京都鉄道博物館では、一年に数回、夜間開放の「ナイトミュージアム」が行われ、梅小路蒸気機関車庫も公開されて、自由に撮影することができました。ところが、最近は様子が変わって来て、人数限定でカメラメーカーの新製品デモ・撮影会となったり、団体主催による有料撮影会になってしまいました。“有料”がいまやノーマルになってしまった鉄道現場の見学・撮影会ですが、入館料金だけで誰でも気軽に入れた以前が思い出されます。▲博物館の展望ロビーから、Blue Momentに包まれた、ライトアップされたラウンドハウスを見る。
▲扇形線にズラリと並んだ保存機、すべて頭出しがされていて、より密な状態で撮れた。▲庫内から青い空を見てみた。蒸機は、下回りもライトアップされている。
▲次第に空も暗くなって来て、ライトアップは、蒸機に陰影をつける。この日は、小雪が舞っていて、淡い煙と相まって、思わず現役時代の発車待ちを思い出した。▲別の日に行った時は、C622が「つばめ」のヘッドマークを付けて、転車台の上を十数回もグルグル回るという大サービス、好みの角度から撮ることができた。いちばん気に入ったのは、実物時代と同じで、斜め後部から、太いボイラを強調する角度だった。