2010年 秋の中国一人旅 Part14 滬寧高速鉄道

第14日目 11月3日

① 上海10:00(G7010)→11:15南京
② 南京16:05(G7149)→18:04上海虹橋

今日は、2010年7月1日に開業した滬寧高速鉄道に乗車して、往路は上海から南京へ、復路は上海虹橋行きと少しルートを変えて往復します。
【滬寧高速鉄道】

2008年7月1日、中国鉄路の中でも最も列車本数密度が高く、輸送力の限界に達している上海~南京間の打開策として、鉄道部と江蘇省、上海市は共同出資で高速旅客専用線の建設計画を立ち上げました。そして驚愕のわずか2年間で総延長300キロの路線を完成、今年2010年7月1日に開業しました。
設計最高速度は、350km/hで、21箇所の駅が設置されていますが、日本の新幹線「こだま」のように各駅停車する列車はなく、各列車とも別々の停車站を設定しています。滬寧高速鉄道の列車番号は、G7000番台が振り当てられました。南京~上海・上海虹橋間に使用される車両は当初、CRH2C、CRH3でした。 続きを読む

2010年 秋の中国一人旅 Part13 CRH380Aと滬杭高速鉄道

第13日目 11月2日

① 上海虹橋10:00(G7307)→10:45杭州
② 杭州16:00(G7320)→16:45上海虹橋

今日は、2010年10月26日に開業した滬杭高速鉄道を走行する最新のCRH380Aに乗車して、上海虹橋から杭州までを往復します。

杭州駅で配布していたパンフレットからのスキャンです。上海虹橋~杭州間には、途中7駅が設けられています。

ホテルから余裕を持って出発しましたが、地铁が後2駅を残して駅間で停車して動きません。いつものように車内放送もなく10分も過ぎると、飛行機に乗られるであろうスーツケースを持った乗客達も落ち着きがなくなってきました。何とか走り出しましたが、次の駅で全員降ろされました。車両故障だったのか、遅れたので単なる間引きのための車庫入りなのか分りませんが、とにかく余裕がなくなったのは事実です。後続列車は直ぐに来ましたが、虹橋火車站ではダッシュしている乗客もかなりいました。
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2010 年秋の中国一人旅 Part12 上海虹橋駅

第12日目 11月1日

① 天津 21:53(D341)→7:14 上海虹橋
② 地铁 虹橋火車站→東安路→ホテル
③ ホテル→地铁東安路→豫園→上海站
④ 上海站→南京路→外灘→地铁東安路→20:30ホテル

6時過ぎに目覚めて車窓を見ると、並行する在来線が見えました。眠っていて分りませんでしたがどうやら南京から7月に開業した滬寧高速鉄道に乗り入れたようで、走行速度も200km/h以上は出ています。D341次に使用されている編成は、CRH2を寝台列車用に車内を設計変更したCRH2-E形で、最高速度は250km/hです。最高速度350km/hで走行する寧高速鉄道を走行するのはダイヤ編成上無理がありますが、早朝の上海方面行きCRH2-E編成のみが連続運行された最終後に最高速度350km/hのCRH2-C・CRH3・CRH380Aが走り出すように上手くダイヤ編成されています。従って、上海までに下車する客もいますが、乗車する客もいます。

6:12
D341次无錫(無錫)に停車しました。ホームは在来線横に新たに造られています。无錫から苏州(蘇州)にかけての沿線は、水路がはり巡らされた水郷の村々が続きます。朝霧が幻想的に漂う墨絵の車窓に釘づけになりました。

停車・通過站を見てきましたが、殆どが広大で高さがある屋根付き鉄骨ドームです。軟臥下鋪の車内サービスにスリッパがありましたが、見るのは初めての赤・黄と鮮やかやカラーです。こんなところにも変化を遂げようとする中国鉄路の一端が見えます。 続きを読む

2010年 秋の中国一人旅 Part11 天津津濱軽軌、トランスロール

第11日目 10月31日

① 中山門12:20(天津津濱軽軌)→13:00秦达
② 軽軌秦达站13:05(現代電車)→13:35学園区北
③ 学園区北14:14(現代電車)→14:42軽軌秦达站
④ 秦达14:58(天津津濱軽軌)→15:38中山門
⑤ 天津21:53(D341)→7:14上海虹橋

今日は、久しぶりに天津津濱軽軌(以下;軽軌)と延伸計画があった途中の秦达站から走るトランスロールの路面電車がその後どうなっているのかを確認に訊ねてみることにした。そして今夜は夜行寝台電車で第4、第5の中国版新幹線初乗車を目指して、上海へと向かいます。

【天津津濱軽軌】
Taxi乗車で始発駅の中山門站へと向かいます。当初の予定では、軽軌が延伸され天津鉄路站まで、また天津地下鉄も天津鉄路站を中心に中心部まで開業しているはずですが、まだです。地下鉄再開業も約2年間遅れました。元々交通インフラ計画自体があいまいだったのか、工事が遅れているだけなのか分りません。市民も前の事があるので、いつ開業するか分らない。他都市が前倒しで開業しているのと比べると天津はとてもいい加減で信用できないと言います。

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2010年 秋の中国一人旅 Part10 南満州鉄道(満鉄)の客車

第10日目 10月30日

① 沈阳22:21(K28)→天津6:48
② 市内14:30(Taxi)→15:45万家碼頭駅16:45→17:40市内

K25軟座寝台の快適な車内と、心地いい走行音を聞きながらの熟睡でいつもの通り6時に起床しました。夜明けの車窓を見ながら定刻の6:48天津到着です。朝日がホームに差し込んでいます。
▲ K28の車両編成は、
SS9-0080(DL)+⑮XL20676+⑭YZ351535+⑬351543+⑫351540+⑪351539+⑩CA893557+⑨RW554681+⑧YW677536+⑦677539+⑥677538+⑤677542+④677542+③677543+②677542+①677530の荷物車+硬座車4両+食堂車+軟臥車1両+硬座寝台車8両の15両編成で、今日は北京~平壌間の車両は連結されていませんでした。
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2010年 秋の中国一人旅 Part9 調兵山 その2

第9日目 10月29日

① 調兵山バスターミナル17:20(バス)→19:10沈阳站
② 沈阳22:21(K28)→天津6:48

今日も昨日同様に夜明けと共に目覚めました。王千・大明・大青行きと3列車の牽引機を確認に行きますが、昨日同様DLでがっかりです。

東風4-7720牽引の大明行きの101次。YZ92-4522は最近更新されたのか、車体も綺麗に塗装されていました。殆どの客車は中国鉄路からの中古車で、色落ちと煤けた車両が多かったので、綺麗な車両を見るのは驚きでした。
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2010年 秋の中国一人旅 Part8 調兵山

第8日目 10月28日
夜明けと共に目覚めました。6:28王千行き、6:40大明行き、7:16大青行きと連続して発車します。この牽引機関車を見ておかないと今日の運用が分らないので、急いで調兵山站に向かいました。


2010年10月現在の調兵山站発着の時刻表です。2年前と殆ど変わっていません。
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2010 年秋の中国一人旅 Part7 瀋陽地下鉄

Part6の投稿を終えてから、10月18日瀋陽鉄道博物館入場の雰囲気が何か違っているとの印象を感じたと掲載しましたが、インターネットでいろいろ調べていましたら、まだ招待客及び部内関係者のみの入館受付で一般客の受付はなく、あっても許可された団体予約に限られているとの事でした。何も知らず飛び込みで行って入場できたのは、現場の好意だったのが分りました。ご配慮をいただきましてありがとうございます。

第7日目 10月27日 その2
① ホテル9:00(Taxi)→9:38瀋陽鉄道博物館 25.4キロ
② 瀋陽鉄道博物館10:47(Taxi)→11:35ホテル 全部で153元(約1,900円)
③ ホテル13:05(Taxi)→13:10沈阳地铁青年大街站 10元(約125円)
④ 青年大街站14:03(沈阳地铁)→14:13沈阳站
⑤ 沈阳站前15:00(バス)→16:50調兵山バスターミナル 25元(約310円)
⑥ 調兵山バスターミナル16:55(相乗りTaxi)→17:15ホテル 5元(約60円)

瀋陽鉄道博物館の視察を終えて、ホテルの部屋に戻ってみると、「ゼネラルマネージャーからお会いしたい。帰られたらご連絡下さい。」と英語メーセージが封筒に入れてドア下に入っていました。
チェックアウトの支度を終えてフロントに行きますと、日本語の出来るホテルマンも待機していて、GMに連絡しました。GMからお詫びを申し上げたいので少し待ってもらえないかと言われました。丁度、昨夜インターネット予約した日本の代理店からも電話が入っていて、直接話せました。向こうにも間違った所在地地図を送った責任もあります。この件は日本に帰ってからにして、ホテル側の信用・安全についてホテル側の評価はどのように考えているかを聞きました結果、次回の宿泊は無料でスイートを提供しますのでご納得お願いしますとの返答です。ホテルの「面子」としてはこの程度のようです。冷蔵庫の飲料は勿論無料でした。ミスは誰にでもありますが、昨夜のフロント女性からは最後まで謝罪の言葉はありませんでした。典型的な中国人だから仕方ないかと思い、9月27日開業したという沈阳地铁試乗のため、ホテルマンの見送りを受けてTaxiに乗車しました。
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2010年 秋の中国一人旅 Part6 瀋陽鉄道博物館

第7日目 10月27日 その1

① ホテル9:00(Taxi)→9:38瀋陽鉄道博物館陽 25.4キロ
② 瀋陽鉄道博物館10:47(Taxi)→11:35ホテル 待ち時間を入れて往復計で153元(約1,900円)

③ ホテル13:05(Taxi)→13:10沈阳地铁青年大街站 10元(約125円)
④ 青年大街站14:03(沈阳地铁)→14:13沈阳站
⑤ 沈阳站前15:00(バス)→16:50調兵山バスターミナル 25元(約310円)
⑥ 調兵山バスターミナル16:55(相乗りTaxi)→17:15ホテル 5元(約60円)

【瀋陽鉄道博物館(沈阳鉄路陳列館)】
8:00、昨夜の事件でアップグレードされた部屋をいただきましたので、ゆっくりの起床です。窓からは、沈阳北站が一望に見えました。今日は、天津から丹东まで乗車したK189次の列車乗務員に調べてもらった「瀋陽鉄道博物館」の発見、9月27日開業した沈阳地铁1号線の試乗と、その後調兵山へと向かいます。今日は大忙しです。
荷物は整理して部屋に置いて、ホテルからTaxiに乗車しましたが、瀋陽鉄道博物館などドアボーイもTaxiの運転手も存在すら知りません。大体この付近とマーカーしてもらった地図と、達筆で書かれた私には読めぬメモだけが頼りです。助手席に座って、運転手と打合せをしてから発車です。

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2010年 秋の中国一人旅 Part5 丹東(安東) 瀋丹線(安奉線)

第6日目 10月26日

丹东13:52(K7318)→18:38沈阳北(30分延着)

昨夜は、歩き疲れましたのでホテル近くの「按摩」マッサージで足と全身を2時間かけて念入りにしてもらいました。これで100元(約1,300円弱)です。身体がほぐれたのでビールを飲んで美味しい中華料理を食べようと、昼間の餃子館に行きましたが閉店でした。仕方なく街中の食堂で麺を食しました。眼の前で麺を打ってくれますのでこれも美味しくいただきました。丹東は朝鮮料理も多いのですが、やはり東北料理が好きです。

丹东站発着の列車時刻表です。撮影の際に印刷してご利用ください。

【国際列車K27の撮影】
ホテルは朝食付きですので、その前の朝の散歩に昨日撮りそこねたK27を撮影する事にしました。撮影場所は、昨日同様の駅手前の踏切にしました。徒歩約30分で到着しました。

左は踏み切りに行く途中で初めて見た三輪電動車。中々のできばえです。夏は暑いのでオープンカーにもなるのでしょうか? 右は往路に乗りたかったK27です。国際列車だけあって、最新鋭の編成です。
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2010年 秋の中国一人旅 Part4丹東 国際列車

第5日目 10月25日 丹東

7:00丹東駅前ホテルにチェックインできました。部屋から駅前広場が見えます。7:17に到着する北京発平壌行きのK27を撮りたかったのですが、初めての土地です。買ったばかりの地図だけでは、撮影地が分りません。ホテルの窓からK27の入線を見ながらしばしの休憩タイムとしました。

土地が広いと言うことは素晴らしいですね。駅前広場では、スケート練習もやっていました。イチョウ並木は黄色く色着いて銀杏をひらっているおばちゃま多しです。

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秋の中国一人旅2010年 Part3 天津→丹東 K188/189乗車紀行

第4・5日目 10月24・25日

① ホテル11:30(Taxi)→11:50天津站
② 天津12:58(K189/189)→5:02丹東 1,004キロ 所要時間16時間14分

昨夜は、日本料理屋で朋友と久方ぶりに深酒しましたので、起床はゆっくりです。発車1時間前には天津站に着きましたので、朝食兼昼食を駅前の天津名物の肉饅頭屋で食しました。外に出ると雨が降りだしていました。

夜行列車乗車用に売店でビール・白酒やソーセージ類を買い出して、待合ロビーの電光掲示板を見ますと10分延です。このK189/189次(列車)は、上海始発で北朝鮮国境の丹東までの2,330キロを所要時間34時間32分、表定速度67.5km/hで結びます。天津からは、表定速度61.8km/hでゆっくりと向かいます。
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2010年 秋の中国一人旅 Part2 天津駅での切符購入の難しさ

第2・3日目 10月22・23日 天津滞在

ホテルで朝食後、散歩がてらに駐在時いつも航空券を購入していた近くのJAL天津事務所を訪問しました。「お久しぶりです。」と、丁重なご挨拶を受け、最近情報を聞きましたが、「中国内では報道されていませんが不穏な動きがあるので、滞在・旅行者は充分注意をするよう領事館から指導を受けている。私もよく日本人か韓国人かを聞かれる事がありますが、韓国人と答えています。絶対に目立つ行動は慎むように。」と、忠告がありました。同じような忠告は、10年来親交のある日本料理店調理人からもありました。
前回の反日デモ多発の際は、日本で報道されるより現地では、中国人のみが行くような食事処や飲み屋で騒ぐと危ないが、そんな特別な事をしない限り問題はないと、たいして話題にものぼりませんでした。私も現地で実感していましたが、今回は現地で生活する日本人の対応方もちょっと違うなあ、気をつけなければと思いました。

普通運賃航空券は、かつて日本で購入するより中国で購入する方が格安でした。他にもいろいろとサービスがあって、恩恵に与ってきましたが、次第に運賃も上がり恩恵もなくなりました。この事務所も11月1日から営業時間は昼間の10:00~15:00、そして土曜日が休みになって縮小されます。
かつての中国線は、中国側の都合で便数も限られ、毎回訪中時はキャンセル待ちが続いていましたが、障害がなくなるとJALとANAが競って中国各地へと路線・便数を増やしていきました。需要を実際に見てきた者として、明らかに供給大過剰です。300人近く搭乗出来る飛行機に数10名足らず。ひどい時はクルーより少ない8名という便もありました。
まさにバブル状態だったのですが、大きな痛手を受け体力がなくなった結果は社員に対しての解雇、私達利用者にはサービスダウンが襲ってきました。国鉄が破綻したのとよく似ています。
この事務所がオープンした時から知っておりますので、思い出もたくさんあります。天津は今やTOYOTAの中国生産の主要基地となり、関連企業を含め多数の日本人が駐在・出張で来られていますが、私が来た当時は会う日本人は顔なじみばかりの人数でした。この事務所も消えないで欲しいと願って、天津站へと向かいました。
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2010年 秋の中国一人旅 Part1 旅立ち

第1日目 10月21日 移動時間;15時間30分

① 自宅5:00→長岡天神5:19(阪急)→5:38南茨木5:45(大阪モノレール)→6:08大阪空港
② 伊丹7:15(JL102)→8:24羽田10:30(JL023)→13:38(現地時間)北京
③ 北京空港站14:40(空港快速)→15:15東直門(北京地鉄2号線)→15:35北京站
④ 北京站17:00(2号線)→宣武門(4号線)→17:30北京南站
⑤ 北京南17:50(C2059)→18:20天津19:10(Taxi)→19:30飯店

「春の桜前線追っかけ」「初夏の北海道」等々と国内撮影の旅を続けてきましたが、中国へは半年間も行っていません。これほど長く訪中していないのは、ここ10数年間で初めてです。家の事情もあって我慢してきましたが、ストレスは溜まるばかりなので老体には良くありません。思い切って出発する事にしました。
しかし今迄利用していた関空からのJAL中国線は経営悪化で順次廃止されて、9月末には北京線も消えました。名古屋からまだ運行されている天津直行便しかないと思っていましたら、羽田国際空港ターミナル10月21日にオープンする。中国線もありとの発表がありました。

セントレアまでなら約6,000円、関西空港は安く行っても約1,600円の交通費が必要ですが、伊丹空港なら680円と格安です。早朝の出発は、苦になりません。そして、少しでも安く旅をしなければならない年金生活者です。
予定を変更して伊丹空港から搭乗してのトランジットで北京空港に到着するコースとしましたが、今度は特典航空券が満席で取れません。予約待ちを余儀なくされましたが、日中間の問題発生でキャンセルが多数出たのでしょう。直前に21日の出発が決まりました。 続きを読む

新しい瀋陽鉄道博物館 発見!

前回瀋陽訪問時に2日間をかけて探しても見つからなかった満鉄車両が多数眠る鉄道博物館をようやく見つけることができました。
だいたいの所は、瀋陽鉄道局の列車乗務員に調べてもらっていましたが、広い町です。地元タクシー運転手も近くでは聞きながら向かいますと、林の中に忽然と立派な建物が見えました。感激です。
正門を入ると、真新しいロビーに多数の鉄路員がおられ、最近開館したと思えました。聞くと、2010年10月18日にオープンしたばかりとの事で、未公表なのにどこで知ったか質問されました。日本人の訪問は、あなたが初めてですよと言われまして、また感激です。
館内には、あじあ号はじめ満鉄で活躍したSL等がきれいに磨かれ展示されていました。
詳細については帰国後にまとめますのでお待ちください。
すぐに行かれる方は、パスポートが必要なのと、入場拒否もありますのでお含みください。

中国鉄路 第5番目の新幹線「滬杭城際鉄道」本日開業

経済発展に合わせて交通インフラを急速に進める中国鉄路では、本日10月26日に上海~杭州間160キロを最高速度350㌔、所要時間45分で結ぶ「滬杭城際鉄道」が開業しました。
現地の朝のニュースでは、上海虹橋駅から中継で大々的に報じられています。7月に開業した上海~南京間300キロの「滬寧城際鉄道」に続いて第5番目の中国版新幹線となります。

21日に伊丹空港から、新しくなった羽田国際空港ターミナルで乗り継ぎ北京に降り立ちました。約6ケ月ぶりに大地ですので、あちこち鉄道の旅を楽しみたいと、北京駅で切符窓口に並び第1候補のウルムチ行きの軟座寝台切符を取れましたが、復路切符が現地でないと取れません。国慶節も終わったので、比較的空いている時期なのですが、他の地区も同様で、結局北朝鮮国境の丹東にきています

これからは、10月8日に開業した瀋陽地铁の初乗車、再オープンしたと鉄路員が言う瀋陽鉄道博物館見学と、調兵山のSL撮影に行く予定です。 そして、南下して「滬杭城際鉄道」「滬寧城際鉄道」試乗のために上海を目指します。

今回も毎日が出会いとハップニングの連続です。また旅行記の詳細はご報告申し上げます。

2010年秋1番 Part3 水島臨海鉄道

10月4日
① 倉敷SH 2:40:→3:00 川鉄前車庫 3:10→3:30 球場前駅 3:40→4:00 倉敷SH
② 倉敷SH 6:10→6:40 球場前駅付近 7:30→7:50 浦田駅~弥生駅間
③ 浦田駅~弥生駅間 8:40→8:50 川鉄前車庫9:00→9:30倉敷市駅

ガラガラの国道を約10分も走りますと、水島色の2両と、2002年9月1日に赤穂線開業40周年を迎えた折にJRに貸し出され、国鉄色に塗り替えられた2両が車庫にいました。これで一安心です。

この日の運用は、
① 三菱自工前 6:46→7:12 倉敷市 7:18→7:44 三菱自工前
② 三菱自工前 7:49→8:15 倉敷市 8:20→水島8:46
以上の2往復が予定されていましたので、1番列車は球場前駅~西富井駅間の大築堤で撮ろうと、ロケハンにも向かいました。
今日は、ホテル自慢の無料の美味しい朝食は、6:30~8:30までなので、丁度撮影時間で食べられません。仕方なくコンビニでサンドイッチを買い、ホテルの部屋で食べながら、先日乗車時に撮った走行ビデオを見て、撮影候補地を確認して出発準備をしました。

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2010年秋1番 Part2 片上鉄道柵原ふれあい鉱山公園

① 10月2日 長岡京21:30(中国道)→22:50加西SA (約100キロ)
② 10月3日 加西SA 6:00(中国道・播但連絡道)→6:40生野駅 (約31キロ)
③ 「道の駅あさご」 12:20(播但道・中国道)→14:20「片上鉄道柵原ふれあい鉱山公園」 (約120キロ)
④ 「片上鉄道柵原ふれあい鉱山公園」 16:20(山陽道)→18:30倉敷SH (約100キロ

キハ181系「特急はまかぜ号」と彼岸花とのツーショットも撮れたので、今日の目的は達成と納得して、雨の高速を「片上鉄道柵原ふれあい鉱山公園」へと向かいました。

恥ずかしながら片上鉄道は、和気駅で車両を見るのみで、営業中に乗ったこともなければ、撮ってもいません。総本家さんは、何回か来たと話してくれましたので、目的地は熟知していると思っていましたが、やはり約40年前の記憶は沿線風景も変わっていて、確認できず近くに来ても迷走です。仕方ありません。いつものように嗅覚と勘を頼りに辿り付きました。
▲ 入場料は、200円。これで何回もDC乗車できます。保存費用もかかりますので、安すぎます。500円以上は取っても良いのではと思いました。

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2010年秋1番 Part1 播但線を訪ねて

102 長岡京2130(中国道)→2250加西SA (約100キロ)
103 加西SA 600(中国道・播但道)→640生野駅 (約31キロ)
「道の駅あさご」 1220(播但道・中国道)→1420「片上鉄道柵原ふれあい鉱山公園」 (約120キロ)
「片上鉄道柵原ふれあい鉱山公園」 1620(山陽道)→1830倉敷SH (約100キロ)

今年の夏は本当に暑かった。そして長かった。家庭事情が突発し、長旅が出来ず「青春18きっぷ」を使って、秋の撮影ロケハンのために紀勢、福知山、播但、姫新、伯備、吉備線のローカル線や御坊、井原、水島臨港鉄道への日帰り乗車を続けていましたが、この程度では、ストレスは溜まるばかりで身体の健康上良くありません。

そろそろ短期間なら行けそうな状況となりましたので、北海道へ一緒に行った「総本家」さんと、毎月1回第1日曜日に保存会の手によって動態保存運行されている「片上鉄道」の様子を見に行こう。途中で播但線も撮りたいと計画していましたら、翌月曜日に「水島臨港鉄道」のキハ20形が沿線の修学旅行のために4両が定時列車として運行されるとの美味しい話が聞こえてきましたので、これも行かねばと話がまとまりました。

土曜日自宅で夕食を済ませてから「ぶんしゅう7号」にて、中国道を走り「加西SA」で、車中泊。翌朝夜明けに播但道を走り生野駅へと向かいました。生野駅からは、線路に沿った側道を走り定番の撮影地に着きましたが、天気予報どおり曇り空です。山間とあって、増感をしないと的確なシャッタースピードを得られません。

▲ 7:42 寺前発和田山行き1225D、キハ41-2003。
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とほほ… 馬路村の魚梁瀬森林鉄道行けず

話は、今年京王百貨店で開催された「第45回 目指せ!駅弁日本一」というTV番組を見たことから始まります。その中で注目したのは、「馬路村の村おこし弁当」です。なぜに鉄道もない高知県山奥の馬路村から駅弁が、それも由緒あるイベントの出展できたのかが不思議でした。早速インターネットで調べてみると、かつて「魚梁瀬森林鉄道」が走っていて、廃線後観光用のトロッコがあるのを知りました。駅弁はトロッコの「馬路温泉前駅」で、日曜日と祝日のみ、山の幸をふんだんに1000円で限定で販売しています。これは行ってみたい、食べてみたいと思い訪問リストにおいておきました。

http://keio-ekiben.cocolog-nifty.com/2010/2010/01/post-0c07.html

6~7月の北の旅路以降、家庭事情で長期の旅が出来ず、それではと短期でいける青春18切符や新幹線指定券等々を購入しズボンに入れていましたら、日頃から洗濯好きのかみさんの藻屑と消え、新たに購入せざるをえなかった不幸となりました。今までにもお札を洗濯され何度も体験しており注意していましたが、お札は結構丈夫で藻屑は免れていましたが今回は無理でした。

再度購入しての乗り鉄をしましたが、この程度では溜まったストレスは解消しません。ちょっと違って、近場でいけるトロッコはないだろうかと、先日、湯口大先輩と神戸でお会いできる機会を得て、四国高地の「魚梁瀬森林鉄道」をお聞きしました。私は行ったことがないが、友人が行った時は運休していて撮影出来なかったと聞いたと言われました。やはり、なぜに駅弁があるのかと不思議がっておられました。

これは是非に確かめたいとチャンスを待っていましたら、9月23日からの連休が高速1000円ディにもなっているので、家を出られると、最近話題の別子鉱山も含めての3泊4日車中泊の食料等の旅支度をして、「ぶんしゅう7号」の出発準備を整えました。
ナビもセットして道路公団にもTELをして坂出ICに0時以降に通過すれば1000円割引が適用されると確認して、準備万端、さて出発となりましたが、湯口大先輩とお話した折に友人が行ったが、運転していなく見ることが出来なかったとの言葉を思い出しました。

自宅から約400キロ余り約9時間をかけての訪問です。念のために馬路村観光協会に電話をしますと、「申し訳ありません。1週間前から機関車の故障で運行していません。夏休みは元気でしたのですが、過労です。運行開始の見込みはたっていません。インクラインは運行していますがどうでしょうか。」との返事です。今、運転席でエンジンキーを回そうかとしていた状態でしたので、言葉を失いました。
湯口大先輩に電話しますと、ご友人の方は、まだ森林鉄道が営業している数10年前に、船・鉄道とバスを乗り継いで山奥に行かれたそうです。それはさぞかし大変な旅だったと思います。そして、運行していなかっただけでなく機関車は車庫に入っていて見ることも出来なかったそうです。それと比べれば、まだ行く前に分って良かったね。お酒でも飲んで忘れましょうと、慰められました。ご友人の落胆とは比較も出来ない程度でしょうが、ショックです。

今年の秋は、湯口大先輩お薦めの紀州鉱山トロッコや天川村のモノレール訪問等を予定しております。乙訓の老人、総本家さんともご一緒します。ご希望の方がおられましたら、ご連絡ください。