2016年 西方見聞録 Part17 チューリッヒからゴッタルド峠へ

また長い旅に出ておりまして、長らく投稿を中断しておりました。申し訳ございません。もう1週間もすれば新年を迎える時節となって訪問時期とは3ケ月も過ぎてしまっていますが、「2016年 西方見聞録」の投稿を再開させていただきます。よろしくお願い申し上げます。

第5日目 9月22日

2日間にわたってチューリッヒのトラムに乗りましたのでどんな街並みを走っているのかだいたい分かるようになりました。今日はまだ乗っていない路線ともう一度乗ってみたい路線に乗車してから本隊と合流するスイス鉄道の名所、ゴッタルド峠へと向かうことにしました。

ホテルで荷造りを済ませてからキャリアーを有料ロッカーに預けて中央駅に向かいリマト川沿いを撮りながら歩いて3系統が走るハイム通りと来ました。
▲ 10:43 他の通りとは違って車が多く歩道側からは撮れません。道路中央にある電停”Neumarkt”からの撮影です。後方の古い建造物を入れてみました。
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 秋の北海道 鉄道ひとり旅 【7】

長万部13時16分発のキハ150-13単行の2943Dに乗車して、“ヤマ線”の乗車が始まります。最後にヤマ線に乗ったのが昭和47年3月なので、44年ぶりの乗車でした。発車時に乗車人数を数えると17人、意外に乗っているなと思った瞬間、次駅、二股は、データでは一日平均乗降数0人台なのに、なんと5人も下車、黒松内でも数人が下車して、車内は6、7人になりました。現在は、上下9本の普通列車が運転されています。44年前も普通列車は、上下12本の運転で本数はやや減った程度です。しかし、当時は、優等列車が上下10本も運転され、まだ幹線の面影を残していましたが、札幌~凾館の通し運転が、すべて室蘭線に移ってしまい、現在では皆無、完全なローカル線になってしまいました。そして、いよいよ、勾配区間に掛かり始め、高度を稼ぐために右に左にカーブして、後志の山々に挑みます。今回の旅行で、いちばん確かめたかった、いまは無き上目名駅跡に差し掛かります。

列車の前部に陣取って上目名駅跡を注視

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 秋の北海道 鉄道ひとり旅 【6】

長万部駅では乗り換え時間が2時間近くあります。撮るような列車もない時は、街歩きに限りますが、外を見渡してもシャッター通りが続くばかりで、期待した成果も見込まれないようなので、駅にある、みやげ販売を兼ねた観光案内所で聞き込みをします。ここで、思いもしなかった情報が入りました。つぎのダイヤ改正で、長万部町にある7つの駅のうち、北豊津、蕨岱の2駅が廃止になるということでした。聞いたときは衝撃が走りましたが、先週発表されたJR北海道の2017年3月14日のダイヤ改正のプレスリリースで、「ご利用の少ない駅を廃止します」と明示されており、今となってはスクープでも何でもありませんが、過去に撮影もしたことのある2つの駅が廃止になるのは、驚きのニュースでした。
大沼~森の前後にある、東山・姫川・桂川も廃止される。写真は、車内から見た姫川駅

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 秋の北海道 鉄道ひとり旅 【5】

“秋”の報告のはずが、すっかり冬になってしまいました。先を急ぐことにします。今回は、過去に訪れた長万部駅の様子を集めてみました。初めて北海道を訪れた昭和43年8月、青函連絡船で函館に着いて、五稜郭機関区を訪れたあと、長万部に午後着きました。以後、長万部では、乗り換え、機関区訪問、食事、はたまたステーションホテルと、ずいぶんお世話になりました。長万部と聞いて、まず浮かぶのは、前回のようにC62重連の出発・到着駅であることですが、さすがに道南のジャンクションだけあって、さまざまなシーンが見られたものでした。

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可部線延伸区間を歩く

来年春に可部・あき亀山間1.6Kmが延伸開業予定で、今月23日からは試運転も始まることになっています。可部・三段峡間が廃止されたのは13年前の2003年(平成15年)12月1日。一旦廃止された区間が一部とは言え再び開業するのはJRになってから初めてということで話題になっています。今回延伸される区間は廃止後そのままの姿で残されていましたので、様子を見に平成23年の夏に廃線跡の一部を歩いたことがありました。それから5年が経ち、再起も近いということで再び訪ねてみました。廃線跡歩きは各地で何度も経験していますが、開業前歩きは初めてです。なお廃線跡歩きは通常路盤内を歩くことが多いのですが、今回はもちろん線路内ではなく 線路につかず離れずの道路歩きです。

まずは可部駅の風景の比較から。

平成23年7月15日 5年前の可部駅3番ホーム かつてこのホームから気動車が三段峡に向かっていた。構内踏切を渡って左手のバス乗り場に行けた。

平成28年12月12日 構内踏切は廃止され 跨線橋が完成。線路のカーブが緩和され、ホームの先端も左へカーブ。

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2016年 西方見聞録 Part16 チューリッヒのS18バーンに乗る、撮る、トラム博物館

dsc_9037052第4日目 9月21日 その5

15:56 S18バーンの始発駅、”Bahnhof Stadelhofen“に到着しました。昨日夕刻は、違った車体色のトラムをみて驚きました。調べてみて近郊電車がトラムが走る市内線に乗り入れしていると知って、これは珍しい事とまた驚きました。
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ちょっと立ち寄った水島臨海鉄道

下津井、玉野、三蟠と過去の遺産を巡ったあとは生きた鉄道を見て帰ろうと水島に立ち寄ってみました。今年の2月にも訪ねているので それほど大きな変化はないだろうと機関区の周囲から眺めただけです。

平成28年12月5日 キハ37101+キハ37102

平成28年12月5日 キハ37101+キハ37102  水島機関区

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玉野のモハ103に会いに行く

思いがけず多くの保存車両を見ることができた下津井から 海を眺めながら約20Km走って玉野市に入りました。前回玉野を訪れたのは平成21年の年末で 廃線跡を少し辿って満足したのですが、そのときすでに琴電からモハ103が里帰りしていたことを全く知らず、すぐ近くまで行きながら見ずに帰りました。それから7年も経ってようやく、保存場所を訪れました。

平成28年12月5日 玉野総合保険福祉センター

平成28年12月5日 玉野総合保険福祉センター

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下津井は生きていた

三蟠鉄道を訪ねる前に下津井に立ち寄りました。下津井にも保存会があって電車が残されていると聞いていましたので 30年ぶりに訪ねてみました。下津井電鉄には昭和44年、52年、60年の3度訪問していますが廃止後は初めてです。

平成28年12月5日 下津井駅跡

平成28年12月5日 下津井駅跡

駅本屋などの建物はありませんが、広い構内はほぼそっくり残っていて驚きました。

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短命だった三蟠軽便鉄道

三蟠(さんばん)軽便鉄道と言われても「えっ、どこにあった鉄道?」という感じかもしれませんが、1915年(大正4年)8月11日に開業し、1931年(昭和6年)6月30日に営業を終えた 16年という短命の鉄道でした。岡山市の南部 国清寺と岡山市の外港 旭川の河口にある三蟠港を結ぶ8Kmほどの鉄道でした。廃止が今から85年前の昭和6年ですから いかに歴史あるクローバー会と言えども、三蟠鉄道の現役時代を知っている会員はおられないでしょう。現在では瀬戸大橋線で四国に渡るのはあっと言う間ですが、かつては三蟠港から高松への連絡船が発着し、下津井などと同様四国への重要なルートとなっていました。明治42年に宇野線が開通し、明治43年には宇高連絡船が就航したことに加えて、旭川の浚渫が行われたことで大型船が岡山市部まで入れるようになったため三蟠鉄道の必要性がなくなり 短命な鉄道となって消えてしまったわけです。岡山県下の私鉄と言えば、東から片上、西大寺、岡電、玉野、下津井、水島、井笠と名前が出るのですが、三蟠は忘れ去られています。そんな悲運な軽便鉄道のことが以前から気になっていて、三蟠港には三蟠鉄道資料館があることは知っていたのですが クルマでしか行けない不便な地だったこともあって訪問が延び延びになっていました。

平成28年12月5日 三蟠鉄道資料館

平成28年12月5日 三蟠鉄道資料館

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 秋の北海道 鉄道ひとり旅 【4】

asy61010-152北海道へ渡った理由がもうひとつありました。函館本線長万部~倶知安~小樽、通称“ヤマ線”に乗車することです。40数年前、C62重連を追い掛けた思い出の地を、一人だけでしんみり乗車したかったのでした。そのヤマ線の入り口となる長万部は、乗り換え、機関区訪問、食事、はたまたステーションホテルとして、ずいぶんお世話になりました。以降、観光旅行の途中で通過することはあっても、下車したことはなく、その変貌ぶりは聞いていたものの、この眼で確かめたかったのです。

長万部駅に進入するキハ40、いま長万部に発着する普通列車はすべて単行

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2016年 西方見聞録 Part15 チューリッヒのトラムに乗る、撮る⑥ 観光ルートを撮る

dsc_9787053014第4日目 9月21日 その4

12:50 撮影地 ”Stauffacher” Google座標; 47.372706, 8.529180
”Bellevue”からは4系統に乗ってロケハンしながら乗り鉄で終点へ、折り返して気に入った”Stauffacher”で下車しました。お目当ては聖ヤコブ教会St.Jakobs Kirche, Züri, Schwiiです。順光でバッチリと撮れました。
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2016年 西方見聞録 Part14 チューリッヒのトラムに乗る、撮る⑥ ケーブルカー リジブリック (Seilbahn Rigiblick)

第4日目 9月21日 その3

チューリッヒにはもう1本、普通とは違ったトラムが走る路線「点線表示」の23系統がある事に気づきました。S18バーンを後からにして向かうことにしましたが、乗換えが必要です。まずはレ ーマーホーフ(Römerhof)から8番に乗って、Kunsyhausへと向かいます。前調べなしの訪問です。どんな鉄路になっているのか楽しみでした。

dsc_9709633_100 続きを読む

47年前の札沼線

総本家青信号特派員氏が「秋の北海道 鉄道ひとり旅(3)」で札沼線の近況をご紹介頂きました。氏もかつて札沼線全線を乗り通されたようですが、私も昭和44年3月6日に乗っています。その日のことを「靑信号23号」に旅行記として載せていましたので、札沼線部分だけをスキャンしてみました。紙はすっかり変色しています。

靑信号23号から抜粋

靑信号23号から抜粋

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2016年 西方見聞録 Part13 チューリッヒのトラムに乗る、撮る⑤ ドルダー鉄道(ラック式)

第4日目 9月21日 その2

dsc_9655579dsc_8954015_100▲ 9:02 レーマーホーフ(Römerhof)電停
Google座標; 47.368281, 8.560636
8系統のトラムに乗って次に向かったのはもう1つの点線路線です。ここも立派な石造りの建造物の中に駅がありました。

◀▼ トラムは③⑧系統とT次形に合流する⑮系統が発着します。

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 秋の北海道 鉄道ひとり旅 【3】

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デジ青投稿をちょっと留守にしている間に、JR北海道の危機的な事態が現実のものとなって来ました。最悪の175億円の赤字決算になる見通しのJR北海道は、過日、「単独では維持困難な路線」として、10路線13区間のリストを公表しました。営業距離にして1200キロ余り、実に同社の全路線の約半分に相当します。リストのなかには、宗谷線、石北線、根室線(一部)という、特急も走っている本線クラスの路線も含まれて、JR北海道の深刻な現状を伺い知ることができます。また札沼線の北海道医療大学~新十津川、根室線の富良野~新得、留萌線の深川~留萌の3区間は、廃止を前提に沿線自治体と協議する方向で検討中だと言います。かねてから、「維持困難な路線」は取沙汰されていましたが、留萌線の留萌~増毛が、明後日には廃止されるタイミングでの公式発表となりました。

「維持困難な路線」の代表、札沼線の終点、新十津川に到着の“朝の最終列車”

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2016年 西方見聞録 Part12 チューリッヒのトラムに乗る、撮る④ ポリバーン(ケーブル)

第4日目 9月21日 その1

今日は昨日電停で見たトラム路線図でなぜか点線表示となっている2425系統のトラム2路線を最初に訪ねます。チュ-リッヒ中央駅近くから出ているのは名前がポリバーン(Polybahn)で昨夜ネット検索で調べたところチューリッヒ市交通局が運営していますが、何とケーブルカーでした。
※ Part12ではトラムの形式と車両番号は同じになりますので省略します。
dsc_9616540085【 ポリバーン(Polybahn 】
チューリッヒベルク鉄道によって1889年に開業なりましたが、赤字が続き銀行グループUBS AGが引き継ぎました。但し運営はチューリッヒ市交通局が代行してトラム路線の1つとなっています。
路線長はホクスチューレン(Central Polybahn)~国立チューリッヒ工科大学のテラスまで176m、高低差41m、955㎜ゲージ、定員50人、最高速度2.5m/s、所要時間100秒です。運行時間は、6:15~19:15(日祝運休)、運行間隔2分30秒で年間200万人もの利用客があるそうです。
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2016年 西方見聞録 Part11 チューリッヒのトラムに乗る、撮る③

第3日目 9月20日 その4

店舗からの木洩れ日が見えてくる夕暮れのショッピングアーケードを走るトラムを狙って街に出ました。dsc_9374299052▲ チューリッヒ中央駅前のメインストリートのバーンホープ通りを行きかうトラムです。結構広い通りですが車両はトラムだけの歩行者天国です。1部にタクシーが通る道路がありますが、中央駅から波止場まで約1.2㌔が続いています。京都の四条通もこのような交通体系が組まれていれば訪れる者、生活する者にとっては最高に動きやすくなるとお思うのですが・・。うらやましく感じました。
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2016年 西方見聞録 Part10 チューリッヒ中央駅

第3日目 9月20日 その3

15:25 チューリッヒのトラムを撮ってきましたが中央駅まで戻りましたので明後日乗車する列車のきっぷの買い方を前調べすることにしました。まずはホームに停まっています列車を見学です。
dscn8514087▲ 手前からRe450形049号機は近郊2階建て列車の専用牽引機として1989~1997年に115両が製造されています。出力3,200kw、最高速度130km/h。右のRe420形218号機は、老朽化した本線用の交流電気機関車の置き換えとして1964年に試作機6両が製造され、試験・営業運行の末1967~1985年の長きにわたって277両が製造されました。近郊も含む旅客・貨物共用機としてスイス国鉄を代表する標準機となりました。出力4,700kw、最高速度140km/hです。218号機は第2次量産車です。
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2016年 西方見聞録 Part9 チューリッヒのトラムに乗る、撮る②

11%e3%81%a812%e7%b3%bb%e7%b5%b1%e5%9b%b3dsc_9301226032_100第3日目 9月20日 その2

14:05 国鉄との接続駅の”Bahnhof Stettbach”からはそのまま12系統に乗車してチューリッヒ空港へと向かいます。

空港までの所要時間はロケハンしながらの31分間の予定です。

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