鉄道ファン昭和41年6月号

淡路交通の記事が出ていると言うことで川畑君に見せてもらったことはすでに書いたが、同号にはさらに驚くべき記事が出ていたのだ!

目次を見ると隔世の感だ。総武線複々線化工事とか、大分交通国東線廃止とか、クモユニ82登場とか、走れ!C62などの記事の中に「実現近い神戸市の高架市電」という荒唐無稽な記事が出ていた。これだけでも驚きだが記事の出元を見てさらに驚いた。なんと「同志社大学鉄道同好会」とあるではないか!!

記事を読むと建設進む阪神高速神戸線と同じような高架線にして二両連結の市電を走らせよう、でも国鉄線をオーバークロスするのが難しい、などと言っている。なにやらこうしたいという希望記事かと思ったが、この構想に対して市民からは騒音が心配との投書があるとか、累積赤字が10年で返済されると交通局が言っていると書いてあるので本当にあった話であろう。41年度予算で2000万円がついたとあるので与太記事ではないらしい。こんな高架市電は実現していないからよかったが、もしできていたらあの震災で大被害が起きていただろうと推察できる。

ところでこの記事は誰が書いたのか、41年と言えば3年生だったので会長職を拝命していたときである。なのに全く記憶にない。神戸だから阪急会かサロン・ド・阪神が怪しい。村尾、津村、藤田、早川などの諸君が想像できるがわからない。川畑君の手帳に書いてあればわかるのだが・・・。当事者からの自供を待つ。

3 thoughts on “鉄道ファン昭和41年6月号

  1. これを書いたのは、何を隠そう、藻塩焼く須磨の浦に細々と余命をつないでいる老人であります。当時OB会がなく、現役を装った形態になっていいます。神戸市交通局が赤字に悩む市電を「発想一転」飛躍せしめるべく、大々的に記者発表した(老人は当時記者クラブ担当。因みに木村太郎も当時NHK神戸支局記者で神戸市政記者クラブのメンバーでした)もので、その時点では与太記事ではありません。

    結局部分的にせよ実現しなかったのは、建設省と運輸省の縄張り争いでした。建設省は、地下鉄ならともかく、道路上の空間は高速道路のために空けておけ、どうしてもやりたければ自前で土地を確保せよ、道路は建設省の所管である、と譲らず。米手作市氏の喝破通り、もし実現していたら、地震までは予想しないまでも、かつてのシカゴ高架電車みたいなことになっていたかも。

    港湾や空港関連の道路は運輸省所管ですから、この上に建設するのは問題ないのですが、肝心の街中はすべて建設省ですから、話が続かなかったというか、有体に言えば神戸市交通局のフライイング=根回し不足であったと思われます。

    その後両省が妥協・協議し、この構想は新交通システムに発展して結実するに至ります。まあその過程というか、発想初期での、錬度不足のままでのかなり乱暴なフライイングではありました。それでも建設省所管道路上は軌道法(運輸・建設両省共管)と地方鉄道法(道路や河川横断部分以外運輸省所管)両方での手続きを要し、やったらめったらと大量の書類や図面を重複提出さされています。

    運輸省と建設省は霞ヶ関で同じビルで、現在は国土交通省と併合されていますが、元来(今でも恐らく)犬猿の仲。予算上は問題なく建設省が裕福(それにたかる政治家やコンサル、ゼネコンの応援団=利益共同体=必ず幹部OBをいっぱい抱えている)で、例えば道路補助比率も建設省が1/2とすると、運輸省は建前はともかく、実質1/4ぐらい。抜群は農林省で、3/4など当たり前。日本を挙げて土建国家だった(今でも)のであります。

  2. これは失礼しました。
    この頃、京都にも地下鉄を作るという話が本格化していて、同好会名で市電サイズの車両で地下と地上の共通運用を京都市に提案したことがあります。小西君と市長にあって提案書を提出したのが新聞に出ましたが一顧だにされませんでした。
    この話とよく似ているので気になった次第です。しかし、これはアイデアはよろしいがかなりの際物で、根回しがなければ絶対というほど不可能でしょう。当時は六甲山の土を海まで運ぶベルトコンベアを作ったりしていた時代ではなかったでしょうか?神戸市も“神戸市株式会社”と揶揄されていたのを思い出します。

    湯口先輩が木村太郎と親友とは、世間が狭いことを教えてくれたいい記事でした。

  3. 何時ものように朝4時頃眼覚め「デ元青」を立ち上げたら、高架市電の話が披露されていたので驚いた。投稿した本人から顛末を紹介したから今後、本件はチャック事項とする必要はなさそうだ。乙訓も「ファン」に掲載されるまで知らなかった。
    でも、本件は投稿本人さんの10年ばかり前までの人格?に関わる件であるので、クローバー会会員は話のタネにしないようにお願いしたい。今も時々問題発言が絶えない乙訓であるので、注意するようにしたい。

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