京成電鉄 創立100周年記念列車Ⅱ

京成電鉄は創立100周年記念行事の一環として、3300形4両1編成(←上野 3324-3323-3346-3345)を往年の赤電塗装に変更して8月25日より運用を開始した。今回は前回の青電の時のようなイベントは実施されず、通常の4両編成の運用に入った

9月5日(土曜日)都心に出かける時、たまには京成で行こうと思い、京成金町駅から3501編成に乗車した。あわよくば「赤電編成」が撮れるかもしれないという下心もあり、もう一本の編成を確認するため、一旦次の柴又で下車したが、やはり3500形の3592編成であった。高砂で乗換えのため上りホームで待っていると、「次の各駅停車津田沼行は4両編成で到着します」の下りホームのアナウンス。直ぐにモハ3345を先頭に赤電の4連が到着したので慌てて撮影した。特に急ぎの用事でもなかったので、次の特急に乗れば途中で追い越してもう一度撮れるだろうと思い成田空港行特急に乗車。車内は大きな荷物を持った海外旅行客が結構乗っており満員の盛況であった。最初からエコノミーに行こうとする人やスカイライナーの通らない都営浅草線、京浜急行沿線から青砥で乗換える人が結構いるようである。東中山で「赤電」を追い抜き、津田沼で再度撮影した。津田沼到着後の運用を見ていた処、客扱いを終えると上野寄りの引上げ線に移動し15分後に「回送」で成田方面に行ったので、宗吾検車区に入庫したものと思われる。その間に千葉方面から「青電」編成がちはら台行で到着した。

 

上り電車を待っていると「赤電塗装」の3345-3346-3323-3324が普通津田沼行で来た。

 

津田沼駅に進入する赤電編成

 

津田沼到着後は一旦上野寄りの留置線で引上げ、回送で宗吾検車区に入庫した。

 

塗装変更前

 

青電編成(3356-3355-3354-3353)

3300形の現状

4両編成8本に組まれて金町線、千葉線の津田沼~ちはら台間、本線の上野~津田沼間の各駅停車で使用されている。金町線は昼間20分間隔で1本の列車で折返運転を行っており、走っておればゆっくり撮影できるが、ここ数カ月の土日は3500形のことが多い。千葉線は10分間隔であるが新京成から乗り入れる松戸~千葉中央間と津田沼~ちはら台間が交互に運転されており両方の撮影ができる。但し、新車の3000形も入っている。いづれにしても「赤電」「青電」ともども、休日や昼間の撮影は運次第である。

車齢が40年になるので引退が近いが、来年度の新車は成田空港新線関連の車両のため、もうしばらくは健在と思われる。また、北総鉄道にリースしている車両は、カメラを持っていない時に限って走っており撮影は運次第である。こちらもあと2年位は健在であろう。

編成表

←千葉、成田          上野、押上→

3301-3302-3303-3304

昭和43年11月東急車両)

3309-3310-3311-3312

(昭和43年11月日本車両)

3341-3342-3319-3320

(昭和47年2月汽車)(昭和44年12月日車)

3333-3334-3343-3344

(昭和46年2月東急)(昭和47年2月汽車)

3345-3346-3323-3324(赤電塗装)

(昭和46年10月日車)(昭和45年12月日車)

3337-3338-3347-3348

(昭和46年2月東急)(昭和46年10月日車)

3349-3350-3327-3328

(昭和46年10月日車)(昭和45年12月汽車)

3353-3354-3355-3356(青電塗装)

(昭和46年10月汽車)(昭和46年10月汽車)

北総リース車(下段は北総鉄道での車号)

3305-3306-3307-3308

(昭和43年11月日本車両)

(7261-7262-7263-7264)

3313-3314-3315-3316

(昭和43年11月汽車会社)

(7265-7266-7267-7268)

 

トップナンバーの3301編成は昭和43年製で車齢は41年になる。

上/津田沼 下/柴又

 

金町~柴又間を走行する3309編成(3309~3312)

金町~柴又間は、明治32年帝釈人車軌道として開業し、明治45年4月京成電鉄に譲渡された区間である。

 

柴又駅に停車中の3341編成(3341-3342-3319-3320)

金町~柴又間を走行する3341編成

金町線はこの区間が単線で金町駅が棒線の行き止まりのため、平日ラッシュ時10分間隔、昼間20分間隔で運転されている。