初めて撮影した「ラビート」。奇抜なデザインはどこにもパクられていない。
7月の初め、外回り鉄で南海電鉄を訪れた。いつもは京都で途中下車して103、113、117系を撮影するが、たまには変わったところと思い、南海電車に行くことにした。阪堺線は京都にいた頃からしばしば訪れているが、南海本線は40年近く撮影したことがない。
大阪駅から関空快速に乗り、新今宮で下車。取りあえず堺までの切符を買い、改札を通ると目に前に高野線の各駅停車金剛行が来たので乗車して次の「萩の茶屋」で下車。駅の周辺は風流の駅名とは裏腹であるが、通過する南海本線の電車が綺麗に撮影できる。
ラビートを初めて撮影したが、よくこんなスタイルを考えたものだと思う。
40年前の新車7000系が、座席指定車と併結で和歌山市行特急「サザン」で快走しており感激する。座席指定車は気の毒なほどガラガラで、自由席車は立ち客がチラホラ程度の乗車率である。
40分程撮影後、場所を天下茶屋駅に移して高野線の電車を撮影していると、6000形のトップナンバーが来てまた感激した。
30分程撮影後、特急サザン(勿論自由席)に堺まで乗車。7000系はロングシートでもゆったりしているし、昼間は指定席料金を300円位にしないと乗ってくれないと思う。
堺駅から阪堺線の大小路まで歩き、ド派手なパチンコ屋の広告電車に住吉鳥居前まで乗車。東京都であれば許可されないであろう。次の住吉の交差点と合わせて40分程撮影したが、都電カラーの502、筋肉マン電車の505を撮影した。
上町線で天王寺か阪堺線で南霞町に出て地下鉄で梅田に行く予定であったが、時間切れのため、南海本線住吉大社から難波に出て地下鉄に乗った。
モハ7033他8連の特急「サザン」/7000系は昭和38年から43年にかけて新製された。新製時から今日まで特急から普通まで幅広く使用されているが、近年廃車が出ている。
モハ7173他4連の普通/7100系は7000系のモデルチェンジ車として昭和44年から48年にかけて新製された。
モハ2152他4連の普通和歌山市行/高野線の山岳区間直通用車両であったが、線路改良により橋本まで20m車が入るようになり余剰となったため本線に転属した。主に難波~和歌山市間と難波~関空間の普通に使用されている。
モハ6001他8連/昭和37年製で半世紀以上使用されている。7000系や7100系は廃車が出ているが、全車両健在で「良いものは長持ちする」見本のような電車である。
クハ6521他6連/昭和50年1編成のみ新製された電機子チョッパ制御の試作車で当初は8000系と呼ばれていた。平成3年機器を交換して6200系に編入された。
泉北高速鉄道5506他8連/平成2年に新製されたVVVFインバータ制御車。
モハ706/パチンコ屋のラッピング車であるが、東京では間違いなくボツになるだろう。
昭和47年3月26日の外回り鉄
この日は、七道と泉北ニュータウン光明池近くの用務先に行った。
新今宮から南海本線に乗らずに阪堺線南霞町から綾ノ町まで乗車。
用件終了後七道から乗車して、時間調整のため堺で途中下車、再度乗車して羽衣で下車。
高師浜線と羽衣支線を撮影後、鳳まで乗車。ここから光明池行のバスで次の用務先に向かった。