風前の灯 三江線

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「経験したことが無いような大雨」、「いのちを守る行動」という表現が少し耳になんじできたこの夏ですが、またしても島根県下を襲った豪雨で三江線が大きな被害を受けました。三江線は江の川に沿って走る風光明媚な線区ですが、橋脚が流れずに残る前提で 橋桁は流されても仕方なしと覚悟した「流れ橋」もある線区です。実はこの前の豪雨で8月1日から石見川本ー浜原間の13ケ所で土砂流入、線路陥没があり、すでに同区間はタクシーによる代行運転が実施されていました。即ち江津-石見川本と浜原ー三次に分断されていたところに、今度は石見川本のひとつ江津寄りの因原付近で頼みの橋脚が流出し 江津ー石見川本間も不通となったわけです。少し古いデータですが2008年度の輸送密度が83人/日と 岩泉線に次いで全国第2位の超閑散線区です。青春18で乗り鉄を計画するものの たかだか100Kmほどを乗り通すのは容易ではありません。木次線も同様ですが 陰陽連絡機能は全くなく 半日がかりで乗り通す人など殆どいない線区です。過去に何度も水害で不通となりながら、「沿線の道路事情が悪いため通学生の足の確保」を錦の御旗として復旧させてきた歴史があります。三江線活性化に取り組んでおられる地元の方からは叱られそうですが、今回の被害からの復旧は容易ではないように思えます。昔のように「三江南線」として三次ー浜原間がとりあえず残されれば良しとして、浜原ー江津間は切り捨てられるのではと危惧します。先の豪雨で美祢線、山口線も被害を受けており 陰陽連絡は伯備線と智頭急行が頼みの綱状態の中国地方です。JR西日本がどのような対応、決断をするのかを注視してゆこうと思います。

風前の灯 三江線」への2件のフィードバック

  1. 西村 様
    新聞原稿をスキャンしての投稿と思われますが、変色して読みにくいので改めてこちらで画像処理をしています。
    処理方法としては、スキャンした画像をPhoto-shop Elements等の画像処理ソフトを使って画質調整を行い変色した画像をカラー補正すると綺麗に読みやすくなります。
    また例として、サイズ変更をして横幅を画像解像度400㎜程度、解像度を72にしていただき、保存の際に500kにしますと読むのに最適になります。サイズは任意でもOKですが、保存の際に画像データが大きすぎると拡大した際にモニター画面に入りきらなくなります。1枚の写真なら300kb以下程度、今回のように1枚であれば500kb程度が最適です。お試しください。よろしくお願いします。

  2. 管理者さま
    デジ青を毎日楽しめるのが当たり前のように思ってしまいますが、いつも裏でご苦労をおかけしていることと思います。有難うございます。本物の紙面以上に鮮明な画像に驚きました。ご丁寧なアドバイス恐れ入ります。早速試してみます。

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