「見納めの”三江線”の桜を見に行こうツアー」では12名の会員の皆さまのご参加をいただきましてありがとうございました。せっかく行くのだから桜満開となればと願っていましたがピタリと合致し、また晴天にも恵まれました。これは参加された皆さま方のつね日頃の精進があったればこそと感謝いたしております。
皆さまは、それぞれお好みのルートで三江線に入られ、またそれぞれのルートで桜満開の春の車窓を楽しまれたと思っております。
私は2日前の3月31日に現地に先乗りして、まだつぼみだった桜の開花を祈りました。当初の予定ではぶんしゅう7号で入って、ツアー参加前後は撮影に励むつもりでしたが4日に家の用事が入ったために3日に一旦帰宅、5日に再度訪問としました。数回に分けて三江線、春爛漫の紀行記を掲載させていただきますのでよろしくお願い申し上げます。
第1日目 3月31日 その1
▲ 参加者の皆さんには青春18きっぷを使える福塩線経由したルートも提案していましたが、既に年末下見で乗車しています。ならば新見から芸備線の桜の開花状況も見てみたいと今回はこちらを選択しました。
① 長岡京6:52(快速)⇒7:16新大阪7:40(新快速)⇒8:51姫路
ちょっと早めに出発しました。最近、新大阪駅には行っていないので高架コンコースのリニューアル状況を見たく時間をとりました。姫路では大好物の名物”駅そば”を食べたくての時間調整です。
② 姫路9:11⇒9:30相生9:32⇒10:38岡山
▲ 10:38 221系⇒223系⇒115系と乗り継いで岡山到着。立ったのは新大阪~大阪の1区間のみでした。1・2番線ホームの吊り下げ発車時刻表には通過貨物列車の時刻が表示されているのを珍しく見ました。
③ 岡山11:15⇒12:46新見13:01⇒14:25備後落合14:38⇒16:00三次
▲ 12:46 白いマスクが印象的な元マリンライナー改造213系乗車で新見到着。まだバリアフリーにはなっていなく階段を上下して芸備線発車ホームへと移動します。
新見から発車する列車は1日6本(平日)のみで備後落合まで行くのは5:16、13:01、18:24のわずか3本だけです。
1967年(昭和42年)当時には急行3本を含む11本もあったのに比べると厭世感は否めません。
※ 下に時刻表を掲載しています。
13:01 キハ120-343単行に乗車しました。
▲ 3月26日に改正された新見⇒備後落合⇒三次の時刻表です。運転日注意の列車が西村さんが指摘された高校生通学用の臨時列車です。
▲ 13:01 新見からが本番です。運転席横に立って進行方向を見入ります。
▲ 新見⇒備後落合 路線長51㌔の所要時間は1時間24分、平均速度は36.4km/hです。途中で制限速度25km/hが各所にありますが、駅での列車交換待ちもなく平均的なローカル列車スピードで走行しました。途中、桜は見られませんでした。
▲ 14:34 宍道からのキハ120-2の1449D到着。どっと乗客が降りてこられました。春休み、青春18きっぷ利用期からなのでしょうね。
▲ 西村さんがご紹介されていた3列車が並ぶ光景ですが、これが精いっぱいの撮影です。
備後落合⇒三次の路線長は45.7㌔、所要時間は1時間22分、平均速度は33.4km/hです。
▲ 備後落合からは保線区員とおぼしき若者が乗り込みました。食入る様に前方を目視されています。線路やレールの異常は揺れや走行音で運転手が分ると言いますので彼はその確認と路盤や線路際の状況の安全確認しているのでしょうね。
▲ 15:24 備後庄原で備後落合行きの358Dとの列車交換で約4分停車です。
▲ 1967年(昭和42年)当時、備後庄原には急行(11本)も含めて一日30本の列車が発着していました。夜行急行すらありましたが、現在は普通のみの14本と半減しました。
▲ 15:56 三次の1駅手前の八次に到着。ホームに桜が見られたのはこの駅だけでした。
▲ 16:00 定刻に三次2番線に到着。約4時間の乗り鉄旅が終わりました。これからは予約してある駅レンタカーに乗っての三江線の撮り鉄旅に向かいます。スイッチを切り替えて臨みます。 Part2へ続く