世界狭しと駆け巡るぶんしゅう氏のエネルギーも凄いが、資金力も凄い。当方など指をくわえて眺め入るだけであるが、しかし待てよ、この老人もそれほど老い込んでいない前に、確かヘルシンキに行ったことがあると思い出した。ただ撮影行などでは毛頭なく、単に旅行社の単純な団体ツアーで、我が家の実力者かつ指導者(ヨメ様)のお供をして、ツアコンに従ってバス旅行をしただけである。何かのはずみで僅かな自由時間が生じ、かつそれが中央駅前だったりすれば、必ず路面電車がいるから、それをチョコッと撮った、というだけである。しかし20年の歳月は歴然で、ぶんしゅう氏撮影とは完全にひと世代か、それ以上古い電車であるのは確かではあろう。撮影は1996年9月。
で、齢80を越した老人に、外国の電車の説明などできるわけもない。乙訓ご老人にお願いしたいのだが、いかがかな。
架線メッセンジャーは石造りの建物の壁にアンカーを打って止めてあるから、写真の画面には電柱は1本も写り込んでいない。
何やら神戸市電の色と似ていますな。しかしイエローカメラなる、チェーンDP屋での現像はひどく、色修整して何とか見て頂ける状態になった。やっぱりイマジカ(東洋現像所)にすべきではあったが、後の祭り。
古い写真をありがとうございました。上から3枚は観光で行かれた時にヘルシンキ大聖堂前で撮られた写真かと思います。単車で来るのは16号車ですね。詳しい資料がネットのあります。ヘルシンキのトラム⇒ http://www.raitio.org/ratikat/helsinki/hkl/hklind1a.htm
16号車の詳細は
http://www.raitio.org/ratikat/helsinki/hkl/hklind1a.htm
です。2003年まで走っていたそうです。当時はまだ連接車も2車体だったようですね。これは、まだ現役で残っています。
架線が石造り、コンクリート造りの建物にアンカーを打ち込んで固定されているのには驚かせられました。市民の生活に密着しているのでNOとは昔から言えないのでしょうね。
高岡と申します。乙訓方面から呼び出しを受け参上しました。
ボギー車は1959年にValmet社とKaria社で30両(1-30)製造された車両で、1970年代の前半までのヘルシンキを代表する電車です。今でもパブトラムとして動いているそうですが。
連接車の方は1973年から75年に40編成(31-70)製造された車両はグレーとオレンジの塗色でした。私が子供の頃のヘルシンキの新型車と紹介されていたのはこれです。さらに1983年から87年に42編成(71-112)増備されたほうは黄色と緑の写真の色で登場しています。今では最初の40編成も塗り替えられたようです。
ぶんしゅう様ご紹介のページを見ると、西ドイツから中古電車を買い込んでいたようで、行ってみたいのですが、ドイツの雑誌をみるとほぼ動いていないようなのは残念なことです。
高岡さん、コメント有難う。デジ青に海外の路面電車紹介が時折あるようになりました。遠慮なくご参集いただきますようにお願いします。貴兄のことは既にデジ青で認知されておるようです。ご遠慮なく気がついたことあればコメントに参入して下さるようにお願いします。