銚子電鉄の近況


君が浜~海鹿島間を走行するデハ1002

年末の12月29日、銚子電鉄を訪れたので報告したい。
現在の在籍車両は、デハ801(元伊予鉄道モハ106)、デハ1001、デハ1002(元営団地下鉄2040、2046)、デハ2001+クハ2501、デハ2002+クハ2502(元伊予鉄道モハ822+クハ852←京王電鉄デハ2070+サハ2575、モハ823+クハ853←デハ2069+サハ2576)の7両の電車とデキ3、ユ101である。
デハ801は一昨年9月23日にデハ701と一緒に「さよなら運転」を行ったが、廃車にはならずに車籍が残り客扱いはしないがイベント時に動いている。ユ101は長らく外川駅に留置されていたが現在は笠上黒生駅の側線に留置されており、再起の見込みは極めて薄い。

当日は、デハ1002とデハ2002+クハ2502が稼働していたが、年末のためか観光客は少なく、単行で丁度良い程度の乗客数であった。
デハ1002は、丸の内線方南町支線時代の塗装に変更され、11月26日から運用に就いており、車号に因み1002部限定で記念乗車券が販売されている。デハ1002の前身は銀座線の2000形の2040であるが昭和43年5月に方南町支線用として丸の内線に転属した。もう1両のデハ1001は元2000形2046でこちらは最後まで銀座線の所属であった。

平成22年1月23日に「さよなら運転」を行ったデハ702はデハ701と共に笠上黒生駅の側線に留置されていたが、11月8日の夜「ポッポの丘」(10月9日【15231】「房総半島横断の旅」参照)に向けて搬出された。「ポッポの丘」では再塗装等整備の上12月16日から一般公開されおり、近々見に行きたいと思っている。

外川駅の側線に留置されているデハ801。予備車として残されており、再度勇姿が見られるかもしれない。

丸ノ内線方南町支線時代の塗装に塗り替えられた。/笠上黒生

塗装変更のポスター

記念乗車券発売のポスター

笠上黒生駅に進入するデハ2002+クハ2502

デハ2002



 デハ2002の車内

 クハ2502の車内



 デハ2001+クハ2501

 デハ1001

 笠上黒生駅の側線で放置状態のユ101


本社、車庫等銚子電鉄の中枢機関がある仲ノ町駅


唯一の交換駅 笠上黒生駅

 【耳寄り情報】
JR東日本千葉支社では1月14日から3月31日まで「パワフル×スマイル千葉フリーパス」を発売している。通用期間は1月14日から3月11日までの土休日、3月17日から31日までの毎日で、千葉県内のJR、銚子電鉄、小湊鉄道、いすみ鉄道の全線が乗り放題で1800円である。但し発売箇所が千葉県内JRの有人駅に限られており、都内からの場合は松戸、市川、南流山のいずれかの駅で途中下車して購入する必要がある。松戸~銚子間の片道運賃は1890円、松戸~大原間は同1590円であり、上記私鉄を訪れる場合はおススメある。また「青春18」と異なり特急券を買えば特急にも乗車可能である。

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