【飲み鉄】豊橋の「おでんしゃ」で飲む。

今年はうさぎ年なのでジャンプを・・・と年末年始の番組で盛んに使われていた言葉だ。その言葉通り、年初から忙しくなってきた。
小生は鉄道友の会にも加入しているのだが、そちらの知り合いから豊橋の「おでんしゃ」に乗らないかと誘われた。まだ乗ったことも無いし、一人で乗るのは困難なので2つ返事で参加すると答えた。
そして、その方の知人で、豊橋の市内線から歩いて3-4分の所に住む会員の方が予約を取ってくれたらしい。聞くところではなかなか予約が取れないそうで、今回は日曜日の昼便との事だが、「呑み助にとっては時間は関係ない。」と昼飲みが決定!
体調などに万を持して「いざ豊橋へ」。
豊橋駅で待ち合わせ場所に着いたら、すでに車両がやって来て待機していた。
おでんしゃの舞台、豊橋鉄道3200形。  豊橋駅前のデッキから。

さあ、ホームへ行こう。
車両が入って来た。3200形(元名鉄580形)の3203号が使用されている。


ホームに入ったら、アテンダントさん2名と運転士さんとで飲料などを積み込み出発の支度が始まった。少し待って、いよいよおでんしゃ開店となった。
ちょうちんが付いて雰囲気が盛り上がる・・・(当然、走行時は外しますが)

さっそく室内へ。飾りつけが昭和レトロの居酒屋的懐かしい感じだ。

料理は車庫を出発前に並べられていたようだ。
車内は中ドアを境に左右に2つのテーブルが設置されて、それぞれの運転台側にビールサーバーがあり、アテンダントさんが控えている。
みんな乗り込んで行ったが、今日のメンバーは幹事をしていただいた方の知人(いろいろ顔の広い方で鉄道とは限らないメンバ)を含めて参加者が全部で16名。
うち友の会の人は10人だった。うち1名がこの行事を忘れていたようで、まだ家にいるという事でドタキャン。
そうこうしているうちに、列車が定刻になり、一般列車の続行運転で発車した。
路面電車はこの辺りは運転士の判断である程度自由が利くのがいいところ。
車内ではスタッフ紹介があり、運転士さんはベテランの方で、このおでんしゃも数多く運転しているそうだ。アテンダントの2名の女性は、姓は異なるが実の姉妹だそうで、息の合った司会進行で場を盛り上げていた。

列車は井原停留所まで走り、そこで急カーブを切って、運動公園前へと走る。
市内電車なので、かなり揺れもあるが、スピードを調整しながら運転しているので、酒やビールがこぼれるほどのことは無い。横にクルマを運転する人を下に見ながら
呑み助たちが行く。
終点の運動公園前までは約30分。ここで、停留所の一番奥へ停車し、約30分の時間調整とトイレ休憩だ。駅横にある公園の入り口付近にトイレがあり、これを利用させてもらう。改修されたばかりと思われとても綺麗なトイレだった。
下りたところで1枚。後ろに停車しているのは定期列車だ。一般乗客はこちらに乗車。
天気は最高、気温も高く風が無かったので、暑いくらいで熱燗よりもビールが進む。
さて、後半戦だ。
ここで食事の概要を見ておいてもらおう。
おでんと、弁当、それにカップ酒が付いている。

メインのおでんはこれだ。さすが地元というか、ヤマサのちくわを中心とした具が入ったおでんで、特に出汁がうまかった。

アツアツが食べられるように、紐を引くと蒸気で熱せられる仕組みの容器を使用。
このおでんが結構ボリュームがあり、弁当と合わせて腹いっぱいになった。
酒はカップが1つ付いていたが、おでんしゃ特製ラベルのワンカップ。
桝も特製の焼印入りの桝で香りがイイ。もちろんお持ち帰りOKだ。
というところで、宴もたけなわなところでじゃんけん大会が行われた。
本来ならカラオケもできる設備があるのだが、コロナ感染拡大防止の観点でまだOKが出ていないのでできないそうだ。残念。
ということで、あっという間に豊橋駅前に到着。
折り返しの回送を駅前で撮影。運転士さんに手を振って皆でお見送りして本日のイベントは終了となった。
任務を終えて車庫へ引き上げていく「おでんしゃ」回送。

時刻は1時半。そこは鉄道好きのメンバーが集まっているので、これだけで終わるはずもなく、引き続き渥美線に乗ってちょっとミニ撮影会を行ってから、名古屋へ戻り、軽く反省会を行い、その後各自帰途についた。

楽しい時間を過ごせたし、貴重な体験もできた。幹事さんは年に何回もおでんしゃの予約を取っているそうで、過去15回くらい乗車されているそうだ。
今回は段取りいただきありがとうございました。
そして、今回お世話になったけれども、また夏場のビール電車をお願いしようと、参加者一同で思った次第だった。

おしまい。

 

【飲み鉄】豊橋の「おでんしゃ」で飲む。」への2件のフィードバック

  1. やまちゃん77様
    臨場感あふれる素晴らしいレポートです。下戸鉄の私ですが、これくらいの時間なら楽しい時間が期待できそうです。ただ、後期高齢者の爺さんなので他の参加者に対して雰囲気を壊すとまずいなとも思っております。その点では以前明知鉄道で車内食事会が開催されましたが、気心の知れたDRFCの皆さんだけの貸し切りでトイレ付き(折り返し時のトイレでも結構です)なら行けそうと考え直している人見知り鉄、カラオケ苦手鉄でもあります。

  2. 準特急さま、コメントありがとうございます。
    この記事を投稿したあとすぐに発売された、鉄道ダイヤ情報2・3月号を見てビックリ。同じ「おでんしゃ」ネタをレールウェイライターの伊原 薫氏が入稿されていました。あちらはレポートですので、酔う所まで飲まれたかどうかは分かりませんが、昼間に車庫での準備から実際のお客さんが乗車しているところまで、一日取材をされているようなので、我々乗客だけの立場でしたが、鉄道会社側の動きも分かったので、なかなか面白く読ませていただきました。
    やはり寒い時期には暖かい食べ物であったかい酒を・・・という発想になるのでしょうね。
    この列車、おでんと弁当だけでも結構食べ応えがありましたので、お酒はどうも・・・という方でもそれなりには満足できると思います。記事には書き漏らしましたが、車内には特製のガシャポンがあり、おでんしゃ特製のピンバッジなどが入っていますので、グッズを集める楽しみもありますね。現状はカラオケができないのは難点ですが、昨日の政府方針では人数によるエンタメ関連の規制を撤廃するようなので、間もなく復活するのではないでしょうか。そうなれば、もう少しコミュニケーションのバラエティが拡がりますね。

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