同志社創立137周年を記念した、ホームカミングデーが11月11日(日)に今出川キャンパスで行われ、クローバー会でも3部に分けて行事を行いました。あいにくの雨にもめげず、多くの会員が参加し、朝から晩まで賑やかに楽しく一日を過ごしました。
▲第一部 京阪旧3000系乗車会 3000系クラシックに乗車、先頭車の運転室かぶりつき席を独占して、大阪から京都まで、名残の乗車を楽しみました。
▲第二部 会合(至誠館34番教室) 前半は、会からのお知らせ、会員の近況報告、スライド映写会など。現役会員も同じ至誠館で模型運転会を実施。OB・現役が、同じ館の中で共に活動するのは、同志社広しと言えども鉄道同好会だけでした。
後半は、当会会員の志水仁さん(JR貨物北海道支社勤務)による講演「迂回輸送で石油を運べ」。震災直後、被災地へ向け磐越西線経由で石油輸送に、自らが指導・調整・添乗に携わった知られざる秘話、質疑応答を行った某老人が思わず涙ぐむほどの感動的な講演でした。これには、志水さんのゼミ生同窓生、もと鉄道同好会顧問の斉藤尚久先生にも聴講していただきました。
▲第三部 懇親会(京都平安ホテル) OB30名に現役会員5名も参加して行われ、夜の更けるまで、和やかに賑やかに行われました。
ホームカミングデーの第2部から参加させていただきましたが、この日のメインである志水仁さんのプロフィールが画面に出てびっくりしました。名古屋の枇杷島のご出身でゼミの斉藤先生からも栄生にある名鉄病院で生を受けたという紹介があり、よく理解しておりましたが、高校が何と私と同じ県立西宮と出てエッと思いました。「あの高校からも優秀な後輩が出たものだなー」と思いました。この日の講演はJR貨物さんが東日本大震災による被災地へオイル等緊急物資をどのように運んだかということであったのですが、話を聴いて貨物運転廃止後の急勾配線区(磐越西線)の安全運行、機関車や乗務員の手当て・教育等々を短期間で責任者として成し遂げたという大変なご苦労を始めて知りました。失礼ながら地味なイメージもあるJR貨物さんですが、この輸送により被災地を始め全国から賞賛されました。今後はいろいろしがらみもあるでしょうが安全エコ輸送に徹して大発展していただきたいと感じました。
また、大學の先生の話を久しぶりに直に聴くことができましたが、日本最初の電気鉄道の開設都市と企業名の質問があり、会員諸氏も喉まで解答が出かかっていたことと思いますが、乙訓の老人さんの一本勝ちに値する解答が爆笑を誘いました。先生からは論文作成で当時のDRFC顧問大西友三郎さんを頼ったこと等が話され、続いてDRFCができた頃の顧問等に話題だ移った時に、先生が当時を知るDRFC古老の皆さんに確認したところ、日頃厳しい須磨の大老さんも「概ね合っている」とやんわりと同調されていました。大西さんも天国から笑いながらホームカミングデーに参加されたような気がしました。
第3部のパーティではデジ青でやり取りしている方とも親しく話ができ、現役生も一緒になり本当に楽しく、来年もまた来ようとの思いを抱きました。準備等に関わった皆さん有難うございました。