昔の塗装で走ります。

1054~1049-2 1-31
500形をイメージした塗装に変更された1000形9編成/ (26-1-31) 天王洲アイル~大井競馬場

近年、会社の節目の年に旧塗装を復活させるケースがしばしば見られる。年輩の人からは懐かしく思われ、その塗装を知らない世代の人にとっては新鮮に映り、良い企画と思われる。

9月13日に開業50周年を迎える東京モノレールと1月18日開業90周年を迎えた都営バスを取り上げた。

東京モノレール
平成元年~8年に新製された1000形6両編成16本、平成9年~14年に新製された2000形6両編成4本が在籍している。

今年9月13日に開業50周年を迎えるにあたり、1000形の第9編成(1031―1036)を昭和44年から平成3年まで運行されていた500形をイメージした塗装に変更した。

平成19年に1000形第4編成(1019―1024)を開業時の塗装に、昨年6月には第15編成(1085―1090)を登場時の塗装に変更している。

開業時塗装の第4編成/ (26-1-31) 
1024~1019 1-28
1024 1-31

1000形新製時塗装の第15編成/ (26-1-28) 
1090~1085-2 1-28
1085 1-28

500形塗装の第9編成/ (26-1-31) 
1054~1049 1-31
1054 1-31
1053 1-31

第5編成との行違い/ (26-1-31)
1036~1031 1-31

1000形標準塗装の第1編成/ (26-1-31)
1006~1001 1-28

ポケモンラッピングの第8編成/ (26-1-31)
1048~1043 1-31
1048 1-31

マスコットキャラクター「モノルン」の第16編成/ (26-1-28)
1096~1091 1-31
1096 1-28

2000形第1編成の先頭車2006/ (26-1-28)
2000形は、通勤輸送対策で、扉が両開き、車内はロングシートが主体となった。
今年から1000形の代替として新形式の10000形が増備されるため、現在の4編成のみとなる。
2026 1-28

2000形の第2編成/ (26-1-31) 
2026~2021 1-31

モノレールは趣味や撮影の対象外とされている方も多いと思うが、じっくり眺めると中々面白い。
1時間あれば運用に就いている編成が一巡するので、時間のある時にお出かけになることをお勧めする。
撮影場所は、すべて大井競馬場駅と天王洲アイル~大井競馬場間(大井競馬場、京浜急行鮫洲、青物横丁の各駅から徒歩10分)である。

都営バス
大正13年1月18日東京都交通局の前身、東京市電気局が東京駅~巣鴨、東京駅~中渋谷間でバスの運行を開始し、今年で90周年を迎えた。これを記念して戦後の旧塗装をラッピングしたバスを運行させることになり、1月18日には撮影会、発祥2系統の臨時運行等が行われた。
撮影会は深川営業所で午前9時から10時30分まで行われ、その後バスは東京駅丸の内口に回送され、記念イベント後、巣鴨と渋谷まで運行された。

各時代の車両が描かれたミレニアム車
練馬200か1258/16年式PJ-LV241L1
1258
1258-2

昭和26年頃の塗装
練馬200か1262/16年式PJ-LV241L1
1262-1
1262-2

昭和34年頃の塗装
練馬200か1261/16年式PJ-LV241L1
P1060136

美濃部カラーと呼ばれた昭和43年頃の塗装
品川200か2048/16年式PJ-LV241L1
2048

鈴木カラーと呼ばれた昭和55年冷房車に塗られた塗装
評判が悪く僅か2年で中止になった。
品川200か2452/16年式PJ-LV241L1
2452

「ナックルライン」と呼ばれた昭和57年以降の塗装
品川200か1794/16年式PJ-LV241L1
1794

深川営業所最古参の車両(深川営業所では唯一の幕車)
足立200か・254/11年式KC-HU2PMCE
354

深川営業所最新の車両
足立200か2801/25年式QKG-MP37FKF
2801

現役時代の各塗装車

昭和26年頃の塗装
江戸東京たてもの館保存車/43年式TSD43  (24-8-24)
映画撮影時に個人が所有されていたものに塗られたものである。
古そうに見えるが、実際は昭和43年製で自衛隊で使用されていた。
撮影終了後、この場所に展示され、第2、第4日曜日の午後に園内で運転されているようで乗車も可能である。
113_3

美濃部カラー
品川22か・145/45年式MR410 (58-6-12) 新橋
品川22か145

品川22か・882/49年式MR410 (59-3-15) 渋谷車庫
品川22か882

足立22か・631/47年式4R105-R (58-6-10) 東京駅丸の内北口
足立22あ631

足立22か1737/54年式MP107K (58-6-10) 東京駅丸の内北口
足立22か1737

練馬22か2312/54年式MP107K (58-6-10) 東京駅丸の内北口
練馬22か2312

鈴木カラー
足立22か1607/54年式BU04(試作冷房車) (58-6-10) 東京駅丸の内北口
足立22か1607

足立22か1853/55年式K-U36K (59-9-23) 上野公園山下
足立22か1853

品川22か2063/54年式K-MP107K(試作冷房車) (59-3-15) 渋谷車庫
品川22か2063

足立22か1884/55年式K-MP107K (58-6-10) 東京駅丸の内北口
足立22か1884

練馬22か2487/57年式K-CLM470 (58-6-10) 東京駅丸の内北口
練馬22か2487

品川22あ・・88/55年式K-BB1(トヨタ) (58-8-22) 東京駅丸の内南口
品川22あ88
品川22あ88-2

品川22あ・・95/55年式K-BB1(トヨタ)  (58-8-22) 東京駅丸の内南口
東京駅~霞が関~新橋駅間を運行していたが58年8月22日で廃止になった。車両は55年に冷房車に代替したばかりで、大部分は自家用送迎車として再起したが、2両は岩手県の東磐交通に譲渡され、塗装もそのままで路線車として使用された。
品川22あ95

【参考】東磐交通 岩手22あ・225 (H6-10-15) 東磐交通本社
東磐交通の本社は大船渡線猊鼻渓駅の近くにあるが、元京阪バス、京阪宇治交通のバスが在籍していた。
Negative0043

ナックルライン
練馬22か1795/52年式BU04(美濃部カラーからの塗替車)(59-9-23) 上野公園山下
練馬22か1795

練馬22か3134/56年式K-MP107K (59-9-23) 上野公園山下
練馬22か3134

足立22か2513/58年式K-U32K (59-9-23) 上野公園山下
足立22か2512

品川22か2914/58年式P-MP118K  (59-3-15) 渋谷車庫
品川22か2914

【参考】 東磐交通の元京阪宇治交通
岩手22き・193//56年式MK116H (H6-10-15) 東磐交通本社
屋根上の円盤型のクーラーが特徴であった。
Negative0042

岩手22あ・284/58年式K-MK116J (H6-10-15) 東磐交通本社
定員を座席のみとして小型ナンバーを取得している。
Negative0044

車台番号から京阪宇治交通時代の登録番号を調べたがメモが行方不明になっている。いずれにせよ岩手県の片隅で京都の実家近くを走っていたバスに出会うと吃驚する。

 

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