ことでん デカ1の走り

秋の讃岐路 青空の下でことでん仏生山工場の主 デカ1の走行するのを見かけました。
何度か訪れましたがデカ1はいつも停まっていて走りを見ることがありませんでした。
10月21日午後お墓参りに行った後 片原町から一の宮行に乗り仏生山に到着後、奥の留置線に1000形120号が入ってきました。
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いつもの留置線に行くと 先ほどの120号が停まっていました。
この車両は大正15年汽車製造株式会社製で長く琴平線で活躍後1972年から志度線、1994年から長尾線で2007年まで定期運用され現在動態保存車となっています。


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いつもと違い 後ろに何やら連結されています。600形601号とデカ1です。
601号は長尾線用で、元名古屋地下鉄東山線250形251号(元中間車743号の先頭車改造車)で入場中で検査途中のようでした。
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この時点でこの編成の意味を理解すべきでしたが、飲み物を買いに行ったり駅で他の電車を写したりして戻ってくると この編成がいませんでした。
さてと思っていると 遠くで何やら走行音が聞こえてきましたので 踏切に戻ると 3両での走行でした。
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右(瓦町方)から左(琴平方)へ走って行ったようで それが戻ってくるときの写真です。
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デカ1を先頭に601号120号の順で右へ走って行きました。
要するに デカ1の常駐する北工場から 駅の構内を経由して南工場へ601号を移動するための運転だったようです。
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南工場を見ると デカ1が逃げて 120号が601号を構内へ押し込んでいました。
その後 120号とデカ1が連結し待機していました。
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左に 先ほどの2連が待機しています。
そこへ1100形の2連 一の宮行が発車していきます。
1100形は元京王5000系でこの1107号は元クハ5771号です。1997年10月に入線しています。
この発車を待って 入れ替えが始まりました。
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120号とデカ1が琴平方向へ走って行きます。120号が引っ張っています。
吊りかけのいい音がしています。
その後 デカ1先頭に戻ってきました。
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今度はデカ1の運転台での運転です。
構内の入れ替えとはいえ ホームの横を走るデカ1と120号の2連を見られました。pict-ことでん9
走行中のデカ1です。
デカ1は正式にはデカ形1とのことですが通称はデカ1ですね。
1957年自社今橋工場製で2008年に車体更新と共に3000形315号の台車に交換されていますので昔に比べてきれいです。
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その後2連で移動し それぞれ元の位置に戻っていきました。
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引き込み線の奥の120号です。
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工場の主の居場所に戻りました。秋晴れの午後のひと時でした。
犬伏 孝司

ことでん デカ1の走り」への2件のフィードバック

  1. 運が良い犬伏さん、1954年以来何度も仏生山へ通っている老人ですが、工場から外へ出たデカの姿を見た事なしです。詳細にお話いただきありがとうございます。まもなく御地に向け出発です。日暮里でお会いするとき、さらにもう一度、思い切りお話下さるように期待しております。

  2. 乙訓の老人様
    コメントありがとうございます。お墓参りの後、ご先祖様のご加護かと思います。長男と孫の3人での仏生山詣ででした。長男がビデオで撮影していますので日暮里でDVDをお渡ししようと思います。

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