第4日目 9月21日 その3
チューリッヒにはもう1本、普通とは違ったトラムが走る路線「点線表示」の23系統がある事に気づきました。S18バーンを後からにして向かうことにしましたが、乗換えが必要です。まずはレ ーマーホーフ(Römerhof)から8番に乗って、Kunsyhausへと向かいます。前調べなしの訪問です。どんな鉄路になっているのか楽しみでした。
▲ ラッシュも過ぎた、1番空いている時間のはずの9:47の乗車ですが座席は満席です。
◀ 降りるのは2電停向こうです。電停に近づくとディスプレイには丁寧に乗換トラムの発車案内時間が表示されます。
▲ 9:53 8系統から9系統へ乗り換えの”Kunsyhaus”に到着です。
▲ 8系統は十字型交差点を直角に曲がっていきます。自動車が極めて少ないのでスムーズにトラムが走行できています。バックの古い建造物はSchauspielhaus Zürichです。
▼ 9系統に乗り換えて23系統の起点駅
▲ 10:06 チューリッヒ大学病院(ETH/Universitätsspital)に到着です。患者らしい乗降客はなく若者ばかりです。どんなものかと降りてみましたが、さほどレンズを向けるほどの被写体は見つからずでした。
▲ 10:24 ”Seilbahn Rigiblick”に到着です。道路を渡ると23号線の駅舎がありました。おばあさん2人が待っておられます。しばらくして線路側に着いたのは24号線同様のケーブルカーでした。電停名を訳すと「ケーブルカー リジブリック」で23系統の名前ズバリです。
【 ケーブルカー リジブリック (Seilbahn Rigiblick) 】
山の上の街リジブリックと麓のトラム電停を結ぶ交通機関として1901年4月4日に建設・開業しました。当時のケーブルカー車両は木造でしたが1951年に鋼製車両に置き換え、1978~1979年には全面リニューアル、路線は80m延伸されて全長385mになりました。スイスでは全国初めての自動化がされたケーブルカーとなりました。年間約60万人の利用があり、64%が上りの客だそうです。
高低差は94m、平均斜度25.3%、最大斜度約36%、速度5.0m/秒、所要時間2分、運転時間;5:20~0:40、運転間隔6分、座席数8席、定員30人、出力は70kwです。
▲ 座席は8名分で広くはありません。乗降ドア横にエレベータと同じようなボタンが付いた表示板が取り付けられていますが読めません。
◀ 待合室に取り付けられていた駅名表です。中間に3駅が設置されているようです。
駅名は交差する道路の名前が使われています。
▲ 10:27 発車しました。すぐに“Goldauerstr.”に到着です。
▲ 10:30 中間点の電停”Hadlaubstr.”で上から下りてきた車両と交換です。ホームは島式です。
▲ 10:31 3番目の中間駅”Germaniastr.”は停車せず通過です。どうやら反対側の車両と同じく乗降客がいない場合は双方が無停車となるようです。
▲ 10:33 終点の山の駅”リジブリック”に到着です。
Google座標; 47.387354, 8.553390
道に出ると大きな家が立ち並んでいました。別荘地として開発されたようです。見るところもないので次のトラムで折り返し、麓へと下りました。
▲ 10:49 電停近くに普通の街中スーパーがありましたので覗いてみましたら、お寿司の他に枝豆や刺身パックまでありました。
かなり日本食文化が浸透しているようです。
昼ごはんになりそうなパスタを買いました。
▲ 11:15 ”Langmauer-strasse”
Google座標; 47.393546, 8.544851
S18バーンに向かう途中は古い街並みが続いていますので気に入った所で降りて撮りました。
▲ 12:30 昨日も来た”Milchbuck”に到着です。
ここで7系統に乗り換えて朝に立ち寄った ”Bellevue”へ向かいます。
▲ 12:00 朝、撮影に励んだ”Bellevue”に到着です。
丁度お昼になりましたのでホームの木製ベンチに座って、先ほどスーパーで仕入れたパスタを食します。
朝から動き回っていますので疲れました。しばし、休憩でを取って昼からの撮影に備えます。
Part15へ続く