ことしの桜シーズンも京都周辺では終わりました。この歳になると“あと何度、桜が見られるだろう”のフレーズが、身を持って感じられます。ことしは、ぶんしゅうさんと連れ立って、各地の三セク鉄道へも行きました。時あたかも、あと二週間で平成も終わります。去りゆく元号を惜しんで、“平成の桜”を思い返してみたいと思います。平成時代の31年間、桜のシーズンになると、鉄道との組み合わせを求めて近郊へ出掛けたものです。撮影する場所は毎年同じでも、車両が代わり、桜の樹勢も変わっていきます。平成に巡り会った桜は、鉄道の移り変わりそのものでもあるのです。
▲京都方面行きホームの背後には桜並木が続いていた。その後、ここは宅地開発されて、桜は全くなくなっている。旧スタイルの駅名標も懐かしい(平成7年)。
▲桜並木をバックに通過する上り特急6300系(平成7年)。左は現在の同地点、桜並木は住宅に変わって視界には桜が入ってこない。
▲いっぽうの大阪方面行きのホーム、南側の踏切からは、ちょうど桜をバックに停車・通過する編成がうまく入った(平成10年)。現在でも同様の光景が見られる。さらに、東側には、桜並木が続く閑静な住宅街が広がっている。
▲西向日は、いちばん身近に桜の駅撮りができる駅として、よく通ったものだ。京都方面にも桜があって、駅に進入する電車を撮れたものだ(平成15年)。
▲駅南側の踏切からは、京都方面行きホームの桜をバックにして、大阪方面行きの電車も撮れた。ちょうど6300系唯一の前パン編成6330Fが、高速で通過して行く(平成7年)。
▲本線を走り続けた6300系特急も平成22年には運用を終了し、阪急電車と桜の組み合わせに、ひとつの歴史の区切りとなった(平成10年)。
▲もうひとつ、阪急電車の歴史の区切りとして、私にとっては、Wヘッドマークを掲げた前パン編成の梅嵐急行が忘れられない。桜をバックに西向日の駅を通過していく5300系編成(平成10年)。
総本家青信号特派員様
『桜と電車』、これですヨ最高なのは! 本当に見事ですネ。
それにしても最近は『開発、開発』がエスカレート気味で、チョット目を離すと景色が一変!が当たり前。
『先住民』としては『困りもの』ですが、一概にそうとも言えず・・・。
毎年、桜を見ると『わー、春が来た。』と胸騒ぎを感じるのに、今年の当地は天候が悪くなかなか暖かくなら無かった上に肝心の時に雨や風も有って、心ウキウキ『桜の春』を感じる事なく終わってしまいました。(悲)
ところで、最近の阪急電車について常々思うんですが、何故剃り込みの入った『侍頭』なんでしょう?
屋根部を真っ白にする理由が有るのでしょうか?
小生にはどう見てもチョンマゲ頭にしか見えなくて『プッと吹き出したり』『趣味が悪いなあと』思ったり。
個人的には2300系や5300系の全身阪急マル―ンの方が落ち着いていてエエのに!と見る度にガックリです。
河さま
桜の思い出、ありがとうございます。桜が咲いて心ウキウキの気持ち、よく分かります。ただ加齢とともに、ウキウキ感も低下が見られるため、今年は、“絶対撮りに行く”と事前にメンタルトレーニングを課して、数日間、撮りに出掛けることができました。
さて、阪急電車の白い“ハチマキ”、たしかに、ちょんまげ頭に見えなくもないですね。とくに9300系の前パンは、まさにちょんまげです。さすがに感性豊かな河さんと感心しました。