四国松山のディーゼルカー ~その3

下灘で2時間弱滞留した後、12時31分に出る八幡浜行きの4917Dで伊予大洲をめざします。今回の一番の狙いは、キロ47の伊予灘ものがたりです。47系での運行は令和3年末までと報じられています。後継は、四国まんなか千年ものがたり(多度津-大歩危の特急グリーン車)、志国土佐時代の夜明けのものがたり(高知ー窪川の特急グリーン車)のようにキハ185が改造種車になるようです。そうです。四国でキハ47系のジョイフルトレインに親しむのは、今しかありません。

下灘駅に入る伊予灘ものがたり

今、JR四国には、キハ47系が全部で22両。キハ40が9両、キハ47が11両、それと伊予灘ものがたりのキロ47の2両。キロ以外は全て徳島運転所の所属となっています。もともとJR四国には53両の47系が承継されましたが、1500型ディーゼルカーが増備されだすと廃車が進みました。とりわけ、昭和60年に新潟から転属した寒冷地仕様のキハ47の500番台10両は、今や伊予灘ものがたりへの改造車しか残っていません。何故、四国に寒冷地仕様が転属したのか?詳しい方に聞いてみたい気もします。キロ471401はもとのキハ47501、キロ471402はキハ471501で共に昭和53年製造。一旦廃車になった後、平成26年に復活改造してキロ47に返り咲きましたが、それも今年で終わりです。なぜ一旦廃車になった車をわざわざ復活させたのか?乗り心地の良い空気ばね台車DT44を履いていたためかと思いますが、そうでしょうか。

伊予灘ものがたり 下灘ー上灘

伊予灘ものがたり 下灘ー上灘

伊予灘ものがたり 伊予大洲ー西大洲

伊予灘ものがたりの車内

伊予灘ものがたりの車内にて

 

予約しておくと、食事やアフタヌーンティーなど豪華な食事を楽しめますが、予約なしでもアルコール類やおつまみなど十分に楽しむことが出来ます。知らなかったのですが、ミュージックホーンというより「音楽」を鳴らしながら走るのです。音楽が聞こえてくると、沿線の住民が、駅で、線路端で手を振ってくれるという訳です。今、キハ47系が、もうピークは過ぎましたが、ジョイフルトレインへの改造種車になっており、これらを撮ったり、乗ってみるのもなかなか楽しいものです。JR西の快速〇〇のはなし(下関-東萩で運行)は普通車指定席にしては、車内もなかなか凝っていてお得感が高いと感じました。同じJR西でも快速あめつち(出雲市ー鳥取)は、伊予灘ものがたり同様、全車グリーン車となっています。また、特急花嫁のれん(金沢ー和倉温泉)は、普通車ですが、特急扱いです。JR九州の「或る列車」キロシ47の2連は、ツアーに申込むことで乗車可能となり、その料金は他の47系ジョイフルトレインと比べて突出していたように記憶しています。他にもいろいろありますが、本題から外れるのでこれくらいにしておきます。

黄昏の伊予灘ものがたり 下灘駅にて

伊予灘ものがたりは、主に土休日に2往復されており、松山8時26分発伊予大洲10時27分着の8911Dが大洲編、伊予大洲10時56分発松山13時11分着の8912Dが双海編、松山13時28分発八幡浜15時52分着の8913Dが八幡浜編、八幡浜16時05分発松山18時17分着の8914Dが道後編といい、私は最後の道後編に伊予大洲から乗りました。それぞれの名称の由来や予約可能な食事のメニューなど詳しくはJR四国のホームページをご覧ください。乗ってみて、この列車が人気があるのが解りました。伊予灘ものがたりには、アテンダントが乗務していて、何かとサービスが行き届いています。この種のジョイフルトレインが他も人気があるのは、アテンダントによるサービスや食事、沿線住民による歓迎とほぼ同様なのかも知れませんが、とりわけ、この伊予灘ものがたりは、沿線住民にも、思いが強いのか、他にはない「癒し」を感じ、高い満足感を得ることが出来ました。

当初の予定では、松山でもう少し、伊予鉄道を撮るつもりだったのですが、ほとんど時間がありませんでした。今回は、松山で泊まることなく、再びオレンジフェリーで大阪へ戻ります、慌ただしいようですが、疲れはありません。何といっても帰りも、往きと同じフェリーだったからです。それでもまた、今のキロ47の伊予灘ものがたりに乗ってみたいと思いました。 おわり

2 thoughts on “四国松山のディーゼルカー ~その3

  1. キハ47系への愛のあふれる旅行記に割り込み申し訳ありません。
    リニューアル伊予灘ものがたり改造種車とうわさの、キハ185-3113(松山車)のJR多度津工場への入場の写真です。(4/2多度津工場線内にて) 下り方先頭になるのか、多度津駅で方向転換してお尻から入場しました。上り方になると思われるキハ185-23は元アイランド車のキロ186-8と一緒に、3/18に先に入場しています。(共に高松車)
    その後については、7月に多度津工場内登録有形文化財公開ツアーに参加し工場に入場できたのですが、塗装がはがされた車両は窓ガラス越しに見えましたが、撮影禁止区域になっており、詳しくは分からずでした。これからが楽しみです。
    小ネタ割り込み失礼しました。

    • 77-タツ様
      いや素晴らしいお知らせだと思います。これまでは、優等車両がローカル用に格下げされると、その後は引退というのが定石でしたが、3100番台がジョイフルトレインとして優等車両に復活するのは興味深いです。どんな風に化けるか楽しみになってきました。

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