▲ ヒューヴェシュヴェルジ駅を出発してセーチェニの丘へと向かう列車。ここでも発車行ってらっしゃいと敬礼をおくる少年鉄道員がいました。
駅を出ますと少し上り坂になっています。この鉄路の最高速度は約25km/h、ゆっくりとカーブを曲がっていきました。
第19日目 3月1日 その4
12:40 モスクワ広場からトラム、登山鉄道、子供鉄道と乗り継いで、ヒューヴェシュヴェルジ(Hűvösvölgy)に到着しました。この列車は直ぐに折り返していきますので遠くには行けません。発車だけは撮ろうと少し歩きました。
▲ ホーム中央には子供鉄道の歴史を展示したギャラリーがありましたので入ってみました。ただ読みたい内容はハンガリー語ですので解読不可能です。写真や展示物を見るだけになりました。
▲ 駅舎です。ホームは高台になっていて階段であがります。駅舎内はビッフェや土産物売場になっていました。
駅から先は車庫になっています。見学通路が設置されていましたので進みます。
▲ 車庫のヤードにはシーズンには運行されるであろう3両編成に仕立てた客車たちが留置されています。古い客車や貨車・DLもありましたが、見たい蒸気機関車や古いDCの姿がありません。シャッターが閉まった車庫の中にでも押し込めてあるのでしょうね。残念ですがこれでは入れません。
▲ 青少年少女たちが学ぶ学校のようです。中からは元気のよい声が聞こえていました。広場から下へと下りる階段が設置されています。下を見ますとトラムとバスとの乗継ターミナルがありました。子供鉄道駅は高台にありますので少し離れていますがトラムに乗ってもここには来る事が出来ます。初めてで位置関係が理解できていなく、来て初めて知りました。
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▲ 木造建築の駅ホームです。この造りは麓の電停まで統一してありました。通勤路線でありながら観光用も考慮されています。
▲ 下から61系統のトラムが続々と上がってきます。61系統は、すべてタトラT5C5K型です。
▲ 途中駅での61系統の時刻表です。曜日に寄っての4パターンがありますが、細かい通勤対応ダイヤです。平日のラッシュ7時台には2~3分間隔で運行されています。早朝4時台から深夜は0時過ぎまで運行とガッチリと市民の足になっています。トラムには珍しく到達時間まで記載されています。
下山の復路ですが子供鉄道は1時間ヘッドと運転間隔が長く、駅間距離も結構あります。こういった場合は移動に時間がかかって撮影時間が取れず、腹を据えて終日撮影にかけないと撮影できません。また往路のロケハンでは冬枯れで然したる好撮影ポイントが見つけられませんでした。春の新緑シーズンを待たないと難しいようです。
逆に登山鉄道は運行本数も多く駅撮りでもそこそこ撮れます。またトラムも撮りやすく撮影地も良い場所があるだろうと思いました。14:10発の列車で麓へ向けて移動です。 Part51へ続く