2011年冬から春への中国鉄路の旅 Part13 芭石鉄道 芭沟~蜜蜂岩

第11日目 3月4日

①蜜蜂岩6
:45(芭石鉄道)→7:25芭沟
②芭沟站 7:10(徒歩)→19:00蜜蜂岩站



昨夜は9時過ぎにバタンキューで寝てしまいましたので、朝5時半には起き上がれました。今日は1番列車に乗って芭沟に行き蜜蜂岩まで徒歩での撮影予定です。幸いにして、足の状態も良くなってきました。しかり無理は禁物ですので、様子を見ながらとしました。


7:25、15分遅れの1番列車で芭沟に到着しました。途中、定番撮影地の菜子埧~仙人脚の臨時駅では、まだ夜明け前だというのにカメラを向けている中国人鉄ちゃん4名の姿を車窓から見ました。多分昨夜は芭沟に泊まって徒歩で来られたと推測できます。これほど熱心な中国人鉄ちゃんを見たのは初めてですが、今回は数多くの中国人鉄ちゃんと遭遇しました。ただし撮影マナーは全くなく、平気で以前から待っている撮影者の前に突然来てアングルをぶち壊してしまうのには困ったものです。

7:37、終点黄村井で折り返した第1次が戻ってきました。ここで1両を増結して観光車1両を含んだ6両編成で7:42石渓へと向かって行きました。一応時刻表はあります。7:25発なのですが、結構アバウトです。

▲ 芭沟に来たらいつもの青空市場にある庶民食堂で朝の定食、肉マンとお粥です。これで3元(約40円)です。市場は野菜や鶏肉?等が並んで活況でした。

▲ 8:42、C2-14号機(機関車・炭水車共)牽引の石炭列車が第2トンネルを抜けてきました。この日の天気は終日、成都盆地特有の霧があって、天候には恵まれませんでした。

足の調子も良くなってきましたので第2トンネルを抜けて、焦埧~仙人脚間の大築堤へと歩きましたが、昨年は雑草に樹木が生い茂っていた撮影地は綺麗に刈り取られてすっきりと整備されています。しかし、バックの棚田の菜の花は霞で見えずガッカリですが、折角来たので折り返しの石炭列車を待ちました。
▲ 9:44、待った石炭列車がやってきましたが、これから煙を上げて上り坂を登っていくと思いきや途中で止まってしまいました。
▲ 運転手もお手上げです。発車する気配がないので行って見ますと、石炭が悪い、釜も悪いと言って圧力計を見せてくださいました。現在7気圧、13気圧に上げないと走行できないそうですが、当分かかると言います。この貨物列車、本来は蜜蜂岩站で定期の第2次と交換するはずですが止まっていてはできません。一足先に次の仙人脚駅まで行くことにしました。


▲ 10:20、石炭列車が仙人脚に到着。構内売店のお姉さんから差し入れが届きました。私もご相伴にあずかりましたが竹の葉に包んだお餅でした。この駅で列車交換することになったと言われたので、石渓方面に歩いて到着を待ちました。

▲ 10:54、第2次列車の到着。交換を終えた石炭列車が爆煙を吹き上げて発車しました。蒸気圧も十分上がったようです。

▲ 11:36、金曜日ですが土日に運転される3両の臨時観光列車が突然に上ってきました。右は11:46、仙人脚で交換した25分遅れの定期の第2次列車です。

▲ 14:44、山里にも桜でしょか、所々で咲いています。観光列車が下りてきました。

▲ 15:07、蜜蜂岩駅から終点の黄村井駅まで学校は、小学校1校だけが菜子埧駅近くにあるだけです。登校への10キロもの長い道のりは、芭石鉄道を利用します。C2が牽引する列車
が到着すると、子供たちは歓声をあげて乗り込んでいきました。第3次は子供たちが乗るスクール列車です。


▲ 16:07、欧米ファンが好む撮影地の第5トンネル前の岩壁付近も綺麗に整備されていました。
右、16:20、蜜蜂岩站に向かって降りていると、また2両の臨時観光列車が突然現れました。

▲  18:28、。最終の第4次列車も遅れて、夕闇が近づいてきた頃の上がってきました。

今日は一日中どんよりとした天候が続き、また煙も上がらずで期待した走行写真は撮れませんでした。民宿に帰ると陳さんの子供たち2人も週末で帰ってきていました。上のお姉ちゃんは、楽山近く羅城にある学校の寄宿舎住いで毎日7:00~10:10まで授業があるそうです。滞在中はお父さんの仕事を手伝っていましたが、ちょっと手が空くと教科書を広げて一生懸命に勉強していました。

19:40、暗闇の中、最終第4次が石渓へと下っていきました。後には、C2が残した石炭ガラがまだ赤々と燃えていました。  Part14へ続く

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