7年半のトレインビューを振り返って 3

③ 配給車輌(電車・機関車牽引)
主に車両工場と車両基地との間で、保守部品などを配送するために使用される事業用車両を配給車と言って車両記号は「ル」である。クモル145形・クル144形には1回だけ遭遇したことがある。1979年から1981年まで101系を改造して造られた配給電車は、晩年には配給車として部品輸送に当たることはなく、主に牽引車代用として構内での入換に使用されていた。同形式は2021年11月に廃車となる。

撮影:2018年3月26日


通常の定期配給列車(向日町~吹田間?)は上り12時台、下りは14時台の通過、主にEF210の牽引だった。重たい線路の運搬が多く40キロ程度の走行だった。一度調子踏切で待っている時に機関車に手を振ったら、短く「ピッ」と警笛を鳴らしてくれた。

撮影:2017年6月3日

反対にDD51の配給列車は神出鬼没。だいたい月1のペースで上りは朝4~5時台の通過もあった。回送なのか荷物が見当たらない時もあった。配送する荷物によって機関車を変えているとは思えなかった。 撮影:2023年6月5日

集合住宅の6階からのトレインビューのため、どうしても車輌に架線が被るのは止むを得なかった。向日町のDD51は何両か配属されていて、東海道線の車中から見えるが、配給列車以外を牽引したのを見たのは7年半で、上りの「サロンカーなにわ」1回きりだった。(続く)

撮影:2019年4月13日

7年半のトレインビューを振り返って 3」への4件のフィードバック

    • 準特急様のクモヤ22を見て、昭和46年当時の配給列車を思い出しました。高校1年で教室からは調子踏切付近を走る国鉄が上から3分の2くらいは見えました。ちょうど昼休み、12時50分ころ、電車に牽かれた下りの配給列車がほぼ毎日通過します。部品のほかに車輌を運ぶことも多く、中には異なった車輌が混在の「ゲテモノ編成」もありました。

  1. 私はこんな編成を撮ってます。クルの荷台には車輪が積んでありました。
    クル144‐2+クモル145-12+クモヤ145-9+クモハ105+クハ104
    1995年8月16日に京都駅で写しました。

    • クモル145が任務遂行中の珍しいカットをありがとうございます、1863さん。5番ホームのサインが確認できますから、6番ホームに停車中(通過中)の写真でしょうか?
      写真を撮られた1995年は三代目→四代目の工事が施行中で未塗装の鉄骨が見えるのも、資料としても貴重ですね。

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