成人の日の連休に台湾へ行ってまいりました。
夜、台北に着くと結構寒い。ダウンジャケットやコートを着ている人も結構います。着いた日に夜行の急行(CK63次)で台東へ向かいましたが、車内の寒いこと。足元の暖房がほしいと思いました。ところが南の高雄や台南まで行くと日中はかなり暖かく、彰化駅の温度計は25℃でした。
12月22日にダイヤ改正があり、花蓮台東間の普快199次、200次の旧型客車は復興型の空調付客車に置き換えられました。時間と列車番号はそのままで区間車となっています。西部幹線の復興号もなくなっており、このタイプの客車は余剰となったものと考えられます。
あと、1月2日に新線の沙崙線が開業しました。これは台南から終点の沙崙まで全て通勤電車が走ります。終点の沙崙は高鉄(台湾新幹線)台南駅に直結しています。
旧型客車ですが、南廻線(台東-枋寮)の2往復はそのまま残っていました。普快352次、353次、354次、355次全て2両編成で、割合は日本製とインド製と半々でした。南廻線は新しい線なのでトンネルが多いのですが、太麻里-大武の間は太平洋を眼下にとても気持ちのよい線です。ただし私が乗った1月7日は曇りでしたが。数年前まで旧型客車を冷房化して冷気平快として運用されていた35SPK2300型客車が加禄駅の構内に大量に留置されていました。
旧型客車といっても製造は1970年前後、たたずまいは10系客車のようです。もしもスハ44の10系客車タイプがあればこのようになっていただろうという形です。シートはビニールクロスの回転式で、阪急6300系のような棒の足置きがあるタイプもあります。
沙崙線にも乗ってみましたが、8日までは無料の体験乗車ができました。何と太っ腹のことと思いました。そのまま高鉄台南から新幹線で高雄まで戻り、釣掛式EMU1200型の自強号(特急)に乗ります。次いで週末だけ運用されているEMU300で始発の斗南から自強1024次で台北まで向かいます。EMU300も釣掛式車両です。これらの電車は釣掛式といえども特急車なので、空調固定窓、絨毯敷、リクライニングシートで快適です。EMU300はイタリア製でEMU1200も台湾で更新したとはいえ元は南アフリカ製、他の形式では日立や日本車両、韓国製もありなかなか多彩です。
今回、日本製の最新振子電車TEMU1000型タロコ号にも乗ることができました。こちらは、JR九州の885系をもとに作られたことは有名です。実際よく似ています。台湾鉄路管理局はTEMU1000型を136両増備し、2012年から就役させるとアナウンスしています。
ブギウギさん
早速のレポートありがとうございます。
折角、お誘いいただきながら、ご一緒できず残念でした。
レポートを拝見しておりますと、無理してでも行っておけばよかったと後悔しております。
昨年末のダイヤ改正で花蓮~台東・光復~和平の旧型客車が引退したことは、本日発売の鉄道ダイヤ情報にも掲載されていました。また、復興号もなくなったとか、一昨年、貴兄と早朝、基隆~桃園乗車しておいてよかったです。
台東~枋寮間の旧型客車およびDR2700が残っているうちに、再訪したいものです。今度は、知本温泉にでもゆっくり浸かりながら・・・。
加禄駅の構内に大量に留置されていたという冷気平快として運用されていた35SPK2300型客車の行方が気がかりですね。他の復興号客車やこれらの客車で置き換えたらイチコロですね。
台湾鉄路管理局の電源車が足りなくて、冷房できず止む無く旧型客車を使い続けてくれることを願っています。
デカンショまつり号様
さっそくにコメントをいただきありがとうございます。
昨年は花蓮台東間の199次200次鈍行客車の旅にご一緒させていただきました。正直、電化完成までは安泰と思っていましたので撤退は予想外でした。
冷気平快用で使われていた客車は屋根も錆びてきている車もあり、廃車状態のように見えました。
台湾には山峡の温泉地がけっこうあります。今回はかないませんでしたが、私もまた行ってみたいと思います。
はじめまして。普快車で検索していてここにたどり着きました。
台湾の普快車は5年ぐらい前が初めてでしょうか? 当時は蘇奥新~花蓮を乗ったように記憶しています。
その後、3年ほど前に花蓮宿を取って柴油車や台東から先の普快車を求めて旅をしたりしましたが、天気が悪く蒸し風呂状態の車内で付き合ってもらった嫁さんの機嫌が見る見る悪くなったのがなるかしいです。
南廻線にまだ残っていますか?
来月に台湾に出かけるので、なんとか都合をつけて訪問したいです。
最新の状況ありがとうございました。