八月だ、もっと熱くなろう!赤道直下のインドネシアSL撮影の旅 Part7 PG.SUMBERHARJO(スンバルハルジョ製糖工場)

神谷武志企画のテレマカシーツアー  第4日目 8月7日 2の2



▲ 9:36、機関庫から1kmほど離れた所にある指令所に到着しました。ここは工場の敷地のはずれにあり、鉄道の運行を管理しています。しかし、遠くにDL9号機とローリーがいるだけです。このローリーに積んだサトウキビは、O氏が言われていた、運搬途中で落下したのを拾い集めたものなのですね。

▲ 指令所内に入った神谷隊長とO氏は、今日の運行予定について指令官から聞かれています。 
私は初めてですので、サッパリ分かりませんが、これから何時どこに行けば神谷隊長が思われているショットを撮れるかの大事な打ち合わせのようです。分からないなりにも聞いておけば、その内には分かるかもと聞き入りました。

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八月だ、もっと熱くなろう! 赤道直下のインドネシアSL撮影の旅 Part6 PG.SUMBERHARJO(スンバルハルジョ製糖工場)

神谷武志企画のテレマカシーツアー  第4日目 8月7日 2の1


▲ 昨夜から宿泊しているペカロンガンのホテルニルワナ(Hotel Nirwana Pekalongan)で、朝食後いつものように6時半過ぎに出発しました。丁度、町は通勤と通学ラッシュです。白いヒジャブを被っている子もいました。ヒジャブは、イスラム教徒が、髪を隠すためのベールです。
踏切も渡りますが、インドネシア鉄道の注意マークはペケ2つです。

7:53、スンバルハルジョ製糖工場に着きましたが、工場前の線路には、空ローリーが留置され、サトウキビを満載したトラックが荷降ろしの順番を待っていました。

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八月だ、もっと熱くなろう!赤道直下のインドネシアSL撮影の旅 Part5 PG.SUMBERHARJO(スンバルハルジョ製糖工場)

神谷武志企画のテレマカシーツアー  第3日目 8月6日 2の2

▲ 12:00、計ったような時間に、定番メニュー昼食が始まりましたが、その中でもこのスープは絶品です。ビールが主食の方が多い軍団ですが、これだけは唸らせました。 続きを読む

八月だ、もっと熱くなろう! 赤道直下のインドネシアSL撮影の旅 Part4 P.G.PANGKA(パンカ製糖工場)

神谷武志企画のテレマカシーツアー  第3日目 8月6日 2の1


今日の午前中は、昨日に引き続きパンガ製糖工場での撮影、午後からはスンバルハルジョ製糖工場へと向かいます。


▲ 朝は6時にホテルのレストランに集合して、朝食はインドネシア風のバイキングです。お粥やスープもありましたので、ガッチリと食べました。

▲ お食事中に話題になったのは、部屋の天井の矢印と、カーテンボックス上にお菓子の袋が放置してあるとの事でした。矢印は、イスラム教徒の多いインドネシアですので、メッカの方角を指している”キブラ”と分かりましたが、お菓子の袋が分かりませんでした。食事の後で見てみるとありました。芳香剤です。思わぬ所に置いてあるので間違いますね。


▲ 7:26、昨日同様に工場前の踏切からの撮影開始です。2号機が回送されてきました。
集積場ヤードでは、丹念にポイントやレールぎわに落ちたサトウキビを取り除いて燃やしています。シュガートレインは、ローリーの脱線が多発するほど、上下左右の揺れが大きく、積んだサトウキビを落下させながら走っていきます。レール上に覆いかぶったサトウキビを踏みながら走りますが、ポイント部分では、重いSLでも脱線しますので、取り除かなければなりません。

▲ 今朝はまだサトウキビを運搬するトラックの到着が遅いのか、ローリーへの積み替えが進まず、発車はまだのようです。

猛者軍団もSLが走らないので、ゆっくりと時が来るのを待ちます。


 ▲ SLの牽引するシュガートレイン撮影が目的でしたが、DLも年代物の珍しい機関車が多く、これを見るのも楽しみでした。日本に走っていましたら、SL同様に追い掛け回されるヨダレの出る、車両です。

7:46、次はDL12号機が空車を牽引してきました。
1950年、ドイツSCHOEMAの製造です。

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八月だ、もっと熱くなろう!赤道直下のインドネシアSL撮影の旅 Part3 P.G.PANGKA(パンカ製糖工場)

神谷武志企画のテレマカシーツアー  第2日目 8月5日 2の2


午前中の撮影は終了です。昨夜、ホテルには深夜到着で、朝は皆さん5時過ぎには起きられたようですので睡眠不足です。皆さんの体調を案じての神谷隊長の心遣いで、泊まっているホテルに一旦戻っての昼食。食後は、シャワーとお昼寝タイムとなりました。私は初めてのインドネシアとあって高ぶっておりましたので、ホテルのプールでひと泳ぎしました。後は落ち着いたのか、心地良くなってプールサイトのチェアーで、監視員の方から起こされるまで眠ってしまいました。


▲ 15:36、再び戻ってきたパンカ製糖工場の機関区。午後からの斜光がス3号機にスポットライトを浴びせていました。バックにおいてあるのは、サトウキビの絞りかすの”バカス”です。他の工場では、マキを燃料にしていますが、ここではバカスを主に使っていますので、火の粉がよく排出されます。夜はすばらしく、通称”花火”といわれていて、ここを訪れる鉄ちゃんの憧れになっているそうです。

これより夜まで、2号機をチャーターしての撮影開始です。民家の立ち並ぶ、工場ヤードの引き揚げ線の先方向に向かいました。


▲ ここまでトレインが来るのは珍しいのか、住民の皆さんも出てきて走行を見守ります。猛者軍団は連写で答えます。カメラ2台が見える奈良からお見えのW・Jさんは、ずっしりと重そうな背中のカメラバックに、6×7の他に3台、合計5台ものカメラを持ってきておられました。なんと重量は25kg以上とか、体力勝負の撮影でもあります。


▲ 猛者軍団は、2号機と不安定な空ローリーに乗って、集積場ヤードの先へと向かいます。

▲ 行ける所までと来ましたが、ここから先は線路が埋もれていてダメです。神谷隊長は、もう少し先ならバナナ林で良いロケーションなのにと残念だと申されていました。ここより少しヤードに戻して、夕陽が沈むのを待ちました。 


▲ 16:58、陽はまだ高かったのですが、機関車に近づいて夕陽を入れてみました。

▲ 17:22、特殊フィルターをお借りして撮りましたので、狙っていたショットには近くなりました。

▲ 17:44、陽が沈んだ後も残像を求めてみましたが、日本のような綺麗な夕焼けにはなりませんでした。

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八月だ、もっと熱くなろう! 赤道直下のインドネシアSL撮影の旅 Part2 P.G.PANGKA(パンカ製糖工場)

神谷武志企画のテレマカシーツアー  第2日目 8月5日 2の1


▲ 昨日は、闇夜の中を走行していましたので、どこへ向かっているのか初めてで分かりませんでしたが、ジャカルタから東へ約200キロ余りを移動しました。宿泊したホテルは、テガル駅から近いBahari-inで連泊となりました。 続きを読む

八月だ、もっと熱くなろう! 赤道直下のインドネシアSL撮影の旅 Part1 巨匠 広田尚敬先生も参加された、神谷武志企画 テレマカシーツアーの旅立ち

最近、海外鉄道撮影に同行させていただいておりますO氏より、海外鉄道撮影では名高い神谷武志さんがインドネシアのサトウキビを運ぶ蒸気機関車撮影ツアーを企画されておられるので行ってみないかとお誘いを受けました。

若かりし頃はアウトドアが大好きで、家内と子供たちをワゴン車に乗せて毎月数回はオートキャンピングに出かけていました。特に夏は毎年、鳴き砂で有名な丹後半島琴引浜でのテント生活を1週間も続けるほど熱くなっていましたが、老いるとともに、茹だる暑さと蚊が苦手になってきました、ひ弱な私です。
最初は、乗り気はなかったのですが、この時期のネシアは、乾期で蒸し暑さも少なく、蚊も日中は行動しないと聞き、クーラーの効いた部屋に引きこもり生活では身体に悪いだろう。八月は高校球児と同じく熱くならなければとならないと思い直して、O氏に参加の意思を伝えました。

7月5日、渋谷で壮行会が開催されましたので行ってみますと、何と巨匠の広田尚敬先生が参加されておられてビックリしました。他の参加者の方々も海外鉄道撮影のベテランばかりで、頼もしい猛者集団です。これは前回の小竹直人先生企画ツアーに続いて、すごく勉強になるなあと期待が一気に膨らみました。


約18,100の大小の島々からなる、世界最大の群島国家インドネシア。人口は3億3,000万にもなるそうです。
イスラム教徒が多く、訪問しました時期は丁度日の出から日没まで断食する ラマダン(2012年は7月20日~8月18日)でした。


第1日目 8月4日

① 長岡天神 6:20(阪急)→6:47 十三 6:51→7:01 蛍池7:06(大阪モノレール)→7:09 大阪空港
② 伊丹 8:15(JL3002)→9:35 成田 10:50(JL725)→16:35ジ  ャカルタ
③ ジャカルタ空港17:20 (チャーターバス)→18:00 GAMBIR駅
④ GAMBIR(ガンビア)19:30(36列車)→23:33T EGAL(テガール)
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