続・ユースで巡った鉄道旅 -5-

「南近畿周遊券」を使った本テーマの昭和46年7月の旅は、もう少し続きます。ただテーマであるユースの宿泊は、前項(4)で終わっていて打ち止めのはずでしたが、意外なな(?)紀勢本線への反応で、多くのコメントをいただました。そこで、ユース宿泊は無いもののの、この旅の最後まで載せることにしました。

前項の岩代付近の海岸沿いの撮影は、真夏のカンカン照りのなかの撮影、ノドの渇きと空腹で、途中で投げ出してしまい、早めに紀伊田辺へ。一服してから、紀伊田辺機関区へ向かった。準特急さんのコメントにも応答したが、機関区の背後に、住宅の建っている丘があり、そこから機関区全体が見下ろせる。庫は木造の貧相なもので、蒸機は、ほとんど扇形線に留置されている。車両基地を俯瞰で写せるのは珍しく、居並ぶC57・C58の集煙装置の構造もよく観察できた。

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 新緑の京都をめぐる (2)

嵐電を写すために嵐山まで来たついでに、山陰本線(嵯峨野線)にも寄ってみることにしました。嵯峨野の竹林のなかにある野々宮踏切へ、観光客に囲まれて向かいます。この踏切は、50年前にはC57を求めて通ったり、最近では、湘南色の113系が見られなくなるというので何度か訪れていましたが、それ以来の久しぶりの訪問となりました。竹林やそれに続く小倉山も新緑に映えている。通り過ぎる列車は、残念ながら無表情な車両ばかり。城崎温泉行き「きのさき9号」。

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 新緑の京都をめぐる (1)

“3年ぶりの行動制限のないGW”の惹句が、テレビに躍っています。高齢者にとっては、縁もゆかりもない、ただの5月上旬に過ぎないのですが、憚ることなく外へ出られるのは、やっぱり嬉しいものです。4月のサクラの季節もいいのですか、この時期、新緑もいいですね。撮影の時も、デジカメの設定で彩度をちょっと上げてやると、あざやかな新緑が誰にでも撮れます。天気も良く、新緑に誘われて、高齢者もカメラ一台下げて混雑する街へと出かけて行きました。 例によって敬老乗車証をしっかり手に握りしめて、地下鉄「太秦天神川」へ。東へ歩き出すと、最初にやって来た嵐電が、この電車。“ラッキー”と、さらに東へ歩を進めた。

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話題の列車に乗車!

GW中の本日、新型コロナウイルス対策に十分努め、話題の新観光列車「あをによし」にDRFCOBの後輩と乗車して参りました。

今回、幸運なことに近鉄奈良発京都行きのチケットがとれました。おそらく、大阪難波発よりは近鉄奈良発の方がとりやすいかと思いますので、皆様方、ぜひともチャレンジなさってください。

スナックカーの面影はあまりございませんが、一度は乗車してほしい列車です(方向幕、乗り心地はスナックカーです)。物販スペースがあるので、実質、スナックカーの復活といってよいのでしょうか。

天候にも恵まれ、久しぶりに「鉄分」をたっぷりと補給できた一日でした。

近鉄京都駅到着後に撮影。スナックカーの面影はあまり感じられない。

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21年前の近鉄生駒線王寺駅の写真

 以前からきれいに改築される前の近鉄生駒線王寺駅の写真がないか探していたのです。なぜかというと信貴生駒電鉄として王寺と信貴山下間を開業したときの建物をそのまま使用していたのではないかと思っていたので本当にそうなのか確認したかったのです。ちょっと断定するには自信がないのですがほぼ、そうだと考えています。その写真が見つかったのです。家族写真のネガを整理するために調べていたら出てきました。最後のコマだったので余ったから撮ったのでしょう。それが以下の4枚です。

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