2012年冬から春への中国鉄路一人旅 Part5  国境の町、黑河(ヘイフー)のあじあ号展望車

第7日目 2月25
黒河20:40(K7036次)→ 7:08ハルピン

黑河へ来た目的は、国境の町の終着駅を見たかった以外に、是非とも会って見たい車両があったからです。ただ、情報は古く既に解体されているかとの不安がありましたが、行って確認する事にしました。

朝食後、ホテルに荷物を預けて駅に向かいました。まずは、10日後の切符購入です。昆明から成都までの切符は今日、駅での販売が開始されます。シーズンでは、団体客におさえられて中々入手困難ですが、この時期は大丈夫です。ネット残席情報でも大半が残っています。難なくゲットできました。


▲ ローカル駅だけあって、窓口は1ケ所だけですが、直ぐに買えました。

▲ 見たい車両基地は、最先端でここで線路は終わっています。



▲ 客車区の隅っこに、おりました。恋人に会った気持ちがします。もう、お分かりでしょうが、満州の荒野を快走したあじあ号の展望車です。

富士で使用されたテンイネ2型は、少なくとも3両が確認され、復元保存されていますが、あじあ号の展望車だけはどこに行ったのか分らず、ここ国境の町の隅でボロボロの姿を発見されました。窓ガラスは全部割られて無残な姿ですが、二重窓だった痕跡は残っています。3軸台車は残念ながら履き替えられています。
公務車とされていましたので、最後は事業用車として使用されたようですが、どのような数奇な人生をおくってきたのか語る人はいません。是非とも当時の姿に復元して展示をしていただきたいと思うのは私だけではないと思います。


国境の町といっても、ロシア風の建築が残った町との印象以外はありませんでした。今回の訪問目的は遂げましたので、早め駅に行ってPCをいじくりながらの時間を過ごしました。
昼間ガラガラだった待合室も発車2時間前になると一杯になってきます。ロシア人も多く見かけられました。

K7036次は、黒河からハルピンまでの655キロを10時間28分で結びます。ホームに入ってびっくりしたのは、何と軟座寝台が5両も連結してあり、ロシア人も多く乗っています。今日の同室者はどなたかと思っていましたら、陽気なロシア人姉妹でした。
お姉さんは、4ケ月前にハルピンに来て、大学でロシア語の先生をしています。妹さんは、7日前に郷里のモスクワから遊びに来ているそうです。中国語と英語を交えて、会話を楽しみました。