2012年冬から春への中国鉄路一人旅 Part7  鶏西鉱業集団鉄路 その1

第9日日目 2月27日

ロシアとの国境に近い 黒竜江省鶏西市、近辺には大小たくさんの炭鉱があり、専用線を蒸気機関車が走行していましたが、近年は電化・DL化が進み、残っている可能性があるのは、城子河地区のみだろうとの推測のもとに空振り覚悟でやってきました。

鶏西站のホームに降り立って分りましたが、思っていたよりも暖かい。マイナスには違いありませんが、零下20度はあるだろう、煙も期待できると期待していた冷たさはありません。昨年2月、12月と行ったウルムチの三道嶺の方がまだ冷たさを感じました。

站を出て、まずはホテル探しです。目の前に鉄ちゃんがよく利用する鶏西賓館があります。入って空室はあるか、いくらなのか、部屋を見たいと告げると案内してくれました。通されたのは、3階でPCも置いてあり、そこそこの部屋の広さもあって、朝食付きで128元(約1,600円)とくれば、大歓迎です。
即決で部屋で持込みのPCにLANケーブルをさし込んでみましたら、うまくネット接続ができません。どうしてかと聞くと、壁に貼ってあるIPアドレスを見てセッティングしてもらわないと、接続できないと申されます。
一昔前にはこんなケースが殆どでしたので、手慣れていましたが、OSがどんどん変わってしまったので、さてどこにあったのかと探すのに一苦労です。
ようやく探し当てて、指定された接続コードを全て入力しましたが、撥ねられます。何度やっても状態は解決できずで、担当者を呼びましたが同じでした。

仕方ないと諦めて出かける準備をしていたら、昼夜の交代でヤードに機関車が終結する8時をとうに過ぎていました。 はまり込みやすい性格は損をします。急いでTaxiを捕まえて城子河站の踏切に向かいました。
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2012年冬から春への中国鉄路一人旅 Part6  哈尔滨(ハルピン)から鸡西(ジーシー)へ

第8日目 2月26日

① 黒河20:40(K7036次)→ 7:08ハルピン
② ハルピン22:09(K7075次)→6:51鸡西

早朝定刻にハルピンに到着しました。駅に荷物を預けて街を散策したいのだが、還暦を過ぎた老体はまずは体を休みたいと申します。こんな時に中国のホテルでは、早朝からでも部屋での休憩ができます。夜行列車で到着した者にとって大変ありがたいものです。駅前の龍運賓館(200元=約2,500円)にチェックインをしました。風呂に入って、ゆっくりしてPCでネットを見ながら、考え付くのは、美味しいものです。
ハルピンは3回目の訪問です。中国では一番美味しい水餃子を食べられるのはハルピンと思っておりますので、昼夕食と、散歩も兼ねて石畳の道がある中央大街に行ってみました。この日の気温はマイナス2℃で暖かく感じられました。
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2012年冬から春への中国鉄路一人旅 Part5  国境の町、黑河(ヘイフー)のあじあ号展望車

第7日目 2月25

黒河20:40(K7036次)→ 7:08ハルピン

黑河へ来た目的は、国境の町の終着駅を見たかった以外に、是非とも会って見たい車両があったからです。ただ、情報は古く既に解体されているかとの不安がありましたが、行って確認する事にしました。

朝食後、ホテルに荷物を預けて駅に向かいました。まずは、10日後の切符購入です。昆明から成都までの切符は今日、駅での販売が開始されます。シーズンでは、団体客におさえられて中々入手困難ですが、この時期は大丈夫です。ネット残席情報でも大半が残っています。難なくゲットできました。

▲ ローカル駅だけあって、窓口は1ケ所だけですが、直ぐに買えました。
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2012年冬から春への中国鉄路一人旅 Part4     国境の町、黑河(ヘイフー)へ 

第6日目 2月24日

チチハル 5:51(4083次)→16:50 黑河

▲ 新旧並んでいるチチハル駅です。古い方は満鉄時代ですが、中国でも一般的には、古い方を壊してから新しい駅舎を建てているので、何か意図的なものを感じます。古い方は重厚ですが、新しい方は、大きいだけで安ぶしんとの私の印象です、

【中盤の切符購入】
昨夜は、中国鉄路乗り鉄に精通している鄭州鉄道日記さんと連絡を取り、蒸気機関車の隠れ里探究の旅から乗り鉄への変更を伝え、切符購入の最新情報を教えていただきました。既に北京までは購入済みですが、北京以降の切符購入を自らしなければなりません。

目的地は、今回のクローバー会写真展に佐竹先輩が展示されておられる成都と昆明を結ぶ成昆鉄路です。以前から中国鉄路随一の車窓を誇るこの鉄路を乗車してみたいと思っていました。問題は、どの時間帯の列車に乗れば、一番良いのかということですが、何度も乗車しておら鄭州鉄道日記さんは、雲南寄りがお奨めです。朝に昆明を出るK114次に乗られたらいいでしょうと教えていただきました。

インターネットで残席情報を検索して残席を確認後、チチハル駅に行って、まずは北京から昆明までの切符を買い求めに参りました。
切符の発売方法が最近変ってきています。12日前にネットと電話予約受付、10日前に全国の駅で購入可能になりました。ただこれは基本で、実際は発売日や時間が必ずしも統一されていません。各駅の都合でマチマチです。購買時も寝台列車の下段が空いていても上段しか売ってくれなかったり、調べもしないで没有と返事をしたりで、オンライン化ができてもサービスの徹底はなされていませんので、厄介です。

チチハル駅ではいかがなものかと試してみましたら、北京から昆明までの切符が普通に買えました。
”おお~、これは便利になった”と感激です。いつも切符の購入では、大変苦労しているのです。これで切符は、10日前には確保でき、予定を確定できる事が確認でlきました。以降は、まだ発売前なので、黑河に着いてからです。 続きを読む

2012年冬から春への中国鉄路一人旅 Part3  富拉尔基(フラジル)の蒸気機関車

—–第4・5日目 2月22・23

6時46分、地平線の彼方からあがる朝日を見ながら行動開始です。

フラジルは、チチハルにある工業都市です。3大工場と火力発電所の4ヶ所に蒸気機関車があるらしい。しかし、どこも工場内で使用されているために、一般の目に触れることはない。見たければ許可を必要としますが、生産現場となるとまず難しい。忍び込む以外に手はないのですが、見つかれば厳罰が待っていますので、これは避けなければなりません。それでも撮りたいものは、撮りたいとの二重三重苦に矛盾が重なり、考えれば考えるほど動きが取れません。

昨日ホテルにチェックイン後、その中でも発電所の蒸気機関車は石炭輸送のため、国鉄線への専用線があって工場外郊外約7キロを走るので、撮影には問題ない。また約60両、おおよそ5,000トンものセキを牽引をするからには爆炎も期待できるだろうと、確認のためにロケハンに出かけました。

ホテル前に止まっていたTaxiに乗り込み、発電所を伝えますと料金メーターを倒さず、まず15元(約190円)の料金提示です。流しを拾えば良かったのかと思いましたが、15元なら値切る事もないかとOKを出しました。この地のTaxi、すれ違う度に見ていますと、客が乗っているのにすべて空車マークです。こんなの中国内でも見るのは初めてです。

約20分ほどで発電所の正門に到着しましたが、線路は裏側です。裏へ回れとメモ用紙に地図を書いて申しますが、さっぱり理解してくれません。丁度夕日が真っ赤に染まっていますので、撮影チャンスですが、言葉が通じないとは困ったものです。
仕方なく車を降りて歩きましたが、専用線にたどり着くころには夕闇が迫り、ロケハンは失敗に終わりました。 続きを読む

2012年冬から春への中国鉄路一人旅 Part2 1801次に乗って齐齐哈尔へ

第2・3日目  2月20・21日
① 北京北13:47(1801次)→13:10チチハル(齐齐哈尔)
② チチハル14:45(BUS)→15:40フラルジ(富拉尔基)


北京
からチチハルへは、最速のT47次に乗車すると15時間半で着くが、いわゆる本線を走行するので、未乗車区間裏街道を走る1801次を選びました。さすが普通列車だけあってのろいですが、本線とは違って山あり谷ありの山間を走りますので、車窓を楽しめます。




▲ 夕飯は、魚定食(45元)を選びました。チチハル局の列車食堂は初めてでしたが、ボリューム満点です。 魚は太刀魚でしたが、カラリとあがっていて小骨も気にならず美味でした。

春節も終わったので、今日の軟座寝台コンパートメントは独占かなと期待していましたら、同室者が一人いました。途中の赤峰まで帰るという品のよさそうな中年のおば様です。初めは、黙っていましたが時間の経過とともに、どちらからともなく会話が始まりました。

聞けば蒙族の方で、20歳になる娘さんがおられて鄭州の大学に在学中です。卒業後は日本に留学したいと望んでいます。自分は日本に行った事はないが、綺麗で、中国のような貧富の差もなく、自由で、何よりも安心できる国で尊敬しています。是非とも希望を叶えて学ばせてやりたいと、夫と共に一生懸命働いています。私も日本語を学んでいますと、途中途中で日本語を交えて話されます。

留学費用は中国では莫大な金額になるので大丈夫ですかと聞くと、職業は夫婦共医者だと言われます。でも給料は、一人4,000元(約6万円)だそうです。実際は、患者の心付けがあると思いますので、もっと多いでしょうが、日本とは桁が違います。
分らない言葉は筆談したり、辞書をひいたりしながらでしたが、瞬く間におば様が下車される真夜中の赤峰に着きました。久しぶりにいい話ができたな、こんな深夜に途中乗車する客はいないだろうと寝ようとしていましたら、 また同じような中年のおば様が部屋に入ってこられました。もう眠たいので寝ましたが、朝日が当たる頃からは、また中国語勉強タイムになりました。

▲ 地平線から上がった朝日が湖面に輝きます。凍える朝を迎えましたが、車内は26度と暑いくらい暖房が利いていました。 ▲ 朝の定食(20元)も2人分あろうかと思えるボリュームです。

天候も良く、チチハルには定刻着。極寒の地と思いきや北京と変わらぬ外温です。マイナス20度対策をしてきたので、汗も出てきて拍子抜けです。出口を出るとこれからの切符を依頼した旅行社のR氏が待ってくれていました。ご親切にも荷物を持っていただき、今回の最初の撮影地フラジルへのバスターミナルまで市内バスに乗って送っていただきました。

フラジルは、チチハルから南西約40キロに位置します。中国でも代表的な大型産業機器、軍事用に使用される特殊鋼、鉄道用には貨車製造の大工場があり、電力確保のための発電所があります。この工場群内の輸送に蒸気機関車が使われているというのです。、最新情報は昨年9月の中国鉄路の権威者である倉重様の訪問記です。6ケ月を経過した今、まだ生きているか分りませんが探究することにしました。

バスは中型バスで、満席になれば発車です。結構乗客は多く10分間隔で出ています。地平線が見える冬の荒野を一直線に走り約1時間弱で到着しました。

市内中心部に入ったところで、下車してホテル探しです。インターネットで探しましたが、紹介はあっても予約できるサイトがなかったので、グーグルアースから見て、鉄道駅近くで大きそうなホテルを数件リストアップしてきました。しかし、宇宙からみる光景と地上からの目線は別物です。歩いて探すのは大変ですので、最初に見つけたホテルに入って、部屋を見せてもらってから決めました。五百広場前で、インターネット可、バスタブもあります。市内を見渡せる9階の部屋で、朝食込の188元(約2,400円)でした。  Part 3 へ続く

2012年冬から春への中国鉄路一人旅 Part1  とほほのスタート

今年最初の旅は、いつもと違って43日間の長旅を計画しました。学生時代にもこれだけの長旅の経験はありません。それも大半は一人旅です。いくら慣れた大地でも、還暦を過ぎた老体には過酷には違いないだろう。はたして無事に旅を続けられるか、?マークが付くが、考えると行動できなくなるので、体調不良等で困ったら帰国してもいいだろうとの楽観的思考で出かけることにしました。

第1日目 2月19日
① 長岡天神6:02→6:19南茨木6:26→6:49大阪空港
② 伊丹空港8:20→9:40成田空港10:40→14:00北京空港
③ 北京空港→三元橋→国貿→京倫飯店

かつては、大地にこれでもかと飛んでいたJALも経営破たん以降は激減し、関西から首都北京までの直行便はない。いつものように伊丹から成田経由で向かいました。
伊丹空港に着いて、チェックインをするためにJALカードを取り出そうとするとありません。「あ~、やってしまった。」昨夜、盗難にあった場合を想定して、持っていくクレジットカードをスキャニングして、そのままスキャナーに置き忘れていました。

海外に行く際は、多額の現金を持ち歩くのは危険ですので、いつもはその都度、現地でキャッシングをしています。これは困ったと頭を抱えましたが、帰宅もできず送ってもらうこともできません。 とほほのスタートです。
しかし、今回は銀聯カードの残高が少なくなっていたので、預入に30万円を持ってきていました。何らかの要因で高額支払いが発生しない限りは、これでおさまるだろうと思いますが、もしもの時の安心感がないのは事実です。

常宿に到着、前回も依頼した旅行社のG氏が切符を持ってお待ちでした。
北京からは、最初のSL撮影地チチハルまで1801次に乗車します。距離1,374キロ、所要時間は23時間23分の乗り鉄旅です。途中の赤嶺までは昨年乗車済みですが、後は初乗車となります。
切符をご覧のように姓名とパスポート番号が記載されています。今までは動車(電車)だけ、身分証が必要でしたが、ダフ屋一掃のために他の列車でも必要となりました。航空券と同様ですが、乗車時にすべての乗客を身分証と合わせてチェックすることは不可能です。抜本的な対策とはならずも抑止力程度でしょうね。
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とほほ! 寝台特急日本海 運休

2月中旬からの長期の中国鉄路の旅準備のために体力温存に努めておりましたが、そろそろ我慢できなくなり、それではと厳寒撮影の予行演習も兼ねて、3月時刻改正でなくなる寝台特急日本海急行きたぐにの乗車をやっておこうと思いたちました。

同行者を探したところ伏見の山の手住宅街に住むDRFC-OBのT君から、是非共との快諾を得ました。私には珍しく2度の打合せを行い、津軽鉄道ストーブ列車と、T君が愛した五能線を乗車して、沿線の有名な不老ふ死温泉に連泊をして、撮影後きたぐにで帰るとのプランが出来上がりました。宿泊・レンタカー手配、切符の購入等々を済まして、本日自宅を出発しました。

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白銀、三道嶺、雅満蘇 失業者二人の旅日記  初冬の大地へ      Part15 総集編 

今回は、O氏と2人の初冬の大地への失業者二人の旅になりました。一人旅は訪れる地での出会いがあったりでそれなりに楽しいのですが、道連れがあるのは話も弾み楽しく旅をすごせます。特に老人となった今は、ボケることが多くなり注意力が散漫になりますので、何よりも安心感がありました。

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失業者二人の旅日記 初冬の大地へ Part14 帰路

第14・15日目 12月13・14日

① (T76次) →9:16 鄭州 19:43(K284次)→翌6:55上海(18分早点)
②  14日 上海浦東13:10(JL894)→16:15関空
③ 14日 関空(JR)→新大阪→長岡京

▲ 兰州始発の北京西行きのT95次に乗車して郑州で下りました。切符をご覧のように快適な高級軟座寝台(二人1室)です。当日でも空席のある切符ですので、站の切符売場に並んで購入予定でしたが、時間がもったいないとトウさん圣由で依頼しました。手数料は50元と朋友料金で、良心的に対応してくださりました。
O氏は、いつもは時間優先でのんびりと長距離夜行寝台列車には乗っておられなかったので、高級軟臥は初めての経験だそうです。軟臥4人分のスペースを二人で使用しますので、料金も2倍(軟臥下鋪で740元=約9,250円)しますが、トイレ洗面所がついていますので非常に快適です。兰州局の看板列車だけあって、列車乗務員も若くて美女揃いです。兰州から郑州までは、1,187キロ、14時間9分の快適な乗り鉄旅でした。

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失業者二人の旅日記 初冬の大地へ Part13 白銀 その4

第13日目 12月12日  白銀4日目

① 白銀 15:30(チャーター車)→蘭州
② 蘭州1 9:07(T76次) →翌 9:16 鄭州

今日は、
359次撮影後に兰州に向かい夜行列車に乗車して翌日郑州下車、鄭州鉄道日記さんとお会いしてからO氏は北京へ、私は彼と一緒に上海へと向かいます。ご一緒に帰国したいのですが、JAL北京線は関空への直行便はありません。東京圣由だと、午後便では翌日のトランジットとなりますので、上海からの直行便としました。


▲ 今日は土日運休だった三冶錬往復の客車列車が走りますので、両方撮ることにしましたが、7:53三治錬行きの355次は暗くて、ISO3200でも開放で、シャッタースピードは80分の1しか切れません。初めて前照灯を点けて来ました。
357次は、場所を三冶錬よりに変えましたが、こちらも 8:19と日の出前の薄明るい状態で、ISO400の開放で160分の1です。

折り返しも撮った後、貨物は入るのか、SY牽引ではないかと情報収集のために踏切番小屋に行きますと、今日はDL牽引で今ヤードで待機中との連絡が入りました。私はDLでも一応撮っておきたいと近くの丘に向かうことにしましたが、O氏は蒸気以外に興味がないと動かれません。
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失業者二人の旅日記 初冬の大地へ Part12 白銀 その3

第12日目 12月11日 白銀3日目


8:22、朝日が顔を見せる頃に来る1470号機牽引の357次をお立ち台で、9:14の折り返しをDongchanggou站で撮りました。
山間に陽があたるようになりましたので、時間は分からないがいつもは、DL貨物列車が上ってくる事があるので、暇ついでに11時までは待って撮ろうかと、O氏と意見が一致しました。
11時近くになり、そろそろ引き上げようかと話をしていると、踏切番小屋に行っていたトウさんが来られて、昨日DLが故障したので蒸気機関車が来るようですと、思いもかけぬ知らせを持ってきてくださりました。

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失業者二人の旅日記 初冬の大地へ Part11 白銀 その2

第11日目 12月10日  白銀2日目

今日も夜明け前に目覚めて、いつものように朝食を仕入れて出発しました。7:50白銀新站を出る357次を撮影するには、日の出の関係上、昨日行った深部銅鉱手前の丘に登らなければなりません。


8:19、朝焼けの中、白煙を吹き上げながら1470号機牽引の357次がやって来ました。白銀のハイライトです。撮り終わった後も余韻に痺れました。 続きを読む

失業者二人の旅日記  初冬の大地へ      Part10 白銀 その1

第10日目 12月9日

哈密21:04(T296次)→12:10蘭州(20分晩点)
② 蘭州12:21(チャーター車)→13:46白銀

兰州站からはトウさんがチャーターした車に乗って、高速道路を白銀に向かいました。約100キロの道のりです。中国鉄路も通ってはいますが、本線上の白銀西站は、約7キロ離れた街外れにあり、上下各7本だけが停車しています。市内には支線の白銀市站がありますが、朝に上り1本、下りは夕方に1本しか旅客列車は走っていません。所要時間も約3時間と、利用できません。


▲ 兰州は中国全土に知れた牛肉麺発祥の地で、前回に準特急先輩と美味しい麺をいただきました。左のこってりした新疆拌麺とは違って、コクがあるのに透き通ったスープは、日本人好みでもあります。麺の種類は選べますので、平麺を注文しました。トッピングは、焼き豚ならぬ焼き牛肉です

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失業者二人の旅日記  初冬の大地へ Part9 雅満蘇(牙曼苏;Yamansu)その3

皆様、明けましておめでとうございます。今年も長文の紀行記を投稿し、お読み疲れ等のご迷惑をおかけいたしておりますが、出来るだけの簡略化を目指しますので、なにとぞご勘弁を賜りたくよろしくお願い申しあげます。

第8日目 12月7日  雅満蘇2日目

もし朝に運行があるのではと7時前には起きました。隣の部屋におられるアイグリさんに昨夜の情報をお聞きしましたが、運行は決まらなかったとの残念な返事です。蒸気機関車の様子を見に行かれたO氏からも止まったままだと確認されました。

それではと、夜間撮影でもするかと三脚を持って、まだ真っ暗闇を出かけました。

夜が明けてからアイグリさんが、事務所に行かれていろいろと聞いていただきましたが、検査員の偉いさんが引き上げるまで運行はないだろうとの返事です。そして、 蒸気機関車の運転手が親しい同じウィグル人です。今日彼は、交代でハミに帰っていくので、その前に単機であれば、フョトランができるように頼んでみますが、がどうでしょうかとの提案がありました。O氏と相談しましたが、もう1日あるので、明日に期待しようとお返事しました。
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失業者二人の旅日記 初冬の大地へ Part8 雅満蘇(牙曼苏;Yamansu)その2

第7日目 12月6日 雅満蘇

蒸気機関車が撮れないなら、せめてレールバスを入れて撮りたいと発車時間の確認をお願いしていましたが、 朝食中に出発してしまいました。関係者と連絡を取っていたアイグリさんでしたが、上手くいかなかったようです。仕方ありません、お奨めの撮影地に案内をお願いしました。


▲ グーグルから作成しました地図のとおり、路線は道路と離れています。アイグリさんの一押しは、かつて站があった雅山です。途中までは舗装された道路がありましたが、直角に右折して砂漠に入り、道なき道を適当に走ります。約30分で到着しましたが、列車交換が出来るようになっていました。周りに人家などありませんので、站というより信号所です。

雅山站から雅満蘇方向の小高い丘に登って、山口方面から折り返すであろうレールバスを待つことにしました。アイグリさんは、何度も電話して列車が来る確認をします。
待つ間にここに来た日本人はおられたのですかと聞きますと、旅行社のオオタニさんという方が2度、他に4人1組の日本人が来られています。欧米人も1組来られています。私達の訪問は5番目の案内ですと言われました。
さすが三道嶺のようにたくさんの列車が走行する事がなく、不定期で走っても一日1往復では、訪れる方はわずかのようです。
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失業者二人の旅日記 初冬の大地へ Part7 雅満蘇(牙曼苏;Yamansu) その1

第7日目 12月6日 哈密→雅満蘇

早朝6時前、哈密のホテルをアイグリさんも同行して出発しました。目的地の雅満蘇(牙曼苏)までは、約120キロ、鉱山鉄道の起点がある中国鉄路の山口站までは、鉄道線では97キロあります。道路灯もない真っ暗闇を東方向に約2時間強を走り、近くからは迷走を重ねてようやく8:14山口站に到着しました。以前に来た時の道がなかったそうです。 続きを読む

失業者二人の旅日記 初冬の大地へ Part6 三道嶺 その4

第6日目 12月5日 三道嶺4日目

今日は三道嶺撮影の最終日です。今年2月に準特急先輩と来た時は、お互いに何も分からずで、ただ案内されるままでしたが、2回目とあって土地勘も出来ていて、今どこにいるのか分かっての撮影ができました。三道嶺4回目のO氏の存在も大きかったと思います。4日間のまとめの意味からも今日はバッチリと決めたいと起き上がりました。

▲ 8:54、3回目の朝の通勤列車の撮影。今日は少し先まで行ってみました。S字カーブを回って登り坂を上がってくるのが分かりました。日の出が後15分遅ければ、朝日をバックに撮れますO氏は一日ごとに1分間、日の出は違ってくると申されていましたので、来年2月初旬がベストになるのではと思われます。

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失業者二人の旅日記  初冬の大地へ  Part5 三道嶺 その3

第4日目 12月3日 三道嶺撮影3日目

今日は昨日のことのないように起床を30分早めて、 撮影現場には通勤列車が東站を発車する前の8時30分前には到着しました。ようやく東の空が赤くなり始めた8時40分過ぎに発車を告げる白い煙が上がり、ドラフト音が聞こえ始めました。


昨日同様のカットになりましたが、今日は後ろ向きの牽引です。ターンテーブルがありませんので、ズリ捨て路線用の上遊型なのでしょうね。しかし、昨日と同じく前照灯を点けずの走行です。線路上に邪魔物はないとの前提なのでしょうか。牽引機は、SY1304号機でした

 

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失業者二人の旅日記 初冬の大地へ Part4 三道嶺 その2

第4日目 12月3日 三道嶺撮影

今日も失業者二人は、7時起きです。と言ってもここでは、北京から西へ遠く離れた新疆ウィグル自治区、約2時間の実質的時差がありますので、5時になります。まだ真っ暗闇の街中で朝食のマンタ(ウィグル料理のパオツ)を買い込んで出発しました。このマンタ、食べると羊肉の肉汁が口中に広がり、絶品です。美味しい朝食に活力を加えて、目指すはO氏お奨めの朝1本の通勤列車の撮影です。

8:43、目的地近くで車を降りて、懐中電灯で足元を 照らしながら撮影ポイントに向かいますが、すぐにドラフト音が聞こえてきました。

▲ 8:49、朝焼けをバックに白蛇のごとき煙を残しながら通勤列車がやって来ました。線路際の小高い丘に駆け上がりかじかむ手でシャッターを押しましたが、撮影準備をする時間がなさすぎました。撮影場所のまだ先はどうなっているのかが分かりません。この路線は東站西站を結ぶ路線でこの通勤列車のみが定期で走ります。明日の朝にリベンジすることにしました。
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