らくさい便り

臨時直通列車で【紅葉の嵐山へ】一直線!のパンフレットが効を奏したのか、平日昼間でも特急は満員の阪急である。なかでも梅田9:51発、桂10:32発の快速特急は6300系6連とあって、座っている乗客より立っている人の方が多い盛況ぶりである。これに気を良くしたのか、来春「京風」特急-観光特急-を梅田~河原町間で運転させることになった。毎週土日祝日運転で、当面1日1往復の予定。途中停車駅は十三、淡路、桂、烏丸となる。観光特急は6両1編成(6351・6F?)で内装を「京風」に改装するとか。特製HMはもちろん、この1編成に愛称を付けると言っている。南海の「天空」に最初首をひねったが、真言密教にまつわると知り納得したもんだ。これについてはthurukameさんの解説をまとう。平凡だが、京風なら「雅」-まさとは読まないーが王朝風となり平安京を偲ぶものになる。外装の変化には期待はもてないであろうが、内装にはお手並み拝見と参ろう。こうしたリクレーションカーは近鉄の「十八番」だが、南海に続いて阪急(新京阪線)とはこれいかに。本来、行楽列車頻発がお手のもの筈の京阪に、ダブルデッカー以降ヒット商品がない。中之島線不入りの余波を受け、宇治線のワンマン化が近々実行されるようだ。宇治線の再起は京市交東西線との直結だ。なに、車両の寸法が違う。京市交の車両にちょいと手を加え、宇治線に乗り入れさせればなんとかなる。むちゃな事を言っているのではない。アムステルダムへ行けば2.4m幅が3mの線区に直通しておるぞ!ドンマイ、ドンマイ。夢は嵐山、びわこ、宇治を結ぶためだ。

らくさい便り」への1件のフィードバック

  1. 同意いたします。
    長らく続く不景気のせいばかりでないのですが、いまの会社では、社員の中にやっても無駄だという空気が強く支配しているように思えます。

    関西ではJR西の高速運転網に、在来の民鉄が歯が立たないという図式が、見方によっては利用者まで巻き込まれているように、感じることがあります。
    今秋の嵐山観光のヒットで、阪急京都線特急は混雑しているようです。
    私鉄は沿線の需要をもっと掘り起こすことが肝要でしょう。

    京阪の中之島線の苦戦は素人判断が難しいのですが、淀屋橋での御堂筋線結節と、中之島線の平行理由が判りにくく、乗り物音痴の一般の人には、梅田からの京阪電車の乗り方が複雑になり、混乱させているように思えます。

    京阪宇治線は、丹波橋~竹田~京都駅~四条~御池あたりまで入って来れれば、JR奈良線とは、異なるニーズが生まれるでしょう。

    私鉄の連絡運輸区間の運賃は、このデフレ化の社会では、もっともっと割引しないと、通勤交通費さえ企業がけちるご時勢ですから、需要を喚起しにくいと、思います。

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