2013年 秋の北陸路一人旅 Part2 475系国鉄色編成、福井鉄道その2

第2日目 10月13日

095:30、「道の駅 パークイン丹生ヶ丘」で朝を迎えました。昨日は日中30℃近くあり、Tシャツでも汗が出るくらいの暑さでしたが、夜中はグ~ンと冷えて、10℃以下です。ぶんしゅう7号は屋根上にテント小屋ができる造りですので、風雨は防げても寒さは直接影響します。同時期に北海道で経験した寒さほどではありませんが、3シーズン用のシェラフでは朝方は厳しく、寒さで起き上がりました。

026:34、まずは朝日が昇りだした福井鉄道神明駅に立ち寄りました。
誰もおられないのでホームに向かうと駅員のおばさんがやってきて切符を見せてと迫られます。ちょっと写真を撮りたいと申しますと入場券を買ってちょうだいとの返答です。
昨日もそうでしたが、福井鉄道では入場に関してはとても厳しいようですね。

今日はこれから南今庄駅に向かい475系リバイバルの撮影です。通過するのは10時25分過ぎと推定できます。鉄ちゃん多数が来ていると思われますので早めに現地到着するようぶんしゅう7号を走らせました。ここからの距離は約30キロ、所要時間は一般道利用で約50分の予定です。
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12▲ 7:20、トンネルを抜ける有名なお立ち台に到着。やはり先乗り鉄ちゃんが10数名来ていました。まずは脚立を運んで撮影場所確保です。まあまあに位置できました。

7:58、EF510-22号機が牽引するコンテナ列車が来ましたのでまずは試し撮りです。
8:23には、521系普通が参りました。

そして、続々と鉄ちゃんはやってきます。お相手するのも大変になってきましたので、ゆっくりと車の中でコーヒーを入れて休憩しながら待つことにしました。

そして9時になりますと、突然に撮影現場が慌ただしくなりました。JR職員がやってきて「ここでの撮影は禁止です。退去してください。」と、命じています。既に約40名が現場にいますがどうしようもありません。
私も脚立やらを片づけに戻りました。別ルートで現場に入ったので分かりませんでしたが、正規ルートには確かに関係者以外立ち入り禁止の札とロープが垂れ下がっていました。前回ここに来た時は一面銀世界でしたので、全てが埋もれていて分かりませんでした。
しかし、JRのチラシ案内広告にも表紙を飾っていた撮影場所です。禁止するぐらいなら誘致広告に掲載するのは間違いですね。公認されていると思われても仕方ありません。

皆さん大人のようで文句も言わずに片づけて他の場所に移動されていかれましたが、もう辺りの撮影場所は溢れんばかりの人出です。南今庄駅の反対側ホームは落ちないかと思えるほどの鉄ちゃんで満杯でした。
まだイベント電車が来るまで1時間余りありましたが電車で来られた方は、もう行き場がなく困られたでしょうね。私は撮れなければそれでも良い口なので、人出のあまりない所を探すことにしました。
10▲ ぶんしゅう7号を今庄方向に走らせて南今庄~今庄の踏切に出ました。10数名ほどの鉄ちゃんだけで十分に余裕があります。車を道横に置くと近くのおばちゃまが家から出てきて、「家の横に置いても良いよ」と、やさしいお言葉をいただきました。
10:21には反対側からトワイライトが通過していきます。

13▲ 10:33、「ゆのくに」のヘッドマークを付けたあずき色とクリーム色の国鉄色編成、475系電車がトンネルを抜けてやってきました。大学時代はよく撮っていましたので感激はありませんが、若い人にはこたえきれないでしょうね。

急行「ゆのくに」_1▲ 1972年当時に走行していた急行「ゆのくに」の写真です。まだビュッフェを連結していましたね。自宅近くの長岡京駅付近です。この頃は、どこでも撮れましたね。

14▲ 11:23、今庄駅で46分停車しますので、追っかけをしました。湯尾~南条の山裾を走る475系です。
国道横で走行する車に全く邪魔にならない退避スペースを見つけて止めましたがパトカーが巡回してきて空地へと移動させられました。地元警察もかなりナーバスになっていました。

15▲ 12:33、芦原温泉駅で32分停車しますので高速道路を利用して先回りです。芦原温泉~細呂木のS字カーブを走ります。ここは10数人程度でしたが脚立利用しての撮影でした。

以上3ケ所、いずれも有名な撮影地です。皆さんと同じ写真を撮っても、うれしくはありませんが、イベント電車なので仕方ありませんね。しかし快晴に恵まれたのは良かったです。撮影は一応、正面・遠景・斜め横とバリエーションは求めました。
一緒に撮っておられた方はこれからも追っかけを続けると言っておられましたが、私はこれで十分です。それよりも昨日に不満が残った福井鉄道撮影のリベンジがあります。こちらに向かうことにしました。
20▲ 13:13、目的地の撮影予定は夕刻です。向かう途中で、まずは近くのえちぜん鉄道の本庄駅に立ち寄りました。
前回訪問時にマークしていた撮影地があります。好スポットが少ないえちぜん鉄道ですが快晴に撮っておきたいと思っていました。

4108▲ 13:46、気になっていた本荘~番田の小さな神社前に来ました。
お湯を沸かせてカップラーメンを食べながらの撮影です。
希望通り青い空に電車を入れてのカットが撮れました。こんな何でもないローカルの光景は大好きです。
26▼ 14:56、福井鉄道の赤十字駅へと移動しました。
ここには業務用の車両たちが留置されています。
貨車形機関車のデキ11号機は興味深い車両です。スノープローを付けていますので降雪時に使用されているのでしょうか。走っているのを撮ってみたいですね。また、チャーターして走らせてもみたいですね。

272928▲ 上のカットを撮っていましたら警笛を鳴らされてしまいました。線路端の畑から使われていない廃線に1歩踏み入れただけですが、運転手もかなりナーバスです。

ボチボチ、リベンジの場所へ移動です。この天気なら期待できます。
30▲ 16:00、サンドーム西駅に到着。発車して越前武生に向かう800形。昨日はコスモスの背が高く上手く撮れませんでしたので今日は脚立にのっかての高い位置からの撮影です。

16:30、撮影リベンジの鉄橋に到着しました。ギラリが見られる角度に苦慮しましたが日没後も撮影を続け、まあまあと思えるカットは撮れました。できればもう少し夕焼雲が見られると最高だったのですが、帰る時にまた挑もうと思いました。

39323637▲ 17:42を最後に今日の撮影は終了です。
今日の宿泊地は、山中温泉にある道の駅にしました。ここからは約50キロ、約1時間半の道のりです。時間がかかりますので途中で、福井のおろしそばチェーン店「めん坊つるつる 水落店」に入りました。今日は成果がありましたので、夕食ははずむことにしました。注文したのは「雪月花」、各おろしそばに天ぷら・お刺身・茶わん蒸しも付いた豪華なそば定食です。

堪能しましたが、目的地へ向かう途中で道に迷ってしまい、着いたのは9:10です。道の駅に隣接する温泉は10:00までと大急ぎで最後の入浴客となりました。

50今日の宿泊地「道の駅 山中温泉ゆけむり健康村」はこちらです。
温泉も付随していますので、便利です。

明日は総本家青信号さんが475系の撮影に来られます。午前中は北陸鉄道の乗り鉄、撮り鉄旅を楽しんでから合流予定です。 Part3へ続く

2013年 秋の北陸路一人旅 Part2 475系国鉄色編成、福井鉄道その2」への2件のフィードバック

  1. ぶんしゅう様

    ご無沙汰しています。お元気でご活躍のことお慶び申し上げます。
    変貌著しい我がふるさとを走る「福鉄」や今や亡き京福改め「えち鉄」の情景や学生時代を思い出す懐かしい「ゆのくに」の写真を拝見し、ついついコメントをさせて頂いた次第です。
    「ぶんしゅう7号」の勇姿を初めて拝見させて頂きました。機会があれば乗せて下さい。
    おろしそば、美味しいですね。つるつるの定食、ゴージャスですが呑みたくなりますね。
    思わず呑まれました?どうされたんですか?

    • マルーン様、コメントをいただきましてありがとうございました。
      北陸もたくさんあった私鉄がことごとくなくなり、寂しい限りに思っておられると思っております。45年前はJRの急行電車もたくさん走っておりましたね。何度か乗りましたが、ビッフェに行けるほどお金もなくせいぜい駅そばが食べるのが楽しみでした。
      ぶんしゅう7号はいつでもスタンバイできておりますので、いつでも、ご帰京の折にでもご用命ください。
      おろしそばは、一般的にたべておりますそばよりも太目厚めですね。シコシコ感が何とも言えません。この時も飲みたかったのですが、運転中ですので我慢しました。まだ山中温泉に向かわなかったので仕方ありません。
      3日後に再び北陸路に向かいます。今度は禁断の立山砂防軌道の撮影に挑みます。今度は紅葉もしているだろうと期待していますが、今年は紅葉が遅いようで余り期待しないで行きます。当分、海外は諦めて日本の美しい紅葉の秋を追いかけたいと思っております。

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