ブダペストのキャッスルヒルケーブルカー(Budapest Castle Hill Funicular、王宮の丘ケーブルカー)は、欧州2番目の蒸気機関によるケーブルカーとして1870年3月2日に開業しましたが、第2次世界大戦1920年に爆撃で破壊されました。しかし苦難の末、1986年6月4日に復元されて観光の足として現在活躍しています。長さは95m、高度差51m、31.75度の急勾配を1分30秒で上ります。
第18日目 2月28日 その4
▲ 16:47 着いたバッチャーニ広場(Batthyány tér)電停からは王宮の丘ケーブルカーへと撮りながら戻ります>
▲ 撮影地 Google座標;47.503051, 19.039840 Calvinist Church前を行きます。
▲ 撮影地 Halász utca電停、 Google座標;47.502253, 19.039776
▲ 17:07 ドナウ川を挟む西岸のブダ地区と東岸のペスト地区を結んでいるセーチェーニ鎖橋(380m)をバックに走ります。この橋は両端に穴の開いた細長い鉄板をつなぎ合わせて鎖状にしたアイバーチェーンを採用した吊り橋です。1849年11月20日に完成しましたが、改修は続けられました。第2次大戦時に戦局劣勢になったドイツ軍によってドナウ川に架かるすべての橋は破壊され、1945年にこの橋も中央部が破壊されてしまいましたが戦後1949年11月20日に再建されました。愛称は「くさり橋」です。
▲ セーチェーニ鎖橋に向かう道路下をくぐるトラム、急カーブ急勾配を車輪を軋ませて上がってきました。
ケーブルカーは写真後方にあります。道路橋を越えて広場に出ますと、切符売場が見えました。
▲ 17:18、ようやく王宮の丘ケーブルカーに到着しました。丁度、日も暮れてきて撮影時間になりました。
72時間フリー切符はここでは使えませんので切符販売所に並んで切符を買いますが、片道1,200Ft(約533円)、往復1,800Ft(約800円)です。どちらにしようかと思いましたが復路は下りなので楽です。ゆっくりと見学しながら下りようと片道にしました。
このケーブルカーは第2次世界大戦の爆撃で破壊されました。再建するか、新たにエスカレータ等にするか大いに議論されて元の姿に出来るだけ戻す方向に決まったそうです。
ケーブルカーは、1車体が3つのキャビンに別れた階段スタイルです。1度に運べるのは24人と少なくシーズンは長蛇の列になるでしょうね。
▲ 折角ですので丘の上を散歩しました。写真はライトアップされたブダ城内のマーチャーシュ聖堂(正式名;聖母マリア聖堂、1015年建造)です。この近くの土産物屋で今回の旅で初めて観光日本人2人グループにお会いました。丁度、家内への刺繍衣類を探していましたので選ぶのを手伝っていただきました。卒業旅行だそうでパックになっているが自由行動時間が結構あったので選んだとおっしゃっていました。お薦めの漁夫の砦にも行ってみましたがさすが「ドナウの真珠」と、讃えられるだけに美しい眺望でした。
▲ 18:53 ゆっくりと見て歩きながらくさり橋のたもとに来て夜撮です。結構邪魔物が多くてアングルを取るのには苦労しました。
撮っていますと、先ほどのお嬢ちゃま方お二人とまたお会いしました。くさり橋を渡ると言われるので向こう岸まではご一緒させていただきました。久しぶりに日本語を話せました。ありがとうございました。
▲ 19:24 くさり橋を渡ってからペスト側での夜撮です。このトラムに乗車して次の撮影地自由橋へと向かいます。
▲ 19:38 くさり橋からはトラムロケハンでマークしていた自由橋(:Szabadság híd)で夜撮です。トラムはよく来るのですが自動車の通行も多く、中々かぶらずに撮るのは至難でした。
20:26 結局、ベストショットは撮れず、明日も明後日もまだあると今日は切り上げる事にしました。 Part46に続く