「江若鉄道―思い出の品々―」も最終日
大津市歴史博物館で開かれていた企画展「江若鉄道―思い出の品々―」も、本日、最終日を迎え、“二日続きの千秋楽”に行ってきました。今回は、過去二回の特別展ではな く、常設展の一部とロビーを使った“ミニ企画展”となりました。“思い出の品々”とあるように、館への寄贈・寄託も含めて、一般の方々が江若鉄道の思い出として大事に保存されていた品々で構成されていて、なかには会期中に来場者から寄託があって、途中からの急遽、展示に加えた品もあったと言います。いわば、市民・利用者から見た、江若鉄道の歴史でもあるわけで、ここに今回の意義を感じました。
われわれクローバー会では、メンバーの列車・車両の写真展示、西村さんの三井寺下駅・車庫のジオラマ展示、また、びわ湖鉄道歴史研究会の展示への写真提供などを行ないました。館の広報でも、協力団体に当会の名を入れていただき、公立の博物館の催事にも支援・協力できたこと、また来場者に50年前の江若鉄道の様子を偲んでいただくことできました。 ▲歴博へ行く前に、大津市役所前で“一鉄”。ちょうど京アニ“響け ! ユーフォニアム”ラッピング車がやって来た。ことしの秋は忙しくて、紅葉撮影はゼロだったが、やっと、一枚残すことができた。
▲終了1時間前の展示コーナー、10月1日から約二ヵ月の展示となったが、入場者は約7000人、過去の特別展のように、熱気が渦巻くような混雑はなかったものの、その分、皆さん、じっくり当時に思いを馳せている様子だった。私も最後をかみしめるように、ゆっくり見学、撮影自由のため資料も記録しておいた。
見学後、ジオラマ展示の西村さんと合流、そのあと、いつもお世話になっている学芸員のKさんとともに、鉄道も含めた近現代の資料・関連品の収集・保存についても話会う貴重な機会となりました。初日10月1日の現地見学会「三井寺下駅の探検」、10月4日の「江若鉄道元社員の方々の座談会とビデオ上映」には、多くのクローバー会会員にも参加いただきました。ありがとうございました。
▲写真展示は「列車・車両」をテーマに。江若鉄道の多彩な列車を切り口にして紹介、結果的に車両形式も万遍なく紹介するように構成した。
総本家青信号特派員様
今朝展示していただいた江若のサボを引き取ってきました。お話をお伺いすると、今回も多くの方の見学があって、沿線の方の江若鉄道に対する思い入れが強いのに改めて感心しました。ところで、昨日三井寺へ紅葉見物に行って収蔵庫の売店を冷やかしていると、三井寺の建物、仏像の絵葉書と共に何と江若鉄道最終日のお別れ列車の絵葉書が並べられていました。買われる方があるということですね。おどろきました。
大津の86さま
遅くなりましたが、サボの引き取り、ありがとうございました。三井寺の売店にも江若グッズがあるとは知りませんでした。来年は会社創立百年に当たり、会社のほうでも、いろいろと記念の発行を考えているようですよ。