2016年 西方見聞録 Part35 ウイーンのトラム、メトロに乗る、撮る3

第17日目 10月4日 その4

15:56 国鉄Sバーンとの乗換駅前の Franz Josefs Bahnhof からはD系統のトラムから5系統へと乗り換えることにしました。目的地が決まっているわけではありません。行先はトラムに聞いてくれとのぶらり乗り鉄旅です。
しかし、他のトラムが0~71系統と数字なのにこのD系統とだけはなぜに英語なのでしょうか? 1つ疑問が残ったウイーンのトラム乗り鉄旅でした。[googlemap lat=”48.225836″ lng=”16.360932000000048″ align=”left” width=”300px” height=”150px” zoom=”14″ type=”G_NORMAL_MAP”]48.225836,16.360932[/googlemap]
▲ 15:56 撮影地⑥ Google座標;48.225836, 16.360932

入線して来た5系統4554号車に乗車して出発です。ご覧のように道路幅はそんなに広くはなく駐車中の車もあって走行できる車線は1車線だけですが、軌道にはみ出してトラムの走行を邪魔する車は見かけません。公共交通優先のマナーがよく守られています。

▲ 16:00 撮影地⑦ Klosterneuburger電停。川を渡ってすぐの交差点で31系統が走る路線と交差しました。渡り線が設置されていますが利用するトラムはありません。市内にはこういった現在利用されていない渡り線が各所にありました。かつては多数の系統があったのでしょうね。直進してくるのは33系統の4号車連接車ですがこちらは今まで見た同型の7車体とは違って5車体の連接車です。

▲ 16:04 約250m先の交差点Wallensteinplatzでは5系統33系統が分岐します。真っすぐ行くのは5系統、左折するのは33系統です。

▲ どちらにしようかと迷った末選んだのは33系統が走行する路線です。やって来た4732号連接車は今までと違ってトレーラーを牽引していません。

▲ 16:07 U6バーンとの乗換駅Jägerstraße電停に入線する5車体の10号連接車です。

 [googlemap lat=”48.244159″ lng=”16.380269999999996″ align=”left” width=”300px” height=”200px” zoom=”16″ type=”G_NORMAL_MAP”]48.244159,16.38027[/googlemap]
▲ 16:22 撮影地⑧ Friedrich Engels Platz に到着
Google座標; 48.244159, 16.380270
2系統33系統はここでループ線を使って折り返していきます。ここから先は31系統だけが走行します。

▲ 16:29 撮影地⑨ 31系統トラムに乗ってドナウ川を渡っての次の電停は、Floridsdorfer Brückeです。

[googlemap lat=”48.25595559581556″ lng=”16.399734020233154″ align=”left” width=”300px” height=”200px” zoom=”17″ type=”G_HYBRID_MAP”]Wien Floridsdorf[/googlemap] ▲  撮影地⑩ Wien Floridsdorf
Google座標; 48.256617, 16.399120
着いのはホームが3本もあるWien Floridsdorf。この駅は,国鉄SバーンやMTRのUバーンとの乗換ターミナル駅です。

▲ 16:37  撮影地⑪ 30・31系統は、国鉄Wien Brünner Straße駅とオーバークロスして北方向へ向かいます。この日は終日雨模様で黒い雲が覆うことが多く時々薄暮のようになりました。

▲ 16:46 Hanreitergasseから先は終点まで、道路横の専用軌道を走ります。

▲ 乗車したのは左から10番目のFriedrich Engels Platzからでした。31系統の走行路線は11.4㌔、ウイーントラムでは比較的に長い路線です。

[googlemap lat=”48.298098″ lng=”16.42053999999996″ align=”center” width=”550px” height=”350px” zoom=”14″ type=”G_HYBRID_MAP”]48.298098,16.42054[/googlemap]▲ 16:49 終点のシュタマースドルフ駅Stammersdorf)に到着です。地図をご覧のように周囲は住宅が立ち並んでいますが、すぐ先には農作地が広がっています。

▲ 駅構内を散策していますと小型DLの展示と何やらかつての鉄道の歴史が掲示されていました。
2060形ディーゼル機関車は、1954~1963年にかけてエンバッハ・ヴェルケ(JW)で製造されました。動輪は2軸で、出力200HPの2サイクルのディーゼルエンジンを搭載、最高速度は60km/h、2003年まで現役で活躍しました。

▲ 機関車の周りには蒸気機関車の動輪がモニュメントとして置かれスポーク内にはかつてこの付近を走行していたと思える写真と説明が展示されていました。

▲ 説明書きは何と書いてあるのかと挑戦しましたがうまくいきませんでした。

▲ 写真の説明ならわかるかと見ますが、1903年のPillichsdorf Bahnhof駅のようです。蒸機トラムが3両の客車を牽引しています。この駅はOBB国鉄線です。

▲ 1918年のBahnhof Floridsdorfhof駅のようです。OBBとトラム線の乗換駅です。蒸機トラムは上と同じ型のように見えます。

▲ これも分らず、1910年の様子ですが理解できるのは鉄道員の制服ですね。

▲ 多分駅舎の歴史が書いてあるかと思いますが・・・。

▲ 年代が進んでの様子が説明されているように思えます。

▲  蒸気機関車も大きくなって客車も鋼製になりディーゼルカーも登場しました。

▲ 各年代での蒸機トラムと客車が表示されています。下のカラー写真は動態保存された蒸機トラムなのでしょうか、蒸気動車の素行とともに実際に街中を走っているのが見たいSLですね。

見ていると17時を回っていました。ウイーンのトラムをじっくりと見たいのですが雨が続いたので中々スムーズには行きませんでした。でもまだ時間はありますのでトラムに乗っての街角散策でした。 Part36へ続く

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 が付いている欄は必須項目です

wp-puzzle.com logo

このサイトはスパムを低減するために Akismet を使っています。コメントデータの処理方法の詳細はこちらをご覧ください