キハ47の「瀬戸内マリンビュー」からキロ47の「エトセトラ」に生まれ変って10日ほどが経ちました。JR西とツアー会社のPRが功を奏しているのか、まずまずのすべり出しのようです。昨日は下り列車を西条駅で待ち受けました。
3番ホームでは駅員が横断幕を用意するなど準備が始まりました。
15:16「エトセトラ」がゆっくりと3番線に入線してきました。
エトセトラは西条で約14分停車し、後続の普通列車337Mに追い越されます。15:19には4番線に上り貨物列車が到着します。
実は上り貨物の補機と「エトセトラ」のツーショットを期待したのですが、この日は月曜日で荷が少なく、補機を従えず単機で到着したのでガッカリ。2番線に回送の補機が並ぶのではと期待しましたが、アテが外れました。この停車時間を利用して、駅員が乗客の記念写真を撮るサービスをしていました。
後続の普通電車337Mが到着します。
以上が山線を行く平日ダイヤの下り「エトセトラ」の西条駅での様子です。休日ダイヤでは違った組み合わせがあるかもしれません。
さて「エトセトラ」や「シースピカ」、更には「瑞風」や「ウエストエクスプレス銀河」を起爆剤にして盛り上げを図ろうとしてきた尾道市やJR西に衝撃が走りました。昨年新装開店した尾道駅の中にあるホテルや飲食店が撤退すると表明したからです。
コロナ禍の影響であり、いかんともしがたいのですが、余りにインバウンド頼みの投資はリスクも大きいことを証明したようになりました。
GOTOトラベルで観光客は少し戻りつつあり、尾道ラーメンの店先に長い行列が見られるようにはなってきましたが、外国人は珍しく、多くは近隣からの日帰り観光客のようで、目玉のしまなみ海道のサイクリング客用の貸自転車も多くが車庫で眠っています。自慢のサイクルシップ「ラズリ」も尾道港桟橋に係留されたままです。
サイクリストの宿泊設備が不足しているということで、実は糸崎駅前に新しいビジネスホテル「ホテルAZ」が明日14日(鉄道記念日ですね)に開業する運びとなっています。九州が地盤のホテルチェーンが瀬戸内に進出してきたようで、1泊朝食付き4800円がウリのようです。尾道駅の二の舞にならないことを祈るばかりです。
さてエトセトラの様子を引続き取材し、適宜アップしてゆこうと思っていますのでお楽しみに!
梅小路公園にも明日、JR西日本の子会社が経営する『ポテル』なるものが開業します。本来ならば4月の連休前にオープンだったのが鉄道記念日まで延びてしまいました。インバウンド狙いのお手軽ホテルは今年に入ってから連続倒産しています。でも、おかげで京都は本来の賑わいに戻りつつあります。