▲ 10:01 青春18きっぷを利用して北上しました。今日は大阪に向かうトワイライトエクスプレスを途中で駅撮り予定ですがどこが良いのか分かりません。車上からのロケハンで木造駅舎の大土呂に決めましたが、逆光気味で今一でした。寝台特急は直線区間を高速で南下して行きました。
午前中、北陸線を南下する列車は内側から順光で撮るのは難しく、困りました。
台湾より帰国してから1週間、前回1月の訪台でご一緒させていただきましたクモハ73106東ウラさんから、「トワイライトエクスプレスを撮りに行くが、また一緒にいかがですか。」と、お誘いを受けました。昨年は秋に集中的に行った北陸路ですが、撮影目的地の市振はまだ行った事はありません。2つ返事でご一緒させていただく事にしました。
第1日目 7月31日
① 長岡京6:44(223系快速702M)⇒6:57山科
② 山科7:05(117系普通)⇒8:03近江今津
③ 近江今津8:13(521系普通4843M)⇒9:37大土呂
この時間はまだ湖西線に新快速運用はありません。快速と普通、223系⇒117系⇒521系と乗り継いでトワイライトエクスプレスとすれ違う福井手前の大土呂で降りました。
▲ 9:50 しらさぎ56号が「露払い役」としてか、先行して通過して行きます。この後冒頭のシーンを撮影です。
▲ 大土呂駅舎です。1896年(明治29年)7月15日 に官設鉄道北陸線が敦賀駅から福井駅まで開業した際に設置されました。現在の駅舎は福井地震で全壊後に1948年再建されています。軒下が線路側と正面にもある木造駅舎です。
福井へと向かいますが1駅手前の北鯖江に戻っても同じ列車になりますので南下する列車に乗車しました。
④ 大土呂10:17(普通226M)⇒10:21北鯖江
▲ 北鯖江駅舎です。大土呂駅より59年遅れの1955年(昭和30年)5月1日に開業しました。
⑤ 北鯖江10:36(普通237M)⇒10:46福井
▲ 11:01 福井に来たらソースカツ丼とおろしそばを食べなくちゃいけません。駅前の案内所のお嬢さんに手打ちそばの美味しい店とオーダーをだして紹介していただいた内の1店が「福そば」です。
▲ 12:20 名鉄から譲渡を受けた770形が福井駅前電停に到着です。もう少し延伸されてJR福井駅に入れば、より便利とは思いますが・・。
▲ 12:29 福井駅ホームでは越美北線開業50周年を記念した、キハ120形のラッピング車両が入線していました。時間があれば久しぶりに往復してみたいとは思いましたが、今日はちょっと無理でした。
⑥ 福井12:45(521系普通335M)⇒14:10金沢
⑦ 金沢14:29(国鉄型普通457M)⇒15:34富山
⑧ 富山15:44(国鉄型普通553M)⇒16:45市振
▲ 16:45 福井からは3列車を乗り継いで市振到着です。ホームから駅舎への渡り通路には珍しい遮断機・警報機つきの構内踏切が設置されています。
市振駅は、来年の北陸新幹線開業後には、「えちごトキめき鉄道」と「あいの風とやま鉄道」に移管されます。この駅は両社の境界駅となり、えちごトキめき鉄道が管理します。
構内にはレンガのランプ小屋が保存されていました。
▲ 待合室に掲示されていたレアものの観光案内図。看板屋さんが手書きで描かれたと思いますが、少し補修をして大切に残して欲しいものです。
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▲ 市振駅地図 Google座標; 36.980465, 137.650373
市振駅は、大型長距離トラックが行きかう国道横にひっそりと建っていました。
徒歩約10分で東京から来られるクモハ73106東ウラさんとの合流地点の道の駅「越後市振の関」へと向かいます。
▲ 17:06 道の駅にはコンビニと食堂が併設されています。付近にこれ以外にコンビニやファミレスは見当たらずなのですが、営業は21時までです。クモハ73106東ウラさんが車で来られるのは深夜の午前1時頃との連絡でした。それまでは24時間空いている休憩所で待つ以外なさそうです。
▲ 17:20 時間はたっぷりとあります。明朝に一緒に撮るであろう撮影ポイントをロケハンする事にしました。
約10分少々を富山方向に歩きますと、公民館横の広場から山頂への階段が見えました。ここを登れば明日の俯瞰撮影地に着くだろうと見上げますが階段は途中までで、そこから上は虫一杯の雑草がうっそうと茂っています。これは困った。この状況では台湾の二の舞いになる事が必至です。
そして、今日も虫対策はしてきましたが長袖は暑すぎてとても着れません。虫よけスプレーを肌の露出部分にはたっぷりと振って挑むことにしました。問題はもう1つありました。カメラ等を詰め込んだリックサックは重く、背負っての急な階段は老体には酷です。
前にかがみながら1歩、1歩上がりますがその度に汗が流れ落ちます。途中で休んで汗を拭きながらの階段上までは約20分を要しました。これより上は雑草が行く手を阻みます。横へと伸びる通路はご覧のように雑草が這っていますが何とか行けそうです。汗で流れた虫よけスプレーを再度やり直しますが、やはり虫は飛んできました。追い払いながらの撮影でしたが、シャッターを押す間は無防備です。2ケ所やられました。台湾からの虫刺されは16ケ所となって治まらない痒みの上乗せになりました。
▲ 17:41 直ぐにやって来たのは南下する「はくたか16号」です。
ご覧の通り画面左上には夕日が入り、完全逆光になりました。夕日に輝く海原をバックに走る消え行く特急のイメージでシャッターを切りましたが惨敗です。身を犠牲にしての努力も報われませんでした。
肝心の北上するトワイライトエクスプレスですが、市振には17:15前後に通過するはずです。しかし途中ですれ違った様子はありませんでした。遅れてきて階段を上っている間に来ていたのでしょうか。しばらく待ちましたが、虫が盛んに活動する時間になりましたので退散する事にしました。
18:30 道の駅に戻ってからは直ぐに食堂でビールを頼みましたが、厨房におられるおばちゃまは「ここには置いていません。お手数ですが隣のコンビニで買って持ち込んでください。経営が同じなので問題ないですよ。」とのやさしい返答です。店売り価格で冷房の効いた中で座って飲めるとは最高ですね。レジのオーナーに閉店まで飲み続けます。閉店間際には買いだめするので声をかけて欲しいとお願いしてよく冷えたビールを求めました。
こういう事もあろうかと携帯クーラーバックは持ってきました。用意は万端で、タブレットでネットをしながら21時まで食堂に居候、クモハ73106東ウラさんたちが来られた午前1時までは休憩所に移動してお気楽に過ごしました。 Part2へ続く
ぶんしゅう旅日記様
太麻里の山登りと比べ市振の雑草をかき分けての俯瞰撮影はえらい大変でしたね。臨場感あふれるレポートを拝見させていただきました。何もなくても山登りはきついですが、ぶんしゅうさんは重装備でこたえたと思います。最近、東京の公園でも蚊が大変な問題になっておりますが、私よりもずっと若いとはいえ、これからも充分注意して撮影を楽しんでください。
準特急様、いつもコメントをいただきまして、ありがとうございます。
咬む蚊は雌だそうで、蚊の女性にはよくモテます。暑い夏はクーラーの効いた部屋でTV映画鑑賞していれば良いのですが、鉄と聞けば自然に行ってしまいます。秋から冬の鉄ちゃん旅も目白押しです。投稿がおっつかないのが大きな問題です。注意しての旅を心がけます。
今日10月1日が新幹線開業50周年の記念すべき日とは全然頭になく、この日、ぶんしゅう旅日記さんの奮闘した市振の山に挑戦してきました。階段が整備されていて私の様な高齢者でもそこそこ登ることができました。クモハ73106東ウラさんなら難なくこの山を克服されたことでしょう。秋になり涼しくなったことと何より虫がいなく、細長い爬虫類も出てきませんで快適でした。途中一カ所比較的背の高い頑丈な金網を乗り越える所があり、高齢かつ足の短い私は金網に足がひっかかり脱出するのに苦労しました。撮影を一通り終えて帰る時に丁度ぶんしゅうさんからのメールと留守電に気づき、電話で金網越えが大変なことを申し上げたら、「右に少し行くと金網に切れ目と言おうか出口がある」ということでこれはえらい助かりました。しかし、毎年足腰の衰えを感じているのであまり無理せんことだなと思いました。
準特急様、市振ご挑戦お疲れ様でした。涼しくなると鉄ちゃん活動にも拍車がかかりますね。
暑くもなく寒くもなくはベストシーズンです。私も5日から北陸線のリベンジに参ります。昨年秋は北陸通いを続けましたがJRは来年もあるさと、無視していましたので今年は張り切るつもりです。どこが良いですか?今度行かれる時は是非にご連絡ください。足はぶんしゅう7号が引き受けます。よろしくお願い申し上げます。