉大社前の初詣を撮り始めてから、10年が経過しました。行かなかった年もあるものの、やっぱり正月は、“すみよっさん”へ足が向きます。電車はつぎつぎやって来ても、どれも超満員、正月三が日限定とはいえ、日本の路面電車では最大の輸送量でしょう。老いも若きも、男も女も、金持ちもそうで無い人間も、なんの区別もなく、平等にひとつの電車に乗ります。“鉄道って、エエもんや”としみじみ思う正月でした。
▲天王寺駅前~我孫子道は4分間隔の大増発、住吉大社前の臨時電停には、間断なく電車がやって来る。
▲いつもは南海で直接、住吉まで行くが、今回は天王寺駅前から阪堺線に乗った。ちょうど現役最古の電車、161形で、後部の窓から、あべのハルカスをバックに行き交う電車を写す。
▲車内から見た住吉大社前の輻輳ぶり、いつもは、住吉、住吉鳥居前の2ヵ所の停留場があるが、統合して、臨時の停留場を設置している。▲グリーンの金太郎塗りの505号と、最近、同様に塗り分けられた166号が行き交う。▲住吉大社前に到着する。今年は、ちょっと口下手な“DJポリス”も出て、人出の整理。▲最近、昭和40年代の青雲塗装に復刻された164号。この161形は、現在、4両が現役だが、冷房が無くても、冬場は大丈夫なため、本日は全車営業中。▲夕景をどこで撮ろうかと迷ったが、やはり定番の神ノ木で。カーブの向こうから電車が駆け上がって来る。▲ほんの少しの夕焼けを、カメラの設定を目一杯いじって、何とか表現。
やっぱり初詣は「住吉さん」ですね、大阪に居る時は初詣といえば「橿原神宮」「三輪さん」「住吉さん」のいずれかでした。ところが最近の初詣は近くの「美旗神社」で済ませる(?)ことが多く、住吉大社はもっぱら阪堺の撮影ポイントとなっています。阪堺は新旧取り混ぜた車両が走り回って興味深い路線ですね、本当に大阪の下町に溶け込んでいます、旧型の161型でも何ら違和感なくハルカスとも似合っています。昭和3年製造ですがよく頑張っていると思います。添付はモ168が青雲塗装(2013年)の時の銘板です、時代を感じます。
WAKUHIROさま
コメント、ありがとうございます。そうですね、私も住吉大社はお詣りの対象では無く、100%撮影の対象でした。いつぞや、せっかくと思って、境内の太鼓橋までは行ったのですが、それからは、順番待ちの長い行列が出来ていて、そこで諦めて引き返し、撮影を再開しました。
モ161の昭和3年の製造銘板、見せていただきました。ちょうど90年になるのですね。それを記念するヘッドマークも掲げられていました。こうなったら、百年は現役で生き続けて欲しいです。