佐竹さん 三陸鉄道運転再開に立ち会う

報告が遅れたが、佐竹保雄さんが、このたび発行の「レイル」91号に、今年4月に運転を再開した三陸鉄道南リアス線の開業レポートを、写真とともに載せられている。

IMG_0058sy佐竹さんは昭和50年12月の室蘭本線で、最後の蒸機客車列車を撮ってから、日本の鉄道の撮影をしていない。運転再開の撮影は、40年ぶりの日本の鉄道の撮影となった。雪の残る肌寒い吉浜駅で、大漁旗で迎えられた祝賀列車を撮影するため、奥さまらとともに、2時間も前から場所取りをされたと言う。

三陸鉄道南リアス線の開業に立ち会うこととなった契機は、クローバー会も後援して、ことし3月に開かれた「東北を旅して その6」。奥さまらが被災地訪問を続けられているなかで、三陸鉄道の運転士と知り合いになり、このイベントでも、運転士撮影の優れた写真を多数展示し、来場客からも大きな反応があった。そして、以前にも本欄で紹介した、山田線大槌駅付近の写真が、大槌町長の目に止まり、奥さまが大槌町へ贈呈され、元気だった時代を偲ぶ大槌のシンボルにしたいと地元で大きな話題になった。

この二つが起因となって、佐竹さん自身が、三陸鉄道全線開業の日に、開業の立会いと、大槌町訪問の旅に出られることになった。夜行バスに初めて揺られるなど、過酷な7日間の旅だったが、佐竹さんは元気で旅を続けられた。この内容が、真摯な佐竹さんらしい文脈で綴られている。また第二章として、昭和43年に初めて佐竹さんが山田線を訪れて撮られた記録も写真ページで構成されている。

まだ鉄道への情熱を持ち続けられている佐竹さんの一端を知ることになった。また、同号には、伊香保電IMG_0059sy車27号の復元、顛末記も載せられている。伊香保電車27号と言えば、本欄で、乙訓老人や西村さんが紹介された渋川市の医院の庭に保存されていた車両で、このたびブリル製の単台車も付けて完全復元され、市内の公園に保存されている。

記事のなかには、鉄道復興のシンボルとして、大槌町役場に飾られたクローバー会会員の撮影した大槌駅付近の写真も載せられている。

 

三陸鉄道 北リアス線

4月1日からのNHK朝ドラで有名になった久慈駅と三陸鉄道北リアス線の車両達です。ご覧ください。

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夕方の三陸鉄道 久慈駅の外観です。隣のJR久慈駅は工事中でした。

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内部です。ドラマに出てくるセットとそっくりです。(セットがこれとそっくりと言うべきでしょうか) 大きなポスターが貼られています。このポスターが町中に貼られ 「あまちゃん」人気が盛り上がっています。

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八戸線のキハ40 524+キハ48 1508+キハ40 551の3連を受けて久慈18:15で田野畑へ出発した916D キハ36-202です。
今年は桜の開花も遅かったようで ちょうどチューリップが満開でした。

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駅の先の車庫にはキハ36-207と36-602+36-601 36-208が留置されています。
キハ36-207はドラマに出演した車両だそうです。

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915Dで18:54到着、918Dで19:25発 田野畑行きのキハ36-101です。
三陸応援メッセージが書かれています。

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久慈駅を発車し車庫の横を抜けた所の鉄橋を渡り 次の駅 陸中宇部へ向かうキハ36-101です。

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駅のホームの横に留置されていた キハ36-1107です。いい顔ですね。

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三日月とキハ36-1107 キハ36-1103 旧色に戻されたJRキハ40 590です。

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夜の久慈駅に佇む JR八戸線 キハ40 551+キハ40 590+キハ48 1548の3連です。
当時はあまり興味の無かった色ですが、JR後さまざまな色になったキハ40系も今となればこの色が一番似合うなと 最近思うようになりました。

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翌5月17日の朝 久慈5:26発田野畑行き902Dのキハ36-202+36-101+36-207 (田野畑側)です。前2両は幌で結ばれています。

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先ほどの後ろ1両 キハ36-202が普代で切り離され久慈6:39到着の901Dで戻ってきました。
そろそろ新緑がきれいです。

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折り返し久慈6:55発904Dのキハ36-202に乗り田野畑へ向かいました。
トンネルを抜けた野田玉川駅で 903D キハ36-101+36-207の2連と行き違いです。

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このころ乗っていたのは 運転席の後ろに山形から来られた孫連れのご夫婦と地元の男の子と私、客席に女性一名の6名でした。久慈発車時満員だった高校生は陸中野田駅で降りてしまいましたので。

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途中 堀内駅でのスナップです。先ほどのご夫婦のリクエストで30秒+αの停車での撮影会でした。きれいな海です。

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田野畑駅に7:38到着です。この先2駅間は来春開通だそうで それまではバス連絡です。
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小本行きの岩手県北バスです。

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立派な小本駅です。キハ36-101と同じように応援メッセージが書かれています。中で応援グッズも売られていました。かわいいキティちゃん付きのキハのストラップを買ってきました。

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駅の応援メッセージです。手書きできれいに書かれていました。

8:10発のバスに乗り小本へ向かいました。乗客は10数名です。

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間もなく小本駅、8:40に着きます。右が宮古方面です。pict-三陸18
小本 8:50発の804D キハ36-109です。久慈方のトンネル入り口にキハとラッセル車が止まっていました。小本、宮古間は車庫もなく整備はここで行っているのでしょうか?
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9:23に宮古到着です。
増結予定のキハ36-102が待っていました。

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9:31にJR宮古駅から山田線上り盛岡行の快速が発車していきました。

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三陸鉄道 宮古駅です。
以上 三陸鉄道北リアス線でした。途中に見えたきれいな海、一部の新しい線路、運転手や駅の人たちの頑張りと明るい笑顔が印象的でした。また機会があれば訪ねたいと思っています。
犬伏