じいじ二人が行く、新緑の四国路の旅 Part5  魚梁瀬へ 魚梁瀬森林鉄道3の3

【馬路温泉から魚梁瀬へ】
馬路温泉から約16キロの山道を森林鉄道遺産を見学しながら魚梁瀬に向かいました。
▲ 馬路村から魚梁瀬までもトンネル1箇所が林道として、橋も3箇所が拡幅され一般道路として利用されています。中にはトラス橋もありしっかりした橋が築かれていたことが分かります。途中、森林鉄道で使用されたレールと連結器が山積みにされて放置されていました。保守にでも使われるのでしょうね。森林鉄道遺産についての詳細は、魚梁瀬森林鉄道遺産Webミュージアムに紹介されていますので、こちらをご覧ください。

森林鉄道を飲み込み廃止に追いやったダムですが、景観はコンクリート製と比べると、辺りの自然と上手くマッチしているように見えました。

走ること約1時間、水没した部落が集団移転した丸山台地に着きました。朝から曇っていた空も晴れ、新緑のまばゆいばかりの森林に囲まれて気分は最高です。






▲ 1,000円を支払うと、1周400mを2周運転することが出来るのは、鉄ちゃんにとって大きな魅力です。本格的に敷設された軌道をガタンゴトンとゆっくり運転しまして、気分はさらに浮き上がりました。


▲ 森林鉄道館には、3台の機関車が動態保存されていました。運転席にハンドルが着いていますが”?”です。

続いては、馬路温泉前の森林鉄道とインクラインの乗車です。戻って、予約注文しておいた駅弁を食べてから乗り込みました。


▲ 渓谷をぐるっと回る約300mの路線を2周します、勾配もあって、わずかながらも森林鉄道乗車の雰囲気を楽しませてくれました。


▲ 山頂に着けばタンクに水を入れ、麓に戻れば水を抜く、まことにエコなインクラインです。山ふじが咲く中にこいのぼりが泳ぐ森、すがすがしい馬路村での一日でした。

▲ 部屋もロフトもあって広く、掃除も行き届いて綺麗でした。自慢の温泉に浸かって、今日は身も心もくつろげました。最後は美味しい夕食と冷たい生ビールで乾杯です。

鉄道ファンの遊園地のような馬路村の魚梁瀬森林鉄道。ちょっと遠いですが、皆様方もご訪問ください。素朴ですが暖かいもてなしが待っています。  Part6  へ続く

じいじ二人が行く、新緑の四国路の旅 Part5  魚梁瀬へ 魚梁瀬森林鉄道3の3」への1件のフィードバック

  1. 南国ICを出て市街を抜けると懐かしい地名が出てくる。野市、赤岡、手結と続く。1954年8月、高1の夏休み、南国市は御免町と言っていた。その御免町駅にあった土佐電鉄鉄道線車庫を訪ねている。京阪100型車体がナニワ工機で整備され尼崎港から送られている。それを見に来たのだ。車内の雰囲気そのままにダブルルーフはシングルに、運転台スペース確保のため両端扉は内側に寄せられていた。その車で手結まで乗った。砂浜の広い海岸線で深呼吸して御免に戻った。住吉、西分、和食、穴内、安芸と続く。電車はここまでだったが、海岸べりの終着駅は浜風が吹き抜け心地良かった。その先、仕事で奈半利、室戸へ行ったことがあるが、仕事内容は少し覚えている。今回馬路村への起点となった安田、一夜お世話になった田野なる地名は今回初めての認識である。ぶんしゅう号は安田の集落を抜けると安田川右岸沿いを上流に向け走り出す。対岸左岸縁が石積みとなっており細い道路が続いている。「線路跡は対岸だ!」と叫ぶもドライバー氏は右左折でのハンドルさばきに大童である。対岸の出鼻のところで「あった!トンネル跡や!」雑木に覆われ、ぶんしゅう氏の目には入らなかった。少し行ってまた{あった!」。そして3度目のまた「あった!」でぶんしゅう氏もやっと目に入った。それが紹介された明神石
    鉄橋につながるトンネルであった。ここでレールは右岸に移り、馬路村まで左岸に渡ることなく続いていた。途中3か所で川べりが断崖のため線路用地確保無理な地点で、道路を外れてトンネルとなっていた。思い出したのは北丹鉄道の由良川沿いの箇所、今は遊歩道となっているトンネル、あれより小ぶりの断面であった。

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