八月だ、もっと熱くなろう! 2013年 赤道直下のインドネシアSL撮影の旅 Part7 PG.SRAGI(スラギ製糖工場)

第6日目 8月1日 スラギ製糖工場

01_子供たち▲ ヤードの中を自転車3人乗りで、笑顔で走る仲良し3人組。兄弟なのでしょうかね。
東南アジアで訪問したタイ、ミャンマーやインドネシアではいつも笑顔が見られます。いずれも発展途上国です。発展していくとなぜか笑顔が消えていくようにも感じました。どうしてでしょうかね

今日は朝からスラギ製糖工場へと向かいます。ホテルからは約20キロ、8時前に到着しました。01_地図101_地図2[googlemap lat=”-6.925510900148495″ lng=”109.55952644348145″ align=”Left” width=”300px” height=”250px” zoom=”16″ type=”G_SATELLITE_MAP”]Pekalongan, Central Java, インドネシア[/googlemap]
▲ スラギ製糖工場は、スンバルハルジョ製糖工場のようにフィールドへと走行する路線は既に廃線となっていますが、現役蒸気機関車も多く、とても広いヤードが広がっています。私が見た中でも1番大きく、取扱い量も最大と思えました。

地図上のGoogleをクリックしていただきますと大きな地図になります。

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八月だ、もっと熱くなろう! 2013年 赤道直下のインドネシアSL撮影の旅 Part6 PG.SUMBERHARJO(スンバルハルジョ製糖工場)

第5日目 7月31日 スンバルハルジョ製糖工場

00_こどもたち▲ 指令所前で集まってきた子供たち。昨年もいました美少女は、背が高くなり、一段と綺麗になっていました。一緒に連れてきているのは妹さんでしょうか、幼い子供の守りもできるいいお姉さんです。

06_ひつじ▲ 今日はもう1カット。バイク、自転車、大型車と頻繁に往来が多い道ですが、現れたヒツジさん。マイペースが僕の持ち味と悠然と横断していきます。シュガートレインが道路横に走る昼下がりの、のどかな光景でした。

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八月だ、もっと熱くなろう! 2013年 赤道直下のインドネシアSL撮影の旅 Part 5 PG.SUMBERHARJO(スンバルハルジョ製糖工場)

第4日目 7月30日 スンバルハルジョ製糖工場

00_集まってきた子供たち1▲ 14;33、指令所から集落へと向かう橋の上で撮影していましたら子供たちが撮って撮ってと集まってきました。元気が満ち溢れた子供たちです。こんな時代に戻りたらいいなあと思わずにはおられませんでした。

01_地図1昨夜からは宿をスンバルハルジョ製糖工場に近いペマラン(Pemalag)にあるRegina Hoteに移し、ここで3連泊します。そして今日もスンバルハルジョで1日を過ごします。朝は6時半過ぎの出発でした。

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八月だ、もっと熱くなろう! 2013年 赤道直下のインドネシアSL撮影の旅 Part4 PG.SUMBERHARJO(スンバルハルジョ製糖工場)

第3日目 7月29日 スンバルハルジョ製糖工場 その2

07_元気なおばちゃま軍団▲ 集団での稲刈りを終えて帰宅される途中のおばちゃま軍団。子供たちに負けずと笑顔の歓迎です。親も子供も笑顔がいっぱいの国、それがインドネシアです。

05_ロケハン12▲ ピンク色が、今日我々が指令所からサトウキビの伐採場までロケハンと撮影で動き回った軌跡です。黄色がシュガートレインが走る鉄路です。かつてはもっとあったそうですが、運搬がトラックに代わって廃線になっています。GPSロガーを携帯されておられますO氏から提供していただいております。

14:30、昼食後、どんよりとしていた空も少し晴れてきて夕陽が期待できそうです。皆さんと相談した結果、夕陽の撮影スポットはBARONと決まりました。ただここにはDL8号機DL9号機が既に行っておりますので、改めてSL10号機をチャーターして向かうことになりました。

指令所に行ってみますとSL10号機BARONへと向かった後で急いで追いかけて途中からテンダーに乗り込みました。すると運転手からは、「運河沿いの本線走行は問題ないが、本線を分岐してから伐採場へと向かう支線の軌道状態が今年は悪い。昨年撮った最高の場所まで行くことはできない。どうしますか。」と、思わぬ申し出がありました。
今年は雨が多かったのか昨年と比べて蒸し暑く感じていました。路盤が柔らかくなっていて重量のある蒸気機関車走行には耐えられないようです。しかし本線では夕陽をバックに撮影できません。それでは少しだけでも支線に入線して夕陽がバックになるようにして欲しいと妥協案を出しました。運転手からは少しならOKだろうと了解が得られました。、

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八月だ、もっと熱くなろう! 2013年 赤道直下のインドネシアSL撮影の旅 Part3 PG.SUMBERHARJO(スンバルハルジョ製糖工場)

第3日目 7月29日 スンバルハルジョ製糖工場 その1

00_子供たち▲ スンバルハルジョ製糖工場からフィールドへと向かう我々を乗せたシュガートレインに手を振る子供たち。仲のよい元気な子供たちの姿は沿線のあちこちで見受けられました。

01_朝焼け今日は2泊したテガールのBahari-innを早朝にチェックアウトしてスンバルハルジョ製糖工場へと向かいます。

ホテルの部屋からは朝焼けのスラメト山( 標高3,432m)が見えていました。目的地はこの裾野です。

朝6時半の出発、スンバルハルジョまでは約40キロ、約1時間強の道のりです。

01_地図_テガール→スンバルハルジョ

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八月だ、もっと熱くなろう! 2013年 赤道直下のインドネシアSL撮影の旅 Part2 Pangka(パンガ製糖工場)

第2日目 7月28日 パンガ製糖工場02_集積場の朝8
01_朝の散歩▲ まだ作業が始まらない朝の集積場ヤードでは、お父さんでしょうか、ピンクのヒシャブを被ってサングラスをはめた可愛いお子さんを抱えての朝の散歩です。この格好なら強い日差しでも日焼けしませんね。熱帯のインドネシアでも美白は美人の条件の1つだそうです。

(Microsoft Word - 203W203203203217MapHP227p212e216355.d

昨日は、午前5時(日本時間)に起床して約21時間の移動時間をかけてのテガール到着でした。
飛行機、列車でも熟睡できていませんので疲れは溜まったままです。ホテルでの睡眠時間は約4時間、眠り足らない身体を振り起して最初の撮影地「Pangka(パンガ製糖工場)」へと向かいました。

(Microsoft Word - 220_222JMap01.doc)

この地図はインドネシア情報を発信されています落花生様が作成されたものです。
最新のインドネシア鉄道については、こちらをご覧ください。
http://chikyu-ko.cocolog-nifty.com/blog/2007/12/post_ceaf.html

7:45、パンガ製糖工場に到着しました。この工場では畑から伐採したサトウキビはトラックに積んで運ばれてきます。かつては広大なサトウキビ畑に縦横に延びたナロー路線にシュガートレインが走っていたそうですが、この運搬行程だけがトラック輸送に移行されました。集積場ではサトウキビをトラックからローリーに載せ替えて砂糖を搾り取る工場内へと運ばれます。そのままトラックでラインまで運べばスムーズと思えますが、約100年前から続いているシステムです。工場が稼働するのは6月から9月まで。投資をするのは割に合わないのでしょうね。わずかな区間ですが、牽引するのがSLとDLです。

昨年もそうでしたが、集積場ヤードを見ますとサトウキビを満載したローリーはわずかです。運んでくるトラックの姿も見えず、作業は止まっています。サトウキビの収穫は昼間だけの作業ですので今は運搬途中なのでしょうね。作業員ものんびりと休憩をしながらその時を待っておられます。
02_集積場の朝3▲ 熱帯の日差しを避けるための休憩所の骨組みは竹製。屋根はにトタンの簡素な造りです。休憩中は作業員の皆さんがくつろいでおられます。
02_集積場の朝4

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八月だ、もっと熱くなろう! 2013年 赤道直下のインドネシアSL撮影の旅 Part1 旅立ち

八月です。熱闘甲子園が始まりました。熱さに負けず戦う球児に見習うべく私もいつもご一緒させていただくO氏にお供して昨年に引き続き今年の夏も赤道直下のインドネシアへと向かうことにしました。
05_ガンビア駅スナップ1▲ ガンビル駅のホームベンチで列車を待つおばあさんとお孫さんたち。インドネシアへ向かうのはこんな穏やかな表情を周りでいつも見られるからでもあります。今回もたくさんの笑顔を見せていただきました。ご紹介したいと思っております。

 

【 旅立ち前の悩み 】
昨年の「花火」撮影で上手く撮れず大変悔しい思いをしました。今年は何とかリベンジを果たしたいと思い限界を感じたカメラも一クラス上に買い替えました。そしてO氏にご依頼ご相談していましたら、ミャンマーに出かける前の2月には行程のたたき台が送られてきました。ただ撮影にはシュガートレインをチャーターしますので参加人数が4人以上は集まらないと個人当たりの負担が高くなります。

今回も神谷武志さんが企画されるであろうテレマカシーツアーへの参加合流を前提にしての先乗りツアーと考えて我々の計画ができ上がりました。ところがアベノミクスでの円安が進んだ影響もあって安かったツアー費用が昨年と比べて異常に高騰し、また当初に参加表明をされていた方が都合で断念されて最低予定人数に達せない事態になりました。

3月ミャンマーへ同行させていただいた後、O氏は南アフリカ、ジンバリエ、そしてイギリスへと向かわれました。一方の私も中国へと長期間の海外鉄を楽しんでおりましたのでどうするか相談する機会がありませんでしたが、双方の帰国を待って相談の結果、早々と中止を決定しました。
ところがミャンマーでご一緒し、インドネシアへも参加表明されておられたもう一人の参加者のMさんから是非にシュガートレインを撮りに行きたいが、仕事の関係上で参加できる日程がガチガチになってしまった。3人だけとなった場合には、かかる超過費用の負担もしたいとの決行への熱心なOfferが入りました。
O氏と私は2人とも日程を選べる自由人です。Mさんの熱望に心動かされ復活することにしました。

また引き続いて参加予定の神谷さんのツアーの方も高額費用交渉に苦労を重ねられておられ、決行されるかどうかも未決定が続いていました。とりあえず日程の確定した我々のツアーにそって予約を入れていた正規格安航空券は一旦購入してしまうと変更は有料となります。だんだんと予約後の購入期日が迫り、また変更するにも空席が少なく、航空券も高くなってきました。悩む日々が続きました。

O氏からは3月に熱いミャンマーを経験し、長期間を熱帯で過ごすのは老体には体力的にも限界があると知った。2倍以上にも高額化した2つのツアーに参加するのは費用的にも難しくなった。どうしようかと悩み抜いた結果、残念ですが神谷さんツアー参加は断念して、先乗りツアーだけに絞り込むことにしました。

そして6月に入り2名の方からの諦めていた参加表明があり、合計5名となってかかる費用の分担も軽減され、準備にも拍車がかかりましたが再訪予定だったラック式のアンバラワ保存鉄道は昨年と違って撮影に肝心な夕刻はチャーターできないのが判明しました。
O氏が作成された予定案は変更が相次ぎVer.13にもなっていました。曖昧がすまされないきっちりとしたO氏です。行くまでに現地交渉を細かく何度も重ねられ、大変ご苦労をおかけしました。ありがとうございました。

こうしていつもとは違っての難産の末、出発の日を迎えることになりました。

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2013年 春の中国鉄路の旅 Part30 最終・総集編

第25日目 5月25日
① 興隆鎮15:45(K340次)→17:07哈尔滨19:16(T244次)→翌日7:10天津

② 天津站 翌日7:44(地鉄2号線)→8:08空港経済区(2→3→1号線)→9:30小白楼

01_切符長かった旅も終盤を迎えました。興隆鎮から乗車しましたのは、ジャムス(佳木斯)始発北京行きのK340次ですが目的地の天津を経由しませんので哈尔滨で降りて、天津を経由する哈尔滨始発の合肥行きに乗り換えます。

乗り換えまでの間は、美味しいスープ入りの哈尔滨水餃子を堪能して、北満に別れを告げました。

興隆鎮から哈尔滨までは97キロ、K340次の所要時間1時間22分、表定速度70.98km/h。
哈尔滨から天津まで1,235キロを走るT244次の所要時間は12時間54分、表定速度は95.74km/hです。
表定速度の大きな違いはK列車T列車の格付けの違いでもあります。日本でいえば準急と急行の違いですね。
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2013年 春の中国鉄路の旅 Part29 新緑の興隆森林鉄道 その4 レールバスの乗り鉄旅・後半

第27日目 5月27日
① 林鉄兴隆6:30(レールバス)→9:08東興
② 東興9:36→10:38二合10:52→11:54東興
③ 東興12:52→15:28林鉄興隆15:32(Taxi)→15:37国鉄興隆鎮
④ 興隆鎮15:45(K340次)→17:07哈尔滨19:16(T244次)→翌日7:10天津

13_東興813_東興9東興で乗り換えるはずだった小型のレールバスですが、いつに興隆から来ていたのでしょうか。追い抜かされたことはありませんので、昨日深夜か今日の早朝と思われます。
一般に知られていない運用もあるようです。

車両故障の修理部品が届かず運行不能となってどうするのかと案じましたが、急遽デルタ線で機回しの終わっていた大型レールバスを代役にバック運転で向かうことになりました。

9:36、東興を発車して奥地へと向かいます。我々に迷惑をかけないようにとの早い決断でした。
14_東興~新民3▲ 9:49、森林地帯に入りました。過ぎると右側に1971年に建設された香磨山ダム湖が見えだしました。この路線では珍しい光景です。ダム湖周りには耕作地が広がっていました。
14_東興~新民4

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2013年 春の中国鉄路の旅 Part28 新緑の興隆森林鉄道 その3 レールバスの乗り鉄旅・前半

第27日目 5月27日
① 林鉄兴隆6:30(レールバス)→9:08東興
② 東興→二合→林鉄興隆(Taxi)→国鉄興隆鎮
③ 興隆鎮15:45(K340次)→17:07
哈尔滨19:16(T244次)→翌日7:10天津

今日はレールバスに乗車して95キロ先の奥地「二合」まで行きます。かつて中国最大の総延長500キロ以上を誇った興隆森林鉄道の一端を味あう乗り鉄旅です。淡々とした紀行記になりますのでご辛抱ご了解ください。

二合ではご一緒させていただいた皆さんとはお別れです。皆さんは路線バスで哈尔滨へと向かわれ帰国の途につかれます。一方の私は折り返しのレールバス乗り鉄を続けて兴隆镇に戻って列車で哈尔滨へ、そして夜の夜行列車で天津への一人旅に戻ります。
01_レールバス02_車内1▲ 6:30、定期のレールバスに乗ってのスタートです。大型レールバスですが一昨日、昨日見た車両ではありません。初めて見るレールバスでした。

乗車率は約70%、通路には普通は乗せないと思われるマキ木の束も乗せていました。

02_車内2今日はチャーターではありませんが、途中で気に入ったところで止まっての撮影の了解が取れているそうです。これは最高です。

途中から運転手さん横の席に座れました。皆さんから適当な撮影地があれば停車させるように指示がありました。昨日まで撮っていた大峰までは無視して、以降で撮影ポイントを探します。

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2013年 春の中国鉄路の旅 Part27 新緑の興隆森林鉄道 その2

第26日目 5月26日
① 林鉄兴隆12:02(レールバス)→大嶺
② →18:44林鉄兴隆

02_林鉄興隆駅1午後から夕刻まではC2型蒸気機関車牽引の運材列車をチャーターしてのフォトランをいたします。

12:01、昼食後に林鉄兴隆站に向かいますと、すでにC2は車庫から公園前の站に着いていました。02_林鉄興隆駅202_林鉄興隆駅5
12:17、留置線に止めてあった運材貨車を取りに行ってから出発準備完了です。

途中で転車台やデルタ線がありませんので、往路は逆向き牽引です。
02_林鉄興隆駅302_林鉄興隆駅6▲ ここで我々はレールバスに乗って先行します。運材列車はその後を追います。

12:20、2つの列車は出発しました。

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2013年 春の中国鉄路の旅 Part26 新緑の興隆森林鉄道 その1

第26日目 5月26日
① 林鉄兴隆07:02(レールバス)→
② →10:09林鉄兴隆

01_朝飯今日は1日興隆森林鉄道の撮影です。朝6時に宿を出発して朝飯を仕入れてから林鉄兴隆站(興隆駅)へと向かいました。

6:20、ホテル前から林鉄と交差する広い道に入りますと、6:30に発車する定期レールバスが入線しているのが見えました。
前回はこの大型が前日に脱線したので代わって小型が運用に付いていました。こうして大型レールバスが客扱いしているのを見るのは初めてです。
02_興隆駅レールバス102_興隆駅レールバス202_興隆駅3▲ 踏切を挟んでの反対方向です。興隆森林鉄道の運材列車は雪が降り積もって伐採した原木が集材場へ運搬できる頃から走り出します。そして春になって雪が溶けると休止します。この時期はもう運材列車が走ってはいませんので、前もって原木を積載した貨車を少し残してもらってのチャーターです。見える貨車は我々のために留置されていました。

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2013年 春の中国鉄路の旅 Part25 北満一人旅 その8 大連から興隆鎮へ

第24・25日目 5月24日、25日
① 大連21:52(T261次)→翌日7:30哈尔滨
② 翌日 哈尔滨13:32(K7109次)→15:26興隆鎮

お好み焼き屋「かっちゃん」でゆっくり夕食とネット三昧後は、ホテルに預けた荷物を取りに行ってから大連站へと向かいました。
今夜乗車するのは特快261次哈尔滨行きです。乗車距離は946キロながら、停車駅は瀋陽のみで所要時間は9時間38分です。表定速度は99.6km/hと在来線を走る特快客レとしては速い列車です。
ちなみに哈大旅客専用鉄道(921キロ)ですと、大連北~哈尔滨西は夏季ダイヤで最短4時間7分で走破します。表定速度は238.2km/hとなっています。運賃は夏季は1等645.5元(約10,700円)、2等403.5元(6,700円)しますが、高架橋を走ります。トンネルは少なく車窓からは満州の広大な大地の眺望を楽しめます。私は開業時に乗車しましたのと、移動は夜の方がホテル代が浮くので今回選択しませんでしたが、まだの方は乗って見られる価値は十分にあるとお奨めします。

そして哈尔滨からは、今回最後の撮影地の興隆森林鉄道へと向かいます。

01_走行地図_101_切符01_T261
【 重複した切符 】

実はこの列車の切符は先に瀋陽で買ってあったのですが、忘れてしまっていて東方紅でも買ってしまい重複しました。気が付いたのは帰国してからで、351元(約5,800円)を無駄遣いしてしまいました。
しかし中国鉄路では実名制切符になっています。同じ人間が同じ日に他の列車切符を買うことができないシステムです。同じ列車切符購入はなおさら発券できません。なのになぜか買えてしまっています。どうしてなんだろうと切符を見ながら考えますと、印刷されているパスポート番号に謎解きがありました。
御覧のように左側は「083***」、右側は「TK083***」です。後から買った東方紅站の切符売り場で駅員が「TK08***」では発券拒否が出たので、気をきかせて「TK」を外して発券したものだろうと考えます。
01_切符3
最近、駅入場口には切符のQRコード読み取り機が設置されているのをよく見かけるようになってきました。切符を提示するとディスプレイに顔写真・名前・住所・生年月日・民族・身分証番号が表示されます。これを職員が見て切符を持っているのが本人かどうかを確認できるようになっています。
しかしこの読み取り機は、人民だけが持つ身分証のみしか対応しておらず、外国人パスポートは識別できません。切符とパスポートを目視確認しなければならないのですが、「TK」が外してあっても窓口で間違えたもの程度で済ませたのだろうと思われます。
盲点はあるものですね。本来、実名制切符はダフ屋撲滅と不穏分子の移動監視対策でもあるので外国人は除外されているのでしょうか。しかし、倹約の旅なのにもったいないことをしました。
今回は15枚もの切符を購入していました。チェックはしていたつもりだったのですが、ボケ進行が邪魔しました。

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2013年 春の中国鉄路の旅 Part24 北満一人旅 その7 大連の路面電車2

第24日目 5月24日
① ホテル5:30(徒歩)→8:50春海街(路面電車)9:00→9:45大連火車站

② 勝利橋12:03→12:08世紀街13:30→13:57市場街
② 市場街15:00→15:08大連火車站15:18→15:36世紀街20:30→20:55大連火車站
③ 大連21:52(T261次)→7:30哈尔滨

今日は夜行列車で哈尔滨へと向かいますが日中は大連の路面電車の撮影です。撮影地は昨日の反対方向にしました。朝夕は車の通勤ラッシュで路面電車撮影は難しくなりますので、早目の出発です。
00_201路線図02_イベント2
5:30、大連站前からは徒歩で向かうことにしました。

朝から威勢の良い太鼓の音が聞こえてきます。電車通りに面した電気屋さんの前で同じ紅い服を着た10数名のおばちゃま達が元気よく太鼓を叩いておられます。電気屋さんのイベントの予行演習なのでしょうか、面白そうなのでしばらく見学しました。
02_イベント100_駅名104_火車駅~勝利橋1▲ 5:57、駅前の電車通りのお店は早餐です。横を大連站前に向かう2267号車が走り抜けていきます。

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2013年 春の中国鉄路の旅 Part23 北満一人旅 その6 普蘭店駅、大連の路面電車

第23日目 5月23日
① 普蘭店10:15(2728次)→11:23大連
② 大連火車站(路面電車)13:54→14:15興工街

今日は復州湾塩場ナローを撮る予定でした。しかし是非に撮りたかった路線が運休となっていましたので、2日早くに大連に向かい路面電車撮影に切り替えました。

地図路線名・駅名_1
01_切符1
列車は普蘭店に来た時に乗車した2728次が時間的にも良かったので選択しました。
大連までの所要時間は約1時間です。
02_普蘭店時刻変更

昨日切符を買いましたが、切符売り場内には5月15日時刻改正についての公示が張り出してありました。
中国鉄路ではこんな風に公示されますが、見てみますと公示は5月9日と約1週間前です。日本では考えられませんね。

哈大旅客高速鉄道についても冬期最高速度200km/hから夏季300km/hへとスピードアップしたようで、5月25日からは増発もされていました。
01_哈大高速鉄道ダイヤ1▲ 哈大旅客高速鉄道(大連~哈尔滨西)の時刻表です。日本の新幹線駅では当たり前に掲示してありますが、中国鉄路で一覧になった時刻表を見るのは初めてでした。
※ 詳しくご覧になりたい方は、上の時刻表を一旦デスクトップにドラッグ&ドロップしてから開けて見てください。詳細が分かります。

また、大連北站へのアクセスが悪いので大連発着があればと思っていましたら、1/3は大連発着になっていました。これは便利になりました。そして新たに北京~大連の動車が設定されています。時刻表には載っておませんが、これ以外にも北京・天津~瀋陽・長春・哈尔滨西の動車があります。

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2013年 春の中国鉄路の旅 Part22 北満一人旅 その5 復州湾塩田ナロー

第22日目 5月22日
① ホテル5:40(Taxi)→6:20復州湾(チャーターTaxi)→五島運輸駅

② 五島運輸駅12:30(Bus)→13:40普蘭店駅

今日は、昨日ちょっとだけ訪問した復州湾で塩田を走るナローを撮影予定です。このナローは以前から注目していて、いつかは行こうと思っておりましたが中々機会に恵まれずでしたので、今回の旅のメインとして日程を空けての訪問としました。

【 復州湾塩場ナロー 】
大連からは車で約2時間、約90キロにある復州湾一帯は古くからの塩の産地で、広大な塩田が広がっている地域です。日本統治下時代には大連は自由港であったため関税収入が見込めず代わりに塩税が関東州の財政を支えていたそうです。関東州も積極的に塩の生産拡大を図り、やがて塩田の90%以上は日本企業の経営となり、ソーダ工業の原料用として内地に大量に輸出され、日本の化学工業を支えていました。
天日製塩のために広大な塩田が造られ、その輸送のために762㎜のナローゲージ鉄道が敷設されました。機関車は当初からDLだったようで蒸気機関車はなかったそうですが、北碚のグースが牽引したのと同じような小さなトロッコを牽いて海を渡る姿はとても可愛いと、ナローファンが訪れる所となりました。

地図_復州湾1

01_往路101_往路25:10、朝目覚めて外を見ますとさわやかな青空で、絶好の撮影日和です。
張り切ってホテルを出ましたが、駅までのバスが中々来ません。するとホテル前でたむろしていたTaxiの運転手からどこへ行くのかと声がかかりました。復州湾というと80元(約1,300円)でどうかと言います。

考えましたが、現地には早く着いた方が動きに余裕が出ます。OKを出しました。
途中の町中を除いては、片側1車線の田舎道ですが路面状況も良くTaxiはぶっ飛ばします。
6:00、バスの半分の約40分で復州湾の町中に着きました。
ナローが走るには十分余裕です。まずは腹ごしらえと市場の食堂に参りました。

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2013年 春の中国鉄路の旅 Part21 北満一人旅 その4 綏芬河から大連へ、復州湾塩田ナローへのアプローチ

第20・21日目 5月20日、21日
① 綏芬河 12:54(2728次)→翌日10:12普蘭店
② 普蘭店駅11:00(Taxi)→11:10ホテル13:30(Bus)→14:00普蘭店駅
③ 普蘭店14:30(Bus)→14:30復州湾16:00→17:00普蘭店
④ 普蘭店駅前17:30(Bus)→17:50

02_切符2国際列車撮影後の午後からは再び列車に乗って大連へと向かいます。綏芬河~大連は、走行距離1,494キロ、所要時間22時間29分です。

3連チャンの夜行列車の旅となりました。
3日間の移動距離は2,760キロと大したことはありませんが、3列車に乗っての所要時間は46時間19分はまずまずです。
狭いながらも我が家となった軟座寝台で大連への出発です。

ちなみに乗車するこの2728次は、5月14日に今までの瀋陽止まりが延長されてできたばかりの列車です。02_車内

01_2728次走行路線2

02_綏芬河2▲ 改札前の待合室です。座って待っていますと突然に切符と身分証を見せるようにと公安官がきました。全員の切符と身分証を見て確認しています。私がパスポートを出すと、手で「お前はいい」と無視されました。外国人はどうでもいいのでしょうか。国境の駅だけあって前回よりも警戒が厳しくなっていました。 待合室にWiFiの表示は初めて見ました。これは国際線接続駅としてのメンツなのでしょうか。
02_綏芬河
隣のホームには先ほど撮った国際列車が発車待ちです。まだ改札はされていないようで、機関車横では兵士が警戒しています。
ホームの真ん中に設置された柵だけが通関の境界線です。
窓越しにカメラを向けていると見つけたのか止めるように注意を促します。

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2013年 春の中国鉄路の旅 Part20 北満一人旅 その3 ロシアとの国境の町、綏芬河の国際列車

第20日目 5月20日
① 哈尔滨 前日21:25(K7023次)→ 7:47 綏芬河
② 綏芬河 12:54(2728次)→翌日11:23大連

今日は绥芬河到着後ロシアへと向かう国際列車を撮って、お昼の列車で大連へと向かいます。3連チャンの夜行列車乗り鉄旅です。
01_車窓1綏芬河に来ますのは、昨年11月18日に次いで2度目です。
前回は瀋陽からこの列車の後に続く2727次で参りましたが車窓は雪景色でした。
今日は新緑の森林地帯を走行していますが、空はどんよりとはっきりしない天気です。
午前中だけでも雨は降らないで欲しいと願っての到着でした。
02_;綏芬河駅1▲ 7:45、定刻より若干早くの到着です。このK7023次はDL+荷物車+硬座4両+硬臥6両+軟臥3両+電源車の15両編成でした。ロシア国境に向かう接続列車でもありますので同じ国境へ向かう黒河行きと同様に軟座寝台車の連結が3両と多くになっています。
绥芬河では東方紅と違ってたくさんの降車客がおられました。
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2013年 春の中国鉄路の旅 Part19 北満一人旅 その3 東方紅での1日、そしてまた哈尔滨へ

第18・19日目 5月18日、19日
① 東方江 20:55(K7082次)→翌日11:34 哈尔滨(ハルピン)

② 哈尔滨 翌日22:58(K7023次)→翌々日9:02 綏芬河

今日は夜の列車で哈尔滨に戻り、また夜の绥芬河行きに乗車します。東方江と同じパターンでの夜行列車2連チャンです。貧乏だった学生時代はユースに泊まるお金もなく、夜行列車が常宿でした。その頃に戻った感があります。

今日は乗車までたっぷりと時間があります。朝に発着する列車と昨日時間が分からず撮れなかった貨物列車撮影をしたいと思っていました。昨日、切符を購入した時に駅窓口の駅員に発車時刻を聞いたのですが、知らないと言って教えてはくれませんでした。
今日も別の駅員に聞きましたが同じ答えです。まさか駅員が知らない事はないと思いますが、旅客扱い担当者には知らされていないのかもと思ったりしますが、どうなんでしょうか?

02_朝の東方紅駅03_踏切から▲ 5:17、昨夜に降った雨があがった静寂の東方紅駅です。駅前広場には列車到着の1時間前なのにTaxiが列車の降車客を待っていました。

02_農地へ向かうレールに沿った道を行くと踏切があります。駅構内を見ますと昨日留置されていた貨車は見当たりません。夜に貨物の運用があったようです。

そろそろ稲作作業が始まります。農民の皆さんの朝は早くにおとずれます。出勤時間です。犬走りを耕作地へと向かう農民の姿が続いていました。

03_K7081次▲ 6:09、タイフォンを響かせて、来る時に乗車したK7081次がやってきました。今日も緑皮車14両編成の中国鉄路を代表する列車です。

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2013年 春の中国鉄路の旅 Part18 北満一人旅 その2 迎春駅、東方紅を歩く

第17日目 5月17日
① 延吉 前々日20:55(2038次)→前日9:06哈尔滨(ハルピン)

② 哈尔滨 前日15:49(K7081次)→6:10東方紅

01_車窓1乗車3日目
朝日が上がると共に目覚めますと、列車は水田が広がる稲作地帯を走っていました。この辺りはかつて日本政府の国策によって多くの満蒙開拓団が入植した地域です。00_牡丹江~東方紅

02_虎林駅14:54、虎林に到着しました。
列車は眠っている間に牡丹江から分岐したジャムスへの牡佳線に入り、林口からは東方紅へ向かう林東線を走っていました。
駅名板を見ますと、なぜか駅名表示に「站(駅)」がくっ付いています。多分初めて見た表示です。どこからこういう表示になったのか分かりませんが、どうしてなんでしょうね。
02_虎林駅2今回は駅名や現在位置確認のために日本鉄道旅行地図帳満州編を持ってきました。
満鉄全盛時代では、この虎林からソ連国境の要塞があった虎頭までの線路があったはずですが車窓からは見当たりません。列車は大きく左に曲がって北へと方向を変えます。

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