第14日目 8月15日 その1
ヤンゴンでの滞在は今日の早朝から明日までの2日間、バンコクに戻るフライトは明日午後17:30のフライトなので明日もお昼過ぎまでは撮りに回れます。広電撮影は明日にして今日は日本製の気動車が走るヤンゴン環状線を撮りに回ることにしました。
それでは朝1番から撮ろうと早朝起しましたが、支度をしていると突然の豪雨に見舞われました。
インドネシアといい、今年は雨に見舞われることが多くになります。今まで2回インドネシアには参りましたが、雨など一滴も降りませんでした。
今年の東南アジアは異常気象のようです。
それなら朝食をとってからゆっくり参ろうかとレストラン行きです。
▲ 確かミャンマーで食堂に入ると注文もしないのに料理がテーブルに並べられた思い出があります。食べた料理のみ料金を支払えばいいのですが、これを思い出すかのように料理の数々が並べられています。久しぶりの品数たっぷりの朝食バイキングでした。
▲ 8:40 雨がやんできましたので出発です。まずはヤンゴン中央駅に行って右回りでダニンゴンを目指します。ヤンゴン環状線はヤンゴン~ダニンゴンが1877年に開業、独立後の1954年に全通しています。一周45.9㌔、38駅設置されて商用時間は何と約3時間余りかかります。LRT並みの速度でゆっくりと走っています。
▲ 8:50 ①環状線の列車が発着するのは6、7番線です。発車待ちの列車で待っていますとホームのない側線に左回りの列車が入線してきました。RBE25114(JR東日本キハ48 -1514)先頭のキハ48系4連です。停車するとドッと乗客が降りてきました。朝のラッシュのようです。
▲ 到着するのを待っていたかのように乗車している列車がすぐに発車しました。構内の線路に人の往来がありますが、ミャンマーでは当たり前の公道でもあります。、咎める人はいません。
▲ 8:55 次のパヤーラン(Panhlaing Road)に到着する直前でRBE3044(JR東海キハ40-6309)最後尾のキハ40系5両編成とすれ違いました。キハ40-6309は元はキハ40-2113として1981年に新製され、冷房化そしてエンジンをカミンズ350PSに換装し、ワンマン化された1999年に改番されています。国鉄色に戻され2015年7月に運用離脱となりミャンマーへ送られました、こちらへきて比較的新しい車両です。
▲ 8:57 ②パヤーラン(Pagoda Road)に到着しますと最後部RBE25116(JR東日本キハ40-562)のキハ40系5両編成が入線していました。そして続いてJR東海色も続行で続いています。この路線の閉塞区間は一体どうなっているのか?
▲ 3番目の列車の最後部はRBE3033(JR東海キハ48 6813)のキハ48系の4両編成です。
3列車とも乗客は多く最後の列車も座席はほぼ満員でした。既存の客車編成では日本からのDC並みの輸送力はありませんので、かなり役に立っているようです。
▲ 8:59 ③ランマドー(Lammadan)に到着です。先ほどのパヤーラン(Pagoda Road)駅が目視できる近さです。環状線の平均駅間距離は約1.2㌔ですのでMRTかトラム路線と同じです。トラムの低床車路線にすれば乗降に便利でもっと利用客は増えるでしょうね。
▲ 9:12 ④ピィランロード(Pyay Road)に到着です。広い道路と交差していましたので上手く撮れません。
▲ 9:06 ⑤シャンロード(Shan Road)に到着です。RBE25126(JR東日本:キハ40 2022)のキハ40系5両編成とすれ違いましたが、結構な乗降客です。▲ 9:09 ⑥アロンロード(Ahlone Road)に到着です。環状線を象徴するかのように林の中に切土の掘割を行きます。道路から下りたところがホームになっている同じ駅が多くあります。
▲ 9:13 ⑦パンライロード(Panhlaing Road)です。右に合流してきた路線は広電が走っていた臨港線から延びる予定でした。ここまで来ていると利用客も増加したかと思われますが、残念ながら延伸を待たずして休線になりました。現在は未整備のため走行はできません。
到着時にはヤンゴン方面行の客車列車とすれ違いでした。この辺りから切通はなくなり林の中を走ります。
▲ 9:17 ⑧チーミィンダイ(Kyeemyindine)に到着です。レンガ造りの駅舎は環状線のヤンゴン~ダニンゴン、1877年開業後の1928に建設されたそうです。歴史的建造物として認定されて、これから後方に見える跨線橋と合わせ構内全体の見直し計画が実施されます。
▲ 線路保守が行われているのを始めてみましたが、手作業です。まだマルチプルタイタンパーは入っていないのでしょうね。列車の走行スピードは30~40km/hです。もう少しスピードが出せるくらいに高規格化しないと都市鉄道としての役目を果たせません。
▲ ミャンマーは国民の90%が仏教徒です。可愛いお坊さんが托鉢で歩き回っているのを見つけました。しかし線路を裸足で歩くのは危険です。気を付けてねと思わず声をかけたくなりました。
▲ 9:25 ⑩レーダン(Hletan)に到着です。近くには大学があって若者のまちとしてヤンゴンの原宿と呼ばれているそうです。次回訪問時には街歩きをしたいところです。
▲ 9:30 ⑪カマーユッ(Kamayut)に到着です。反対側では4両編成の客車列車が発車していきました。
▲ 9:40 ⑭ターマイン(Thamaing)に到着です。ホームは小売りの屋外市場となっています。
▲ 9:44 ⑮ターマインミヨテツ(Thamaing Myothit)に到着です。
▲ 9:46 ⑯ジョコン(Gyogon)に到着です。長い6両編成の客車列車が同時出発でした。
▲ 9:52 ⑰修理工場のあるインセイン(Insein)に到着です。前回はここまで乗って引き返しました。車窓から車庫を除いて見ましたらキハ181系らしく車体が見えましたが、中に入るには許可が必要ですので未確認です。
▲ 10:05 ⑳アウンセンミョツ(Aungsanmyo)に到着です。沿線各駅には跨線橋が設置してある駅が多かったですが、必要なのでしょうか?
▲ 10:10 ㉑ 今回来てみたかった市場の中に駅があるダニンゴン(Danyingon)に到着しました。ヤンゴン中央駅から約1時間20分、結構ありましたね。
列車が着くと、市場で仕入れた商品をズタ袋に入れて窓から車内に持ちこんでいます。キハ181ではできない作業です。運行が休止になったのはこんな事情があったのかも・・。
これから市場内を散策です。 Part21へ続く