スクラップブック 4 新幹線編

スクラップを見る楽しみの一つに、主題ではない記事がちょっと残っていることがある。そこにおもしろい記事が載っていることがある。たとえば相撲の取り組みとか、広告とか、事件・事故などである。一度探してみてはいかがだろう。

さて、新幹線開業が近づくに伴い習熟運転が佳境に入ると、予想通りの問題が頻発する。

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【綴じ込み付録】
最近評判のDF50に関する当時の事故記事があったので新幹線関連ではないが掲載する。機関車はDF50らしいが機番は読めない。たぶん廃車だろう。

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スクラップブック 4 新幹線編」への4件のフィードバック

  1. 米手作市様、
    60年も前の新聞記事を残しておられたことに、敬服いたします。
    新聞記事は、段組も複雑でスキャンしづらくご苦労されたのでは、と思うとなおさらです。
    新幹線も開業前には、色々なことがあったんだなぁと思いながら、時間が過ぎるのも忘れて、読みふけってしまいました。
    さて豊前善光寺駅での事故の記事、六軒や三河島事故と同様の事故があったのですね。やはり、SLは前方の視界が悪いので致し方ない面は否めませんが、下り「ぶんご」の機関助士の方がお亡くなりになっているのは残念です。現況からの推察でしかないですが、恐らく通票閉塞で豊前善光寺駅が島式ホーム故に、助士席側の側扉付近で通票授受の準備をされていたのではないでしょうか。安全側線から本線側へはみ出した車両と衝突していることから、最も危険な位置にいらしたものと思われます。
    下り「ぶんご」の牽引機は写真から明らかに大分のDF50(MAN)ですね。この頃のDF50は相当の損傷、もしくは車両の回収が不能でもなければ廃車にはならず、当該機も機号は不明ですが廃車ではありません。本事故の約3か月前に大曽根浦~九鬼間の崖下へ転落した10号がDF50で初めての廃車となりましたが、2年前の羽越線での正面衝突事故では548号は廃車とならずに復帰しました。巷では秋田区所属なので土崎工場で修復されたこととなっていますが、個人的には浜松工場だったのではないかと密かに思っています。また、準特急様の記事中でも569号の廃車について触れられていましたが、569号は元々昭和52年度に廃車予定の車でしたので、損傷の程度は小さいものの修理をする必要がなかったものと思っています。

  2. 米手作市さま
    よくぞ保存されていました。当時は36.10白紙ダイヤ改正~動力近代化~新幹線開業~43.10大改正と鉄道に関するエポックが多々ありましたからお忙しかったと思います。私は36.10白紙改正の頃はスクラップしていましたが長続きしませんでした。以前にも書きましたが、鴨川鉄橋を渡るキハ82「白鳥」の試運転写真に色鉛筆で着色したりして楽しんでいました。今後のご披露を楽しみにしています。
    ところでDF50の事故ですが豊前善光寺のは今回初めて知りました。当時購読していた新聞には載らなかったからかもしれません。
    私が知っている事故では紀伊日置駅手前のカーブで天王寺行夜行「はやたま」が速度オーバーで脱線転覆したことがあります。新聞記事によれば機関士は組合活動もしていて、睡眠不足気味で乗務中に居眠りをして制限速度を超過したとのことでした。緩い下り勾配と直線の橋梁を過ぎてすぐのカーブでした。
    あと安全側線事故は結構あって、本来停車すべき列車が信号を見落とし、小規模のものは脱線するか車止めを突き破って民家に衝突、大規模になると本線側に飛び出して他の列車と衝突というパターンでした。日豊本線では宮崎の手前の日向住吉でも下りのDC急行が安側に突っ込む事故がありましたし、函館本線の奈井江でも同様のものが起きています。余談ですが最近は新設は勿論、線路改良等でこの安側が無い駅構内が増えてきました。当時と較べると信号保安設備の進歩や、車両性能もあがってきたことなどから、おそらく問題はないのかもしれませんが、設備や機械任せにの傾向に一抹の不安を抱く小生としては、物理的に衝突を回避できる安側に未だに信頼感を覚えます。

    • 1900生様、
      紀伊日置駅付近での事故の話、ありがとうございます。ちょうど貼付のDD51のいるあたりのカーブかと思います。恐らく通票閉塞だったと思いますし、そうでなかったとしても1月だったので、機関助士は絶対に同乗していたはずで、居眠り運転が原因とは理解に苦しみます。「富士」の西明石の事故のようであれば、理解できるのですが。

  3. 四方誠さん、1900生さん、
    よくぞコメント下さいました!
    新幹線には皆さん興味がないのかコメントが少なく、準特急さんの気持ちがよく解りました。これで元気をだしてがんばれます。
    ご両人ともDF50に関して造詣が深く、特に四方さんの推理には脱帽です。
    このシリーズは次回がいよいよ開通日の記事で終わります。引き続いて事件・事故関係のスクラップに入ろうと思います。どうかご声援・ご愛読下さい。ありがとうございました。

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