秋の中国路 Part9 山口線 D51200号機とC571号機の重連を撮る

第9日目 11月26

昨夜も車中泊で宿営地は893-2さんお泊りの東萩駅から約2.2㌔と近い「道の駅 萩しーまーと」でした。今日は一緒に惣郷川橋梁を渡るトワイライトエクスプレス瑞風」を撮影後に山口線を走るD51200号機C571号機の重連、SLやまぐち号も撮るという豪華なスケジュールです。
▲ 東萩駅から惣郷川橋梁までは26.6㌔と近く所要時間は約34分です。7時50分前後に通過しますので7時半には現地に着きたいと6時起床で宿営地を出発しました。
▲ 7:50 2日前に来た時は橋梁下の道から撮りましたが、893-2さんから上から俯瞰したい。誰か親切な鉄ちゃんが崖の上に上がれるようにロープが設置しているとの話通り木次線出雲坂根スイッチバックと同様にロープがありました。老体でもこれなら上がれます、893-2さんに続いて急な崖を上がりました。
我々の予想通り定刻にトワイライトエクスプレス瑞風」は、やって来ました。有名な景勝地ですので徐行すると思っていましたが、そのままのスピードであっけなく通過していきました。乗客にはこの橋の通行を案内しないのでしょうか?

▲ 8:22 追っかけましたら、聞いていたより早くに長門大井駅で運転停車をしていました。踏切から編成を撮りますが、893-2さん「こんな近くでじっくりと編成写真を撮れるのは初めてです。」と、感激されておられました。

▲ 8:28 上り列車と交換するのかと思っていましたが、出発のタイフォンも鳴らさず、突然の発車です。

▲ 8:43 東萩駅到着です。駅前にはトワイライトエクスプレス瑞風」用の専用バスが止まっていました。いすゞ自動車製ガーラ、ナンバーは広島ナンバーです。中国地区を瑞風が走る時はこのバスも乗客の観光用として並走しているようです。

▲ ホームではわずか30名の乗客のための歓迎式典が開催されていました。料金は、おとな1人あたり270,000円(1泊2日ロイヤルツイン2名利用)~1,250,000円(2泊3日ザ・スイート2名利用)。宝くじでも当たらない限り、一生乗る機会はない列車です、ただうらやましいだけで見とれていました。
8:56 バスは乗客30名を乗せて萩観光に出発していきました。

▲ 東萩駅では全編成を入れての撮影は不可能でした。10両中8両分の車両は撮れましたので掲載します。拡大するのはクリックしてください。

▲ 8:56 瑞風バスを追いかけるように東萩駅を出発して一昨日下見もしておいた三見~玉江の撮影地へと向かいます。893-2さんの話ではここも俯瞰撮影用に上へと上がるロープが設置してあるそうです。

9:20 撮影地 三見~玉江 Google座標;34.410741, 131.360399

撮影地に到着、一昨日は気が付きませんでしたが確かにロープがありました。結構急な崖ですので躊躇しましたが893-3さんに付いていくことにしました。▲ 9:34 長門市発東萩行きのキハ120 325単行がやって来ました。一昨日のように空は重い雲、海は荒れてはいないのですが青空快晴とはいえず今一です。

▲ 9:58 東萩から長門市まで回送のトワイライトエクスプレス瑞風」がやって来ました。ここにいましたら回送、本チャンともう2回の撮影チャンスがありますが、それではSL重連のやまぐち号の撮影に間に合いません。893-2さんは天気のいい日を狙ってまた来なければと、リベンジを誓っておられました。

ここからSLやまぐち号撮影へと向かいますが、ファンの数は今まで以上に多いと推定できます。昨日は3カ所で撮れましたが、今日は移動にかかる時間は想像以上になると思われます。1カ所に絞り、もし可能だったら儲けものと割り切ることにしました。そして選んだ本命は長門峡のお立ち台で、徳佐は2番希望としました。長門峡までは約43㌔、推定所要時間は約52分です。問題は車を止める場所が残っているかどうかです。

11:40 予定通り長門峡の駐車場に到着、駐車場所も出口直ぐの場所を確保できましたが、鉄ちゃんたちは昨日よりも増えて予想通り大変な数です。

▲ 12:03 定刻に列車は長門峡を発車しました。煙は少し流れていますがさすが重連らしく爆煙です。煙が陰になって客車は霞んで見えないほどです。前で撮っている鉄ちゃんは何とか消せましたが、昨日よりははみ出しています。

▲ C571号機は前補機として先頭に、D51200号機は本務機として後ろに付いています。

我々が撮影場所に選んだのは下の川から3段目の場所でしたが、まだ後方の土手にも撮影者がおられました。

撮影後直ぐに駐車場へ戻り車を発車させましたが国道は既に渋滞で入り込むのさえ難しい状態でした。ようやく国道の列の中に入れても進みません。昨日とは全く違った状況で途中から旧道の抜け道に逃げましたが徳佐のお立ち台周辺は駐車できるスペースはなく、迫ってくる列車を見送るだけになりました。もう少し早く抜け道に入っておれば間に合ったかもしれませんが、無理な走行は慎みました。

▲ 14:02 鳥取発新山口行きのキハ187系2連のスーパーおき3号。折り返しの復路は昨日と同様の津和野~船平山本町前踏切です。

▲ 15:48 晩秋の夕暮れは早くに訪れます。津和野を発車したSLやまぐち号は往路と同じく爆煙を吐きながら山裾を回ってきました。客車は爆煙に隠されています。

▲ 15:49 復路の本務機はC571号機に替わっていました。前補機の先頭はD51200号機で、粋な計らいです。

直ぐに追っかけは行いましたが篠目山口かどちらかの発車を選ばなければならない状況になりました。迷いましたがまだ撮っていない篠目を選択しました。
▲ 16:39 SLやまぐち号の到着です。鉄ちゃんよりも地元の皆さんが多いように見えました。

▲ 16:42 地元の方々がスマホ等でかまえられる中、重連は爆煙を残して南へと向かっていきました。

今回の山口線、三江線、山陰線の撮影はこれで終了です。893-2さん山口駅まで送った後、中国道を東へと向かいました。目指すは自宅なのですが約500㌔あります。疲れもたまっていますので途中どこかのSAで宿泊してから明日朝にゆっくりと帰ろうかと思っていましたが、自宅が近づくにつれてどうせ寝るなら熱いシャワーを浴びてから部屋のベッドが良いと思いだして、休憩をとりながら自宅へ向かいました。

01:50 休憩をとりながら約8時間余りを走行して自宅着です。いつも1日の走行は300㌔までと自己制限をしていますので、はるかにオーバーしました。次回は復路で立ち寄る撮影地を考えておかないと反省です。

次回の旅日記は12月3日から久しぶりの海外です。向かうは東南アジアのタイミャンマーです。すぐに続編を投稿させていただきます。よろしくお願い申し上げます。

 

『微笑みの国タイ王国鉄道の旅2017年』 へ続く

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