やっぱり桜 ことしも満喫  ④

 岩滝口は 待望の満開

岩滝口駅を発車した、京都丹後鉄道のKTR700形の703号、両側に枝ぶりの良い桜がゆったりと続く。2015年から、運行はWILLER TRAINSの京都丹後鉄道が担い、北近畿タンゴ鉄道は施設を保有する第三種鉄道事業者となった。

桜も散って新緑の季節になりましたが、私もあと一回だけ入れてください。私の“桜鉄”は、近郊の嵐電、叡電で恒例の撮影のあとは、京都丹後鉄道へと向かいました。以前、ぶんしゅうさんに連れて行ってもらった、京都丹後鉄道の岩滝口駅の桜が忘れられず、18きっぷでの再訪問となりました。当日は、地元の人も「今日がいちばんきれい」と言うほど、絶好の撮影日和に恵まれました。

 

福知山から丹鉄の宮福線、宮舞線に乗り換えて、12時過ぎに岩滝口駅に到着、乗車した列車を下車したホームから後追いする。きれいに桜が咲き揃って、この日の撮影の高揚感が湧いてくる。

 

 

 

 

まずは徒歩3分の踏切から定番の撮影で。ぶんしゅうさんが前回の写真展に出展された構図を拝借した。丹鉄には、さまざまな塗装があるが、オリジナルの青がいちばん桜に映える。

 

 

 

 

 

上掲から反対を振り向いて、上り列車の到着を。桜を半逆光でボリューム感を出してみた。709号は、「丹後ゆめ列車Ⅱ」としてラッピング塗装されている。駅の東には枝垂桜もあるのが、岩滝口の魅力。特急「丹後の海」が通過して行く。タンゴ・ディスカバリー編成を、水戸岡デザインでリニューアル、藍色メタリックになった。

 

 

望遠レンズでのぞくと、両側の桜、背後の枝垂桜が揃う。こちら701号は「丹後ゆめ列車Ⅰ」のラッピング車。桜のなかに藍色の特急車体を入れて、対比を出してみた。3月改正で近畿北部の特急は自由席が無くなり、すべて指定席になった。丹鉄線内も同様で、停車する有人駅で購入の場合、宮津、豊岡の拠点駅に電話問い合わせして、手書きで発券する大昔に戻ったようなシステムで、「時間に余裕を持って購入するよう」と車内アナウンスが流れるが、実質、線内乗車はできなくなった。

駅のホーム端から列車の到着が写せるのも、鉄道利用・徒歩鉄にはありがたい。「コミューター車両」として黄系に塗られた706号。陽が少し傾くと、風景に立体感が出てきた。

滞在時間は3時間あまり、一時間ヘッド、駅近の撮影地で、サクッと堪能して岩滝口を去った。

 やっぱり桜 ことしも満喫  ④」への2件のフィードバック

  1. 総本家青信号特派員様
    これまた見事な桜ですね。ぶんしゅうさんとの競演を楽しませていただきました。特に最初の構図は大変良いと思います。バックの山の緑と黄色い車体がよくマッチングしているように思います。他の写真でも桜の木の大きさと迫りくる車体の位置など計算されているようです。何を訴えているのかがよくわかるような気がします。最近流行(はや)らないですがA型の人は左右対称の絵を描きB型の人は独創的な絵を描く人が多いと聞いたか何かで読んだ気がします。私は車輛中心の形式的写真はともかく順光で無難な編成写真が中心です。要は絵葉書的な写真が多く典型的なA型と思っております。ところで今年は近鉄沿線に桜は咲いたのでしょうかね・

    • 準特急さま
      何度もコメントをいただき、ありがとうございました。私の血液型はB型ですが、写真の撮り方については、欲張りで、形式写真から独創的な写真まで何でも撮ってみたい人間です。さすがに、この歳になって意欲は低下しつつありますが、何か目標を持つことは、若さを保つ秘訣と思って行動しています。さて、掲載の写真についても言及いただき、ありがとうございます。桜鉄の場合、桜そのもの、周囲の風景、それに車両(列車)、この3者のバランスが大事であることを、今回の撮影で痛感しました。近鉄沿線ですが、今年は行っていませんので、様子は知りませんが、一度、wakuhiroさん当たりから紹介してもらいたいです。

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