北の大地へ2010年初夏編Part2 旧白滝駅・丸瀬布森林鉄道

第3日目 2010年6月26日
昨夜は小樽港到着後すぐに札樽自動車道、札幌から道央自動車道を眠気感じる砂川SAまで走り、宿泊しました。

5:00前に起床、すでに太陽は内地と比べると、はるかに高く上がっています。SAも内地と違って、大きなキャンピングトレラーや普通乗用車も多数泊まっていました。ここから北の大地1番目の撮影地石北本線白滝付近までは、約2時間の所要時間です。

▲ 7:05、「村名”白滝”発祥の地」記念碑前に到着。白滝を見下ろす高台が、湧別川沿いに走る石北本線撮影地です。

▲ 7:21、上川から網走への始発列車4624Dが、新緑一杯のまばゆい中をゆっくりとやって来ました。

撮影後、秘境駅として有名な旧白滝駅へ参りました。頭に”旧”と付く駅名は、非常に珍しく、他には神戸地下鉄海岸線の旧居留地・大丸前駅だけです。総本家さんは、ここで夕焼けをバックに写真を撮りたいのですが、一日4本しか停車しません。網走方面行きは、先ほど撮った列車が始発であり、最終の1本きりです。残念ですが、19時前後の列車はありません。撮れるとしたら、季節を変えて16:53が良いとは思いますが、太陽がどのあたりに沈むかも問題です。

この後、白滝駅へ向かい、少なくなったキハ183系「特急オホーツク」をルピナス満開の駅構内で撮影、上川方面にそびえ立つ残雪が綺麗な手塩岳をバックに9:16発の4623Dの入線を待ちましたが、逆の遠軽方面からキハ40単行がやって来て思惑は外れました。遠軽~白滝間の区間列車は一日3本もあるのですが、駅の発車時刻表だけを見ていたので、到着して折り返す列車を見過ごしてしまいました。

2人で来て、撮影前は必ずお互いで確認をしているのですが、それでも最初から、こんな初歩的な失敗をしてしまいます。40数年も鉄道を撮り続けているベテランなのに恥ずかしい限りです。

約40分を走り9:50、丸瀬布駅に到着。駅舎は立派な木造で新築されていますが、改札口はなく、そのまま構内に入れます。1963年(昭和38年)まで走っていた武利森林鉄道の起点であり、かつての木材集積場としての広い構内が見渡せます。

ここから待望の雨宮21号が走る「丸瀬布いこいの森」まで、はやる気持ちを抑えながら、旧森林鉄道に沿った国道を向かいました。

10:16、約15分で到着。既に始発列車が出て周回軌道を走っていました。道路に車を止めて、早速撮影開始です。外気温が高く白煙は出ていませんが、走る姿は本物です。
総本家さん、すっかりしびれたようです。戻ってきた雨宮21号牽引列車に初乗車です。期待した以上と大はしゃぎで、興奮は見ていても伝わってきました。

発車してすぐに川を渡るトラス橋を走行します

S字カーブもあります。
出発駅に戻って、草原地帯を走ります。


すがすがしい新緑の森のトンネルを走ります。

昨年10月来た時は、ブルーシートで覆われていた車庫は整備され、車両も綺麗に磨かれています。最盛期は80kmを越えた路線は、今は観光用のわずか約2kmですが、トラス橋・S字カーブ・新緑のトンネル・草原等々変化に富み色々とアングルを変えて、順光・逆光の撮影も楽しめます。

10:00~16:30まで30分間隔で運行されますが、12時台のみ1本の運行ですので、この間は中央にある郷土資料館に入り、開拓当時の生活、雨宮21号等のナロー蒸機達を見学しました。

昼を過ぎると、紫外線もさらに強烈となり、気温も上昇し蒸し暑ささえ感じます。とても北の大地の気候ではありません。日陰を求めて、丸瀬布温泉の食堂でもりそばを求め一息つきました。

13:00、再び撮影開始しましたが、次の13:30が来ません。ゴーカート切符売場のおばちゃまに聞くと、乗客がいない時は運行しないと言います。次は、来るように祈って頑張るぞと意気揚々とボルテージが上がる総本家さんを横目に、ここで私は、久しぶりの長距離運転疲れとこの暑さでギブアップです。休んで、温泉に入ることにしましたが、暑いときに熱いお風呂に入っても疲れは取れません。

夕刻そろそろ旧白滝駅での撮影時刻が近づきましたので、外へ出ましたが、総本家さんいません。見ると、また列車に乗ってはしゃいでいます。よっぽど気に入ったのですね。

途中で見過ごした下白滝駅を見学してから旧白滝駅に着きましたが、初夏の太陽は沈むどころかまだまだギラギラです。最終の20:06発はどうかなと、未練たらたらの総本家さんを山間なのでもう無理といさめて、今日の宿営地「道の駅三笠」へと向かいました。 Part3   へ続く

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