今年も新聞ネタで失礼します

デジ青読者の皆様、本年も中国新聞の記事引用で手抜き投稿致しますのでよろしくお願い致します。中国新聞では「鉄路のあす」という、不定期ですが連載取材が続いています。三江線廃止以来、県北の人たちの関心が高いのかもしれません。昨年末には2022年の総括記事が載りました。

令和4年12月20日 中国新聞朝刊

そして年が改まった元旦の紙面には、全面を使った特集記事が載りました。25面全面を5分割でスキャンしてご紹介します。紙面サイズがバラバラで読みにくいかもしれませんがご容赦を。

令和5年1月1日 中国新聞朝刊 左上

同紙 左中

同紙 左下

同紙 右上

同紙 右下

広島から宍道までの鉄道旅の紹介記事です。かつての準急「ちどり」号のルートです。今では広島・松江間は高速バスが3時間15分で結んでいます。陰陽連絡で鉄道が機能しているのは、伯備線だけでしょう。そういう意味では中国地方のローカル線は極端なことを言えば、高校生と高齢者、そして青春切符を手にした乗り鉄たちのために走っていると言っても過言ではないでしょう。スイッチバックのイラストの左端の囲み記事に、木次線スイッチバック区間は冬期運休中で運転再開は1月中旬とのお断りがあります。全国のJRで除雪をせず、計画的に冬期運休しているのは唯一この区間だけだと思います。積雪状況によっては3月頃まで運休の年もあります。言い換えれば、地元の利用者にとっては長期運休であっても、各自代替手段で何とか生活が維持できているということになります。過疎地帯の鉄道が存続できないのは北海道各地の支線が物語っています。三段スイッチバックは貴重な鉄道遺産として残したい区間ですが、例えば備後落合・出雲横田間は別会社として観光鉄道化し、頻繁に列車を走らせ、三井野原スキー場にはリゾートホテルを設け、冬季にはしっかりと除雪車を走らせて観光列車を冬季も運行して集客を図るというような大規模投資を行わない限り、自治体補助金頼みの小手先の手段では存続できないのではと思います。そして鉄道を維持・運営するのは鉄道好きのボランティアや元気な高齢者、そして田舎暮らしを希望して移住してきた人たちという風にはならないものでしょうか。

木次線に限らず、芸備線三次以東、福塩北線も同様です。今年1年各線区の動向を注視してゆきたいと思っています。

 

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