風前の灯 三江線(続報) 投稿日時: 2013年8月26日 投稿者: 西村雅幸 私の思いが通じたのか 今朝の中国新聞も大きく扱ってくれていました。 JR西日本は「山陰線の被害が大きく 三江線に手が回らない」とのコメントのようです。まさか「これ幸いとお荷物の切り捨てに走る腹では?」 は私の深読みが過ぎますか。 この記事を共有:TwitterFacebook印刷 関連 関連記事: 風前の灯 三江線(第4報) 風前の灯 三江線(続々報) 風前の灯 三江線
お早うございます。国鉄をJR各社に分社したツケが、急速に顕著化した今年の夏でした。 風水害と北海道の多発事故の検証はあとにして、先日の墓参りと高校同窓会の旅で、山陽線の西の端の区間を乗車して来ました。 厚東駅や垣生駅で見たものは、それがかつての2大幹線とは思えない窮状で、駅のホーム上の植栽に手が回らず、立木の枝幹を伐り落して枯死状態になった樹木と、伸び放題のアワダチ草が夏枯れし、40数年見ている区間の現状に、目を覆いたくなったほどです。 JR西は、関西のドル箱区間には、新製の12連が疾駆していますが、下関周辺は古い電車ばかりですが、山陽本線でもこの状況です。 多発事故の北海道は、民営化以降に若い社員ばかりになり、現場に精通したプロフェッショナルが育っていないのと、機関車、機械専門のメカニズムと、線路のことをよく知っている人が不足して、整備不良の状態で、酷使した車両が損傷。メーカー保証の自動車と同じ感覚で、運行責任は鉄道側にないような目線が、遠因ではないかと。 九州の豊肥線が豊後竹田付近の災害区間の復旧に、約1年かかったのは、結局JR九州1社内だけで、やりくりせねばならず、全国各地から国鉄時代のような応援を集めて来る発想は不可能です。 北海道の事故の原因究明は、昔ならば国鉄本社から調査チームを招き、現地との意見を交換し、戦わせ再発防止に、名誉をかけたものでしょう。 今は、各社の自己責任に近く、前社長が不慮の自殺を遂げた理由が、そこにあるような気がしてなりません。 三江線の存続は、広島ー島根山間部の交通が、鉄道は1日3本という区間もあり、非常にきびしいと考えられます。それは山陽本線でさえ、駅の美観どころではない状況。 東海道線に2両グリーン車が連結されて、15連が走る熱海までの区間とのこの差が、今の日本社会の端的な、画図なのでは、ないでしょうか。 返信 ↓
K.H.生さま すばやいコメントありがとうございます。私も全く同感です。国鉄時代と違って採算優先の民営鉄道ですから不採算路線の維持・継続が困難なことは充分理解できます。ただご指摘のように現業部門に鉄道のことを知らない素人が増えていることに心寒いものを感じます。少しニュアンスは違うかもしれませんが 先日もこんなことがありました。京都に行った帰り、岡山から下りこだまに乗り換えて福山駅で通過待ちのとき 何気なく向かい側の上りホームを見ていた時のことです。上りホーム北側は福山城を望む1面のガラス窓になっていて ところどころスライドして開けられる窓があります。その開く窓の真下に消火器を数本立てて収納してある高さ40cmぐらいの横長の鉄箱が置かれていて 幼稚園生ぐらいの男の子がその箱の上に登って 開いた窓から身を乗り出して下の福塩線を見ているのです。隣にはボーッと突っ立ている母親らしき人がいるのですが 子供には見向きもしておらず 私は思わず「危ない!」と声を出しそうになりました。大声で叫んでも聞こえるはずもなく しばらくしてのぞみが通過してこだまは発車しました。いらいらする新尾道での通過待ち9分停車ののち三原で下車してすぐに三原駅の事務所に駆け込み、福山駅新幹線上りホームで危険な光景を目撃したので すぐに福山駅に連絡して窓を開かないように固定するとか、消火器ボックスの位置を変更するか処置しなさいと伝え(指示し)ました。よく高層マンションのベランダから幼児が転落する事故が報道されますが、ベランダにものを置く親が悪いのですが、好奇心の旺盛な男の子は思わぬ行動をします。一方これ見よがしに「安全よし!」とマイクで叫ぶホーム助役も線路側は見ていてもホームの反対側まで気にしていないように見えます。開く窓の下にわざわざ踏み台を置くなど「KY/危険予知」感覚が全く欠如しているとあきれた出来事でした。後日上り新幹線で福山駅を通ったときにその箇所が気になったので車窓から見てみると 「開閉禁止」と貼り紙はしてありましたが、本当に開かないように固定までしてあるかどうかまでは確認していません。生産工場で永年働き、安全衛生法をたたきこまれ、災害を出して監督署に謝りに行き、始末書を何通も書き 工場内の危険個所が無いかを常時気にしていた身にとっては、公共の場の危険個所は気になって仕方ありません。本題から外れた自慢話のようになってしまいましたが、北海道の事故も全く情けないお話です。トンネル崩落事故やおざなりの緊急点検、東電の相次ぐ失態など 一体いつからこんなことになったのかとイヤになる今日この頃です。 返信 ↓
お早うございます。国鉄をJR各社に分社したツケが、急速に顕著化した今年の夏でした。
風水害と北海道の多発事故の検証はあとにして、先日の墓参りと高校同窓会の旅で、山陽線の西の端の区間を乗車して来ました。
厚東駅や垣生駅で見たものは、それがかつての2大幹線とは思えない窮状で、駅のホーム上の植栽に手が回らず、立木の枝幹を伐り落して枯死状態になった樹木と、伸び放題のアワダチ草が夏枯れし、40数年見ている区間の現状に、目を覆いたくなったほどです。
JR西は、関西のドル箱区間には、新製の12連が疾駆していますが、下関周辺は古い電車ばかりですが、山陽本線でもこの状況です。
多発事故の北海道は、民営化以降に若い社員ばかりになり、現場に精通したプロフェッショナルが育っていないのと、機関車、機械専門のメカニズムと、線路のことをよく知っている人が不足して、整備不良の状態で、酷使した車両が損傷。メーカー保証の自動車と同じ感覚で、運行責任は鉄道側にないような目線が、遠因ではないかと。
九州の豊肥線が豊後竹田付近の災害区間の復旧に、約1年かかったのは、結局JR九州1社内だけで、やりくりせねばならず、全国各地から国鉄時代のような応援を集めて来る発想は不可能です。
北海道の事故の原因究明は、昔ならば国鉄本社から調査チームを招き、現地との意見を交換し、戦わせ再発防止に、名誉をかけたものでしょう。
今は、各社の自己責任に近く、前社長が不慮の自殺を遂げた理由が、そこにあるような気がしてなりません。
三江線の存続は、広島ー島根山間部の交通が、鉄道は1日3本という区間もあり、非常にきびしいと考えられます。それは山陽本線でさえ、駅の美観どころではない状況。
東海道線に2両グリーン車が連結されて、15連が走る熱海までの区間とのこの差が、今の日本社会の端的な、画図なのでは、ないでしょうか。
K.H.生さま
すばやいコメントありがとうございます。私も全く同感です。国鉄時代と違って採算優先の民営鉄道ですから不採算路線の維持・継続が困難なことは充分理解できます。ただご指摘のように現業部門に鉄道のことを知らない素人が増えていることに心寒いものを感じます。少しニュアンスは違うかもしれませんが 先日もこんなことがありました。京都に行った帰り、岡山から下りこだまに乗り換えて福山駅で通過待ちのとき 何気なく向かい側の上りホームを見ていた時のことです。上りホーム北側は福山城を望む1面のガラス窓になっていて ところどころスライドして開けられる窓があります。その開く窓の真下に消火器を数本立てて収納してある高さ40cmぐらいの横長の鉄箱が置かれていて 幼稚園生ぐらいの男の子がその箱の上に登って 開いた窓から身を乗り出して下の福塩線を見ているのです。隣にはボーッと突っ立ている母親らしき人がいるのですが 子供には見向きもしておらず 私は思わず「危ない!」と声を出しそうになりました。大声で叫んでも聞こえるはずもなく しばらくしてのぞみが通過してこだまは発車しました。いらいらする新尾道での通過待ち9分停車ののち三原で下車してすぐに三原駅の事務所に駆け込み、福山駅新幹線上りホームで危険な光景を目撃したので すぐに福山駅に連絡して窓を開かないように固定するとか、消火器ボックスの位置を変更するか処置しなさいと伝え(指示し)ました。よく高層マンションのベランダから幼児が転落する事故が報道されますが、ベランダにものを置く親が悪いのですが、好奇心の旺盛な男の子は思わぬ行動をします。一方これ見よがしに「安全よし!」とマイクで叫ぶホーム助役も線路側は見ていてもホームの反対側まで気にしていないように見えます。開く窓の下にわざわざ踏み台を置くなど「KY/危険予知」感覚が全く欠如しているとあきれた出来事でした。後日上り新幹線で福山駅を通ったときにその箇所が気になったので車窓から見てみると 「開閉禁止」と貼り紙はしてありましたが、本当に開かないように固定までしてあるかどうかまでは確認していません。生産工場で永年働き、安全衛生法をたたきこまれ、災害を出して監督署に謝りに行き、始末書を何通も書き 工場内の危険個所が無いかを常時気にしていた身にとっては、公共の場の危険個所は気になって仕方ありません。本題から外れた自慢話のようになってしまいましたが、北海道の事故も全く情けないお話です。トンネル崩落事故やおざなりの緊急点検、東電の相次ぐ失態など 一体いつからこんなことになったのかとイヤになる今日この頃です。