2009年青春18きっぷの旅Ⅰ Part1北陸へ

今年から晴れて自由人となっての私用旅行は、犬山で行われるDRFCクローバー会イベントが、初めてです。
リタイヤを余儀なくされた持病も、毎日のリハビリ治療が効いたのか、悪化が止まり、徐々にではありますが、痛みが和らぎだしました。それではと、以前より行きたいと思っていた電化された小浜線富山ライトレール視察を、イベント前の候補にあげて計画を練りました。

氷見線城端線も乗ってみたい。万葉線も乗車したいと、5:10長岡京発からのダイヤを組みました。しかし、早朝起きは得意だったのに、当日は、なぜか寝過してしまいました。しかし、大丈夫です。もしもの第2案も作成しておきました。

京都駅

① 長岡京7:25(普通321系)→7:37京都
② 京都7:48(229M・園部~福知山間は1125M)→9:45綾部
心配していた天気は上々、久しぶりの旅の始まりです。クハ222-5512+クモハ223-5512の福知山行き2両と、園部までの221系4両の6両編成です。最近の山陰線の電車は、1部の113系を残して、殆どが221系に置き換えられ、非常に快適になりました。

山陰線 八木付近を走行する221系 複線使用直前

山陰線 八木付近を走行する223系と221系 複線使用直前

綾部駅入線の331M

③ 綾部9:57(331M)→10:34東舞鶴
クモハ113-5304+クモハ112-5304の2両編成に乗車しました。東舞鶴駅手前では、場内赤信号で、一旦停車。場内信号機下部に設置された誘導信号機の点灯指示に基づき、低速(15km/h以下)で走行して、高架島式ホームの2番線に進入しました。2番線には、既に小浜線の125系が発車待ちをしています。約10m手前で停車して、同じホームを前に歩いての乗り換えでした。

東舞鶴駅

④ 東舞鶴11:03(931M)→13:03敦賀
同一線路上に、2編成が停車しての乗り換えは、初めての経験です。欧州へよく行かれる先輩の話ですと、このような乗り換えは、欧州では珍しい事ではなく、ABCと3列車が入線・出発する駅もあるそうです。
どこの国でも鉄道全盛期は、20両もの客車長編成が当たり前でしたが、昨今は、1~4程度の短編成となってしまったので、このような使われ方になったそうです。

戦前までの東舞鶴駅は、皇族は訪れるために貴賓室まである由緒ある駅でした。また敗戦後は、大陸からの引揚者が郷里へと帰還する、悲しい歴史を持った駅でしたが、1996年の高架化で、今は、当時を見る影もなく周囲は一変しました。

小浜駅にて、敦賀からの930Mと交換

駅前をぶらついた約30分後に乗車しました。車両編成は、小浜線電化完成の2002年に新製されたが、座席数不評から、配置が2+1列から2+2列へと改造されたクモハ125-1と、北陸線敦賀直流電化時の第3次型クモハ125-15の2連です。

中間扉付近には、折りたたみ椅子が準備されている。

どちらも中間ドアが、増設可能になっている点は同じで、これが見てみたかったところです。当然、この部分での座席と、窓配置は、合わなくなっていますが、仕方のないところです。しかし、ローカル線の利用客は、今後減る事はあっても、増える見込みのない事は、明らかです。3枚扉にする日は、果たして来るのだろうかと思います。

小浜線乗車は、かってC58が走行していた当時から、約40年ぶり近くになりますが、沿線風景は、さほど変わらずです。日本海近くの路線ですが、海沿いを走行するのは、ごく僅かです。皆様方が撮影に励まれた、十村の大カーブは、変わらず健在でした。列車本数が、少ない路線ですが、小浜と美浜で交換がありました。

福井駅

⑤ 敦賀13:33(249M)→14:24福井
敦賀到着直前の敦賀運転派出には、419系が2編成留置されていましたので、乗車するのを楽しみにしていましたが、249Mは、残念ながら2006年敦賀直流電化時の521系、クハ520-3+クモハ521-3の2両編成でした。

普段に乗車する223系と、車内装飾は、変わりありません。シート地ぐらいは、土地感を出して欲しいと思うのは、私だけでしょうか。敦賀駅名物駅弁の鯛の舞を食しながら、残雪すらない北陸路を北上しました。

越美北線 越前大野行きのキハ120系 福井駅2番ホーム

すれ違った491系 まだ健在なようです。

氷見線 415系

⑥ 福井14:46(363M)→16:10金沢
2005年4月より高架となった福井駅からは、475系3両編成の363Mに乗り換える事ができ、また残雪の立山連峰も車窓となり、ようやく金沢までの北陸路を、乗車する雰囲気が、味あえました。

⑦ 金沢16:32(447M)→17:10高岡
金沢から高岡までは、同じく475系6両編成でした。金沢を過ぎると、5年後(平成26年度)を目指して、沿線を並行するように北陸新幹線の建設工事が、進んでいるのが見えます。完成すると、東京までの到達時間は、約80分短縮されて、約2時間20分になります。

富山駅では、ラッキーにも、471系のトップナンバー、クモハ471-1+モハ471-1を見る事ができました。

クモハ471-1

今年9月に、開町400年を迎える高岡市の玄関口、JR高岡駅は、2009年12月完成を目指しての、橋上化工事中でした。完成後は、氷見線ホームが移設され、2013年には、万葉線駅も駅にもっと近くに延伸され、生まれ変わります。詳細は、高岡駅リニューアル概要をご覧下さい。
http://www.city.takaoka.toyama.jp/toshi/1009/img12/pamphlet1.pdf

ただ、2014年の北陸新幹線開業時は、現在の駅は使用せずに、城端線二塚駅とのほぼ中間地点に新高岡駅が、新設されます。詳細は、新高岡駅計画概要をご覧下さい。
http://www.city.takaoka.toyama.jp/toshi/1009/img12/pamphlet2.pdf

人口18万人、日本海側の典型的なローカル都市に、新幹線と在来線の2つの駅が、存在する事となります。初めてのケースです。高岡市にとって、発展活性化につながるのかどうか、街の様子が大きく変わる事は、間違いないでしょう。

今年が最後の氷見線7番ホーム

⑧ 高岡17:25(545D)→17:52氷見
⑨ 氷見17:59(544D)→18:28高岡

氷見線は、他のホームとは外れて、東側に位置します。今年限りの使用となったホームには、折り返しのキハ47-66+キハ47-1092が入線してきました。乗降客は、学生が殆どで、一般は老人ばかりでした。

氷見駅

氷見駅

能町駅で、DE10牽引の高岡貨物駅からの貨物列車と交換しました。雨晴トンネルを抜けると、氷見線撮影地で有名な女岩が見えます。

地元の新聞には、普段は海の中に立ち、陸とは離れているが、冬季になると、流砂で、陸続きになる事が多く、柵を設置しても流され、立ち札を立てても、無視した観光客が、危険な横断行為を繰り返すので、止めるようにと記事が出ていました。

氷見は、日本一の寒ブリで有名な街です。是非とも食したかったのですが、久しぶりの鈍行列車の旅で疲れました。今日は、WBCの初戦もあります。ホテルでゆっくりと温泉につかって、病み上がりの老体を休める事にしました。 Part2 へ続く

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