第2日目 2月18日 その2
昼食後は、白い道を行く函館市電の撮影は諦めました。こんな時はどうすりゃいいのか、どんなイメージを持って撮れば良いのか・・、自問自答しながらまずは現場だ、乗って車窓を見れば答えが出るかもと、もう1度湯の川までを乗って見てみる事にしました。
心がけは良かったと思うのですが、昼間で空席が目立つ車内です。座っての車窓も良いだろうと座ったシートは下から温風が出ています。食後は体が暖かくなったのとあいまって、ついウトウトと・・、ハッと気が付けば終点の湯の川まで着いていました。これでは残念ですが答えは出ません。
⑤ 十字街 13:00⇒13:39 湯の川
▲ 13:46 眠気覚ましに降りてみましたが、見えたのはすっかり雪が溶けた路面に姿を映して湯の川を発車する724でした。
⑥ 湯の川 13:53⇒13:58 駒場車庫前
▲ 14:05 駒場車庫に来てみましたが昨日と変わった様子はなく、洗車が行われていましたが、洗車機はないようでホースで雪や泥を高圧噴射で落とす作業です。特に足回りはこれでないと落とせないのでしょうね。
14:08 再び市電に乗って中心部を目指します。
⑦ 駒場車庫前 14:09⇒14:26 五稜郭公園前
▲ 14:18 杉並町で2010年アルナ車両製のリトルダンサーTypeC2の100%低床車らっくる号9602とすれ違いました。これは車内を見てみたいと後ほど乗って見たのですが、全幅は2,340㎜あるのに意外と狭く感じました。欧州各地のトラムのような戸袋を必要としないプラグドアではないために車体外板と窓との厚みがあるのがそう感じさせる要因1つですです。また大きくもない窓なのにラッピングで塞いであって車内を暗くしているのが狭さを助長しているように思えます。※ 透過性フィルムですが多少でも暗くなるのは否めません。
低床式トラムが歓迎されるのは乗りやすさと大きな窓で車内を明るくしている解放感にもあります。立って乗車されている方もおられます。立席客からも車窓が見えるように窓位置を高くにとってあげる方が良いとは思っています。この車両では圧迫感が感じられますので改善して欲しいと、乗って思いました。
▲ 丸井今井もある昼も夜も繁華街の五稜郭公園前です。乗降が多いようで、昨年11月にリニューアルされて函館駅前同様のデザインされた電停に変わりました。風雪防壁もあります。
⑧ 五稜郭公園前 14:32⇒14:37 千代台
▲ 14:36 直角に左折して松風町への直線区間に入りました。軌道、道路とも雪が消えてしまっていました。
▲ 14:38 千代台 ご覧のように電停には腰の高さまで壁が設置されています。雪解け時や雨天にはそばの道路を走る車による水しぶきがあります。この被害から乗降客を守るために設置されているのですね。
黒い雲が覆いだしてきて日差しはありません。気温は再び2℃まで下がってきました。
▲ 今度は同じ低床車の8101がきました。こちらは100%低床車ではなく、在来車の800形をアルナ車両で改造した部分低床車で駆動装置も釣り掛け式です。これも後で乗って見ましたが全幅は9600形と同じ2,340㎜ながら中央ドア前後の窓が他の電車と同じ位置にあるためか圧迫感は感じません。
低床車は現在、9600形が3編成、8100形は1両が在籍しています。
⑦ 千代台 14:56⇒15:01 昭和橋 ⑧ 昭和橋 15:20⇒15:24 新川町▲ 15:53 松風町の交差点を曲がる手前にある松風町の電停。昭和町と同じタイプの屋根と風雪防壁が設置されています。その内にリニューアルされるのでしょうね。
新川町からは歩きながら撮影を続けて函館駅前まできました。夕陽が差し込んでくるのが見えましたのでひょっとしたら夕焼けをバックに撮れるかもと再び青柳町に向かいました。
⑨ 函館駅前18:20⇒16:38青柳町
▲ 16:50 青柳町に来ましたがイメージしていたような夕焼けにはなりませんでした。しかし車体が抜ける数少ない撮影場所です。1年のうち数日は紅の夕焼雲が見れるでしょうね。次回来た時も挑戦したいものです。
▲ 16:58 坂を歩いておりながら宝来町まで来ました。もう日暮れが始まっていました。
⑩ 宝来町 17:19⇒17:20 十字街
▲ 17:23 1駅乗って十字街に到着です。夕暮れの電停になっていました。
⑪ 十字街 17:26⇒17:28 末広町
▲ 17:52 最後に撮影するのはやはり相馬(株)とのコラボです。走り行く路面電車の下回りに対向する自動車からのライトをもらって撮りましたが白い道ならもっと綺麗に撮れたでしょうね。
⑫ 末広町 18:39⇒18:48 函館駅前
▲ 20:00 一旦ホテルに戻ってから美味しい夕食を求めて夜の街歩きです。五稜郭に行こうかと思いましたが、手軽に近い駅前の大門横丁でうに・いくら丼にしました。
明日は函館を発って青森へと向かいます。途中の蟹田で降りて津軽線の撮影を予定していますが問題は天候です。雪が降って欲しいと願っての就寝でした。 Part7へ続く