朝5時に起きて真っ先にロビーへ行きました。そして地元新聞の東奥日報を広げて「高さ7㍍からの桜360°」を見ました。
実は昨日芦野公園で撮影中に興味深いものを見てしまい、列車が来る間に東奥日報のカメラマンに製作した経緯等をお聞きしていました。
興味深いものは長~い高さ7mもある三脚です。この三脚は写真スタジオでよく使用されています米Mabfrotto製のライトスタンドを屋外用に組み合わせを変えたものです。中々よく考えたものですね。
雲台の上には軽いNikonD5200が取り付けられています。三脚を上に伸ばして7m上から俯瞰で桜を撮ろうとの企画でどんな光景が写っていたのかと楽しみにしていました。
シャッターはWifiを使ってシャッターを切りますが、花見客の多く皆さんはスマホを持っておられます。電波が飛び交い混線になってしまうそうで、中々上手くいかないと苦労をしておられました。
掲載された写真はそんな苦労もあって満開の桜の下、発車していく走れメロス号が写っています。新しいアングルの発見でした。
しかし、関西でこれをやったら「倒れたらどうする。危険だ!」と目の色変えて職員が走ってくると思いますが、架線もないたまにしか走らないこの鉄道沿線ですので”倒れないように気を付けて撮ってね”程度で許されるのでしょうね。
▲ 6:15 宿のおばさんは「もう起きておられるなら朝食は早くしましょう。」と、ロビーに運んでくださいました。一般的な朝食ですが美味しくいただきました。
▲ 7:03 大沢内~深郷田のオーバークロスで五所川原からの1番列車53レを撮ります。
▲ 今日の津軽富士ですが、ご覧のとおり薄らと見える程度です。残念ですが滞在3日間はバックに入れて撮れずじまいとなりました。
今日の7:10の温度は14℃、寒い日もあるだろうと耐寒用にダウンやセーターも持ってきましたが、連日とも好天で快適な天候が続き邪魔ものでした。
▲ 7:25 川倉~芦野公園、10‰の上り勾配築堤を行くDC2連(21-103+101)の五所川原行きの4レ。
津軽富士が見えたなら入れて撮れる撮影ポイントもあるのですがこれでしか撮れません。田んぼが広がっていますので水張り時期は良いでしょうね。
▲ 7:43 昆沙門~津軽飯詰 撮っていなかった津軽飯詰側からのショットです。
▲ 8:03 2日間とも観光客多しで撮れなかった芦野公園ホーム撮りです。それでもどこからかニワカさんが登場しました。DCは津軽中里~金木を往復する区間運転の202レ(休日運休)、通学列車なのでしょうね。
▲ 8:15 観光客が押し寄せるにはまだ早いようで好きな位置から撮れます。金木で折り返して戻ってきた251レ。
▲ 8:40 沿線各地には水仙の群落がみられましたが、芦野公園にもあります。昼からは木々の陰になりますが朝は薄日も当たって撮れました。津軽五所川原行きの6レです。
▲ 8:49 朝は津軽中里側の桜並木にも日差しが当たります。団体車両を増結しての運用が始まりました。津軽中里行きの5レです。
▲ 9:55 2日間は撮影者が多くて控えた金木側もゆっくりと場所を決めて撮れました。桜並木をかすめるように走れメロス号が走っていきます。津軽五所川原行きの8レです。
▲ 10:01 この頃になると次第に観光客が増えてきました。車内では前方窓にへばりつくように撮られています。
▲ 10:04 幼稚園児も桜見物にお越しです。私は連日撮りまくりましたので少々飽きてきました。天気も曇ってきましたので今まで以上の写真は撮れないだろうと予定になかった五能線を目指すことにしました。
▲ 10:40 行く途中で昆沙門~津軽飯詰にまた寄ってみましたがやはり津軽富士は薄っすらとしか見えません。来年の挑戦になりました。
▲ 11:33 黄色1色の中の築堤を行きます。津軽中里行きの9レです。これで津軽鉄道は切り上げることにしました。
▲ 12:30 約30㌔を走り川部駅に到着。ご覧のとおり今にも雨が降り出しそうな黒い雲が空を覆ってきました。芦野公園でご一緒しました地元鉄ちゃんからは駅を出て五能線寄りに桜並木があるとお聞きしましたので探します。
▲ 13:22 教えていただいた付近を行き返りしながら探しましたらリンゴ園向こうに桜が見えました。リンゴ園で働いていた奥さんにお聞きしますと、良いですよ。いい写真を撮ってください。リンゴの花が咲くころにはたくさん来られています。」と快諾を得ましたので車を農道に入れて参りました。深浦行きの4両編成です。五所川原までの所要時間は32分です。車よりも早くには着きますので利用は多いようです。
▲ 13:47 他にも花咲く木々がないかと探しましたらありました。ここでは津軽富士がなんとなくは見えています。待ってシャッターを切りました。
▲ 14:31 川部~北常盤 折角来たので奥羽本線の電車も撮ってみました。津軽富士がはっきり見えればやる気のスイッチが入るのですが・・。
五能線はリンゴの花咲くころが1番です。今回は予定外だったのでロケハンもしていません。今日が撮影最終日なのでもう無理はしないでおこうとここで切り上げです。
▲ 16:02 五所川原へ帰りついでに最初に来ました十川によってみての1カットです。蟹田から来られているという地元鉄ちゃんにお会いしましたので津軽森林鉄道の事をお聞きしましたら「自分のおじいさんは森林鉄道の機関士でした。自分が小さい頃にはまだ走っていました。廃線跡も橋梁等残っていて見ることができますが山に入ると熊さんがよく出ますので地元民は入りません。トンネル跡を散策するなら初冬のころでないとダメですよ」と言われました。
16:30 今日のホテルは五所川原駅に近いサンルート五所川原です。ホテルに到着する頃にはまた晴れて青空が広がってきました。津軽鉄道に乗って芦野公園へ行ってビールを飲みながら花明かりの中を行くDCを撮ってもいいかなと思いましたが、もうスイッチが入りません。このホテルには温泉もありますのでゆっくり過ごすことにしました。
▲ 11品から選べる夕食パック(7,500円)を予約していました。夕日が沈む五所川原の街を8階のレストランから見渡しながら食しました。これはお得なプランです。
第4日目 4月27日
① 青森空港 9:55発(JAL2152)⇒11:30伊丹空港
② 大阪空港11:53⇒南茨木⇒12:38長岡天神
今日の朝も快晴でした。早めに起き上がりましたのでちょっとそこまで行くことはできましたが、今まで以上の写真を撮る自信がなかったので、今回は諦めました。
青森空港まではゆっくり約40分の所要時間で到着。
チェックインしますと今日の便は空席がありますので横の席は空けておきますとJGC特権が活かせました。
これで津軽鉄道の桜を追いました奥津軽、春の1人旅を終わらせていただきます。ご覧いただきましてありがとうございました。次は「新緑映える鉄路」を求めて西村さんとご一緒に中国山地へと入ります。これも天気次第ですが、今年は恵まれることが多いので期待の旅立ちになります。またよろしくお願い申し上げます。
いつまで桜を見せ付けるねん!!と、それでも毎回みておりましたが、やっと桜が封印されたのですね。それにしても見事な桜でありました。いやー素晴らしかった。羨望半分でお礼申し上げます。
また、次の紀行をまっております。
KAWANAKAさま、コメントをいただきまして、ありがとうございます。
今年は海外げ出られない家の事情(現在は解消)がありましたので国内に切り替えて桜見物に切り替えました。以前も九州~四国と桜前線を追いかけて長期遠征をしましたが西日本は殆ど同じ時期に満開となりますので難しいものがありました。東日本は北に向けて順に咲いていきますので比較的に追いかけやすいようです。いつかはやってみたいものです。
今年は狙いどおり天候にも恵まれて上手くいきましたが桜の木によって、また日当たり具合で数日の差があるのには勉強にになりました
次の紀行記は備後の山々の里の新緑を追います。ご期待ください。よろしくお願い申し上げます。